2018.08.16 
2018.08.16 

BEENOS、ベトナム最大のCtoCマーケットプレイス「Sendo」に、
ソフトバンクグループのソフトバンク・ベンチャーズ・コリアなどと共同で総額5,100万米ドル(約56億円)出資することを合意

BEENOS のクロスボーダーE コマースとの事業連携も視野に

BEENOS株式会社(東証一部 3328、本社:東京都品川区、代表取締役:直井 聖太、以下:BEENOS)は、SBIホールディングス株式会社、econtext Asia Limited(香港)、BEENEXT、ソフトバンク・ベンチャーズ・コリア、大和PIパートナーズ株式会社、SKS Ventures(台湾)、FPTグループ(ベトナム)と共同で、ベトナムC2Cマーケットプレイス最大手である Sen Do Technology Joint Stock Company(Sendo)の、総額 5,100万米ドル(約56億円)相当の第三者割当増資を引き受けることを合意いたしました。今回、Sendoが調達する金額は、ベトナムスタートアップの資金調達としては最大級となります。
BEENOSは、SBIホールディングス株式会社、econtext Asia Limitedと2014年12月にSendoに共同出資をし、FPTグループと共にSendoを合弁事業化しております。今回のSendoへの出資はBEENOSとしては追加での出資となり、出資比率は追加出資の前後ともに5~10%内です。


  1. Sendo について
    Sendo(https://www.sendo.vn/)はFPTグループの一事業として2012年のサービス開始以降、個人や中小規模の商店に広く開かれたオンラインマーケットプレイスとして成長を続け、現在ではベトナム63省で約30万人の売り手が1,000万点を越える商品を販売しており、年間換算流通総額が3.3億米ドル(約370億円相当)となるベトナム最大手のC2Cマーケットプレイスに成長しております。現金決済が主流であったベトナムの商慣習に合わせて、開業当初は大手物流業者と組んだ代引決済の仕組みをいち早く取り入れ、また2015年以降はオンライン決済事業免許を保有する子会社のSenPayを活用したモバイルウォレット機能を提供するなど、急速に進歩する各時代に即したサービスを提供することで、地方都市含めたベトナム全土にて広く利用されております。今回の調達資金はSendoのさらなる事業成長資金として活用されます。同社は今回の調達資金により、既存のC2CマーケットプレイスSendoを拡大するとともに、B2CマーケットプレイスSenMallの立ち上げ、SenPayを通じたオンライン決済サービスの強化を計画しています。Sendo社は、同社のプラットフォームでの流通総額を2020年には10億米ドル(約1,110億円)以上にするという中期目標を掲げており、その目標に向けて順調に推移しております。

  2. 追加出資の背景
    BEENOSは、モノ・人・情報を「日本から海外へ」、「海外から日本へ」と双方向に繋ぐグローバルなビジネス展開を強みとしており、越境EC関連サービスの運営、インバウンド需要を見込んだ日本独自のコンテンツ商材の企画・開発、そして世界11カ国80社以上の企業への出資を行っています。
    ベトナムの2017年のEC市場は22億米ドル(約2,400億円)で、2026年には300億米ドル(約3.3兆円)になると予想されています※。このようなベトナムEC市場の伸びと、Sendoのフィンテックも含めたプラットフォーム上での価値向上の可能性を鑑み、BEENOSは追加出資を決定いたしました。今後、BEENOSは19年のECノウハウ・知見を活かし、SendoとのクロスボーダーECを通じた事業連携やECに関連するナレッジ共有・技術連携を含め、株主かつ戦略パートナーとしてサポートしてまいります。
    ※Sendo調べ
    ()内は、1米ドル=111円換算