BEENOS株式会社(東証一部 3328、東京都品川区 代表取締役:直井 聖太、以下「BEENOS」)の100％子会社であるBEENOS Asia Pte. Ltd.の投資先で、トルコのオンライン決済サービス「iyzipay（イージーペイ）」を運営する「iyzico（イージーコー）」は、シリーズCラウンドにおいて総額15百万米ドルの資金調達完了を発表いたしました。当ラウンドでは、Amadeus Capital Partners や Vostok Emerging Finance、既存出資者である世界銀行グループの国際金融公社（IFC）などが出資をしております。
BEENOSグループは2013年6月、シードラウンドで出資をしており、シリーズCラウンド後の出資比率は1～5％内となります。

• 「iyzico」について
  iyzicoは、トルコのEコマース事業やマーケットプレイスなどを対象に、安全・簡単に導入することができる包括的オンライン決済ソリューションを提供しています。トルコの公的機関である銀行調整監視機構から、最高ランクのセキュリティであることを認定されており、導入事業者の初期投資を抑えながらも、決済に関わる多様なオプション（売上分析、不正利用防止対策など）を提供することで、トルコのインターネットビジネスに欠かせないインターネットインフラ企業の一つになっております。
  拡大するトルコのインターネット市場も追い風となり、現在では1万を超えるEコマース事業者と、マーケットプレイスへ出店している約20万のセラーが登録しており、中東・ヨーロッパを中心に170カ国に及ぶ決済処理実績があります。今回の資金調達により、iyzicoは中東市場全域における重要なインターネットインフラとなることを目指しています。
  
  

  iyzico の概要

  • 社名： İyzi Teknoloji ve Ödeme Sistemleri Anonim Şirketi （iyzico）
  • サイト URL：https://www.iyzico.com/
  • 本 社：トルコ共和国 イスタンブール


• BEENOSの投資戦略について
  BEENOSは、トルコにおいてクレジットカード決済が一般化していること、物流等インフラ整備が進んでいること、そしてインターネットショッピング市場が拡大していることなどから、2013年5月にはトルコ最大の価格比較サイト「akakce（アカクチェ）」に、2013年6月にはiyzicoに出資をし、今後さらなる成長が見込まれるトルコのインターネット市場に着目してまいりました。
  また、オンライン決済サービス領域においては2012年1月にインドネシアの「PT Midtrans」、2013年11月にインドの「Citrus Payment」（2016 年 9 月、南アフリカのメディアコングロマリットであるNaspersグループが買収）、2014年12月にベトナムの決済サービス「Senpay」を有する「Sendo」、2015年1月にフィリピンの「Paynamics」に出資するなど、主に新興国を拠点としたオンライン決済事業会社のネットワークの構築も図ってまいりました。