2018.05.17 
2018.05.17 

当社投資先でインド最大のオンライン自動車流通プラットフォーム「Droom(ドゥルーム)」がシリーズDラウンドで豊田通商などから3,000万米ドル(約33億円)の資金調達を発表、あわせて豊田通商と東南アジア展開強化のための基本合意も

BEENOS株式会社(東京都品川区 代表取締役:直井 聖太、以下:BEENOS)の投資先で、インド最大のオンライン自動車流通プラットフォームである「Droom(ドゥルーム)」を運営するDroom Technology Pvt. Ltd. (本社:グルガオン、創業者:Sandeep Aggarwal、以下:Droom)は、豊田通商やインド、日本、中国、香港、東南アジア各国の投資家から、合計3,000万米ドル(約33億円)の資金調達を実施したことについて発表いたしました。
また、豊田通商株式会社と、東南アジア展開を拡大・強化するための基本合意を行いました。


Droomは、新車・中古車(二輪車含む)の売買取引をはじめ、インド国内最大の自動車販売データの閲覧、整備・自動車保険・自動車ローン等、自動車に関連するサービスの利用・購入が可能な、インド最大のオンラインマーケットプレイスを運営する企業です。現在、急激に拡大する、インドのオンライン自動車販売市場におけるシェアの70%を誇り、年間の流通総額は7億米ドル(約770億円)、また、インド500の都市における25万社以上ものディーラーから提供される自動車は合計で35億米ドル(約3,850億円)と、自動車以外のインドEコマース市場全体でも、アマゾンインド等に続く第3位の地位を占めています。


今回の資金調達を経て、Droomは圧倒的な国内市場シェアの確立を図ると共に、インドに続き発展可能性の高い東南アジアへの展開、ならびにインドを代表するテクノロジー企業としてのAI・機械学習技術開発への注力と投資を積極的に行うことで、更なる事業規模の拡大を狙ってまいります。同社は、今年2018年の流通総額として、14億米ドル(約1,540億円)、そして2019年には35億米ドル(約3,850億円)の規模を目指しており、2019年末までのIPOを計画しています。


BEENOSは、Droomに対して創業当初の2014年7月より、初期出資およびその後の事業拡大のための戦略的なサポートを継続して行って参りました。インドの新車販売台数は、2017年に世界4位に浮上し、今後も益々拡大していくことと予測されます。その中で、自動車売買のオンラインマーケットプレイスは、日本をはじめ欧米でも、主要専門マーケットプレイスとしての成功事例が多数あり、インドでも、今後消費市場およびインターネット市場の成長とあわせて更なる期待ができる事業領域だと考えております。
なお、BEENOSは、Droomに2016年6月のシリーズBラウンドでも追加出資をしており、今回の資金調達後の当社の出資比率は5~10%内となります。


※()内は、1ドル=110円換算
※本リリースはDroom社発表のプレスリリースをもとに記載しております。


【Droom の概要】

  1. 社 名: Droom Technology Pvt. Ltd.
  2. 代 表 者(Founder & CEO):Sandeep Aggarwal
  3. 本社所在地:グルガオン
  4. 設 立 年 月:2014年4月
  5. ホームページ:http://droom.in/