BEENOSの投資先、トルコNo.1のオンライン決済サービス「iyzico」がグローバルなフィンテック企業「PayU」の完全子会社に
BEENOSが保有する「iyzico」の全株式を「PayU」に売却
BEENOS株式会社(東証一部3328、東京都品川区 代表取締役:直井 聖太、以下「BEENOS」)は、当社の投資先で、トルコ最大手のオンライン決済サービスを運営する「iyzico(イージーコー、URL:https://www.iyzico.com/ )」の全株式を南アフリカのインターネット&メディアコングロマリットである「Naspers(ナスパーズ)」の子会社でフィンテック事業を統括する「PayU(ペイユー)」に売却することを決定しました。なお、PayUはiyzicoを1億6,500万米ドル(約180億円)で取得し、100%子会社化することを6月11日に発表※しております。
※PayUの発表
PayU acquires Turkish digital payments provider iyzico in journey to becoming world’s number one fintech investor
URL:https://corporate.payu.com/press/payu-acquires-turkish-digital-payments-provider-iyzico-journey-becoming-worlds-number-one
iyzico は、トルコのEコマース事業やマーケットプレイスなどを対象に、安全・簡単に導入することができる包括的オンライン決済ソリューションを提供しています。トルコの公的機関である銀行調整監視機構から、最高ランクのセキュリティであることを認定されており、導入事業者の初期投資を抑えながらも、決済に関わる多様なオプション(売上分析、不正利用防止対策など)を提供することで、トルコのインターネットビジネスに欠かせないインターネットインフラ企業の一つになっております。
現在では、約3万のEコマース事業者や300以上のマーケットプレイスに出店している40万以上のセラーに利用されています。その中にはAmazon、NIKE、H&M、ZARAといった世界的な企業やブランドもあり、iyzico はトルコにおけるパートナーとして選ばれソリューションを提供しています。
今回iyzicoがPayUの100%子会社になることで、PayUはトルコの決済業界における確固たるポジションを確立するとともに、ヨーロッパ、中東、アフリカにおける決済事業の規模拡大と効率化を目指します。
BEENOSは、iyzicoの設立初期である2013年6月に投資し、今回の売却前の出資比率は1~5%内です。
当社は、トルコにおいてクレジットカード決済、物流等のインフラ整備も進んでいること、ならびにインターネットショッピング市場も大幅に拡大していることなどから、2013年よりトルコのインターネット市場に注目してまいりました。また、主に新興国におけるマーケットプレイスやオンライン決済企業の起業家ネットワークの構築を図る中で、iyzicoの成長性に期待し出資をいたしました。
当社は、引き続き新興国のマーケットプレイスやオンライン決済企業並びに専門分野に特化したバーティカルなマーケットプレイスに注目するとともに、当社グループ事業との連携によるシナジー効果の発揮を図り相互の可能性の拡大を目指してまいります。
※()内は、1米ドル=108円の換算
※本リリースはPayU発表のプレスリリースをもとに記載しております。