デザイナーとしてサービスの一部だけでなくビジネスをデザインできる存在に挑み続ける

伊東 真吾 Shingo Ito
2015年 キャリア入社 WEBデザイナー

Profile

大学卒業後、音楽活動と並行しフリーランスデザイナーとして活動。BEENOS株式会社の前身である株式会社ネットプライスではアルバイト、業務委託として働き、2015年にtenso株式会社に入社。越境ECサービス「転送コム」「Buyee」の運営に携わる。その後、スタートアップを担うBeeCruise株式会社でデザインチームのディレクション、UI設計からデザイン、コーディング業務まで担当。2023年4月よりデザイン推進室を統括している。

入社のきっかけ WHY BEENOS 事業の中核に関わり、創り上げる楽しさを求めて

私が最初にBEENOSと関わるようになったのは、前身であるネットプライス株式会社からで、アルバイトとして入ったのがきっかけでした。その頃、私はバンドマンとして音楽活動をしていたので、アルバイトの一つという関わり方だったのですが、その後音楽活動を辞めてからはフリーランスとして自分の屋号を持ち、業務委託としてtenso株式会社でデザイナーをすることになりました。

tenso株式会社のサービス「転送コム」は小さな規模から始まった新規事業ということもあり、少人数で一緒に作り上げている感覚が強かったのですが、機能を追加する際など、業務依頼があったときにそこに至った背景なども知りたくなり、もう一歩事業に踏み込みたいと感じるようになっていました。もっとデザイナーとして上流工程から関わりたい、もっと事業の中核に関わりたいという気持ちが強くなり、今の上司の後押しもあり入社を希望しました。

BEENOSで働くことの魅力 ATTRACTION 自然とアイディアが生まれるBEENOSの文化が好き

tenso株式会社に入社後、同じタイミングで入社したデザイナーと一緒に手探りでチーム作りを進めました。転送コム、Buyeeの成長とともにデザイナーの人数も増え、外部の方も含めて10人規模のデザインチームとなりました。tensoデザインチームでは主に2つの業務があり、1つはサービス本体の開発に関わるデザイン業務、もう1つはキャンペーンやプロモーションに関わるデザイン業務です。

現在はその2つをユニット単位に分けて、それぞれチームで制作を担当しています。そして、私は今年から次の新たな事業を創造するBeeCruise株式会社へと移り、ここでもまた一からデザインチームを作っています。新規事業はとにかく進むスピード、展開が早く、刺激的です。新卒メンバーからのアイデアで生まれる事業もあり、そのチャレンジには全員でバックアップする体制(というか文化)ができています。もちろんエンジニアやデザイナーからのチャレンジも全然ありです。

「部署や役職関係なく、誰が何を提案しても良い」、それに対して社長を含め社員全員が耳を傾けてくれる、そんなBEENOSの文化が好きですね。とても魅力だと思います。

仕事に対する姿勢 STANCE お互いをリスペクトし学び合うチームでサービスをデザインする

社内でもチームの中でも年齢的に一番上になることが多いのですが、個人的には「学ぶ姿勢」を大切にしています。マネジメントやディレクションの業務が増えるとどうしても現場での質問に答えることやアドバイスができなくなり、「それはあの人に聞いて」と繋げることしかできなくなることも多くなります。ある程度は仕方ないことですし、きちんと繋いで解決まで導いてあげることが大切なのですが、やはり少人数のチームであれば、リーダーだとしても現場を知らないとチームを引っ張っていけません。だからこそ、自分でも必ずデザイナーとしての担当プロジェクトを持つようにしています。

エンジニア、デザイナーは技術やツールの移り変わりも激しいので、当然インプットも続けています。2017年から2018年にかけて、産業技術大学院大学の履修証明プログラム「人間中心デザイン」に通ってUXデザインの基礎を学んだり、最近では人事からの後押しもあって、デザイナーとしてnoteでアウトプットをしたり、現役であるための学ぶ姿勢は続けています。当然わからないことは若いメンバーにも教えてもらいますし、「伊東さん、ここ違いますよ」と怒られることもあります(笑) そのくらいメンバーとはフラットなコミュニケーションをとり、お互い学び合える関係を築いています。

チームメンバーに対しては、「ユーザー視点でデザインする」ということは強く意識してもらっています。デザイナーに限ったことではないですが、わかりやすく、使いやすくというユーザビリティの質を考えるようにしています。特にクロスボーダーの領域となると、いろんな国のユーザーがおり、いろんな背景がある中でサービスを利用していただいています。共通に同じ体験をするというのは難しいかもしれませんが、ノイズになるようなものは省くなどの調整や、誰でもわかりやすいというデザインを意識しています。一方で、キャンペーンなどのデザインでは、ターゲットとなる国の文化に合わせた見せ方も考えるので、デザイナーとしてユーザー視点は切っても切り離せません。

自分が自分の未来をデザインする NEXT STANDARD スペシャリストが集まるチームでサービスやビジネスをデザインする

目標と同じで、会社として目指すべきNextスタンダードがあって、それを実現するための部署の、チームの、個人のNextスタンダード…と繋がっていくものだと思っているのですが、新規事業の開発に日々携わっていることもあり、最近よく考えているのはチームや事業、プロジェクト単位でのNextスタンダードです。これを考えていると、それが会社の文化の一つである「自立和尊」にも繋がっていくなぁと思っていて。私が大切にしているのは、人が集まって構成されている会社である以上、「チームプレー」です。

先日、息子と一緒にあるeスポーツ大会の決勝戦を観ていても感じたことですが、そこでのチームプレーのレベルってすごいなと思いました。全員がスペシャリストで、自分にもチームにも責任を持っている。プレイヤー全員が良い意味でのプレッシャーも持ちながらプレイしていると感じました。もちろん高い次元になればなるほど、ミスがチームにとって痛手にもなりますが、そこをチームで助けることができたり、チームプレーだけど、ここぞというときに個人がぐっと踏み込んだ動きをすることで、全体が前に動いたり。後に続け!とチームで動く反応ができたり。そういうのってすごくワクワクします。スペシャリストたちが集まったチームプレーをBEENOSで実現していくことを「Nextスタンダード」にしていきたいですね。そして、強いチーム力を発揮しながら、もっとビジネスの中核に入っていけるデザインチームでありたいです。

チームとしては、まだまだ発展途上ですが、もっとビジネスを生み出すところである上流工程から関わるデザインチームを作りたいと考えています。サービスの一部をデザインするのではなく、ビジネスをデザインするような存在を目指したいです。

※インタビュー内容は取材時点のものです。