2019.11.20 
2019.11.20 

ベトナムのCtoCオンラインマーケットプレイス最大手である「Sendo社」がシリーズCラウンドにおける総額61百万米ドル(約66億円)の調達完了を発表

BEENOS株式会社(東証一部:3328、本社:東京都品川区、代表取締役:直井 聖太、以下BEENOS)の投資先で、ベトナムC2Cオンラインマーケットプレイス最大手であるSen Do Technology Joint Stock Company(Sendo社)は、シリーズCラウンドにおける総額61百万米ドル(約66億円)相当の第三者割当増資の完了について発表いたしました。


今回の投資ラウンドでは、創業投資家であるSBIホールディングス株式会社がリードインベスターとなり、同じく創業投資家のDigital Garageグループや当社に加え、新たにシンガポールEV Growth、タイKasikorn(カシコン) Bank、及び韓国Eugene(ユージン) Investmentが共同投資家として参加しております。
なお、当社は本ラウンドにおける出資を前期(2019年9月期)中に完了しており、出資比率は投資ラウンドの前後ともに5~10%内です。


1.Sendo社について

Sendo社は2012年のサービス開始以降、個人や中小規模の商店に広く開かれたオンラインマーケットプレイスとして成長を続け、現在では約50万人の売り手が1,700万点を越える商品を販売しており、年間換算流通総額が10億米ドル(約1,090億円)となるベトナム最大手のC2Cオンラインマーケットプレイスに成長しております。
Sendo社は、開業当初、現金決済が主流であったベトナムの商慣習に合わせて、大手物流業者との提携による代引決済の仕組みをいち早く取り入れ、また2015年以降はオンライン決済事業免許を保有する子会社のSenPay社を活用したモバイルウォレット機能を提供するなど、急速に進歩する事業環境に合わせ各時代に即したサービスを提供することで、大都市だけでなく、地方都市含めベトナム国内63地域、1,200万人以上の顧客に広く活用されるに至っております。
このたびの調達資金は、既存のC2Cオンラインマーケットプレイス「Sendo」の拡大、ユーザーエクスペリエンス向上のためのAI及びマシンラーニング(機械学習)を活用したソリューションの提供など、Sendo社のさらなる成長資金に充てられます。Sendo社は、同社のプラットフォームでの年間換算流通総額10億米ドル(約1,090億円)を超えるという中期目標を当初計画より早期に達成しております。
今後は「Sendo」上でローンや保険等の金融商品やホテル・航空券等の旅行サービス、並びにEラーニング等の教育コンテンツといった取扱商品・サービスの拡充と、売り手と買い手のみならず、物流業者および「Sendo」上でなされるオンライン決済サービスを初めとする金融サービスを有機的につなげる統合生態系を構築することで、収益の多様化の実現と、持続可能な成長を続けていきます。


2.追加出資の背景

BEENOSは、モノ・人・情報を「日本から海外へ」、「海外から日本へ」と双方向に繋ぐグローバルなビジネス展開を強みとしており、越境EC関連サービスの運営、インバウンド需要を見込んだ日本独自のコンテンツ商材の企画・開発、そして世界11カ国80社以上の企業への出資を行っています。
当社は2014年にSBIホールディングス株式会社、Digital GarageグループならびにベトナムFPTグループと共同で創業投資家としてSendo社に出資 しておりますが、ベトナムEC市場の伸びと、Sendoのフィンテックも含めたプラットフォーム上での価値向上の可能性を鑑み追加出資をいたしました。今後、当社は20年のECノウハウ・知見を活かし、SendoとのクロスボーダーECを通じた事業連携やECに関連するナレッジ共有・技術連携を含め、株主かつ戦略パートナーとしてサポートしてまいります。

()内は、1米ドル=109円換算