世界を舞台にビジネス構築をし続け、世界中に大きなインパクトを

佐藤 星 Sei Sato
2009年 新卒入社 サービス企画・新規事業企画

Profile

大学在学中より、BEENOSで事業構築に携わる。2009年4月にBEENOS(当時ネットプライスドットコム)入社後は、設立直後のtenso(当時転送コム) に配属、事業立ち上げに関連するオペレーション、CS、営業、アライアンス構築、デザイン、マーケティングなど様々な業務に携わる。
2012年、新規事業のBuyeeの立ち上げに携わり、事業責任者として、流通200億円を超えるビジネスに成長させることに貢献。
2017年、tenso 取締役に就任し、現在はCOOとして、CEOの目指すビジョンの実現のための戦略の提案、予算の策定・管理及び現場の責任者として事業の運営を統括している。

入社のきっかけ WHY BEENOS 学生時代からの大きな挑戦。新規事業を開拓し続ける文化と環境

学生時代、就職を考えたときに「将来を見据えて新規事業に早い段階で経験してみたい」と考えていて、新規事業に早いタイミングで携わらせてもらえる企業を探していました。そんな中で、IT系のニュース記事で、当時 “もしも” への出資や“sekaimon”の設立など、EC関連で新しいビジネスモデルを構築していたBEENOS(当時ネットプライスドットコム)を知り、魅力を感じました。

実際に当時の社長にお会いしたところ、資金もリソースも提供して、事業をやらせてもらえるということで、アルバイトとして入社し、事業企画を練り事業の立ち上げを経験させてもらいました。結果的にその新規事業自体はうまく行かなかったものの、事業を構築する考え方や、うまく行かないときにも、自分で様々な角度から解決策を考えて実行することが大学時代にできたことは、とても良い経験になりました。これだけチャンスをくれる会社はほとんどないと思いましたし、実際に入社時から積みたい経験をさせてくれた環境がBEENOSにはあったので、他社に行くという選択肢は考えませんでした。

また、当時から0から100億円規模のビジネスの立ち上げに参画していたメンバーも多く、その豊富な実績を元に、事業において困ったときに、よく助けてもらったこともあり、こういったメンバーと一緒に働きたいという気持ちもありました。

BEENOSで働くことの魅力 ATTRACTION 世界的なビジネス創造ができる土俵がある

現在は、BEENOSグループのtenso株式会社において、CEOの目指すビジョンの実行のための戦略の提案、予算の策定・管理及び、現場の責任者として事業の運営全体を統括しています。同時に、日本企業の海外進出支援事業や新規事業の開発などのインキュベーション事業を展開するBeeCruise株式会社において、海外マーケットプレイスとの連携を通じた新規事業の構築を行っています。

BEENOSで働く魅力は、私が経験したように社内において提案したことが実現できる環境が整っていることもありますが、マーケットにおけるポジションの面白さも魅力だと思います。BEENOSはクロスボーダーのECという業態では実績が高く、”ヤフー”さんや”メルカリ”さん、”楽天”さんなどの国内大手の会社は勿論、”ebay”さんや”shopee”さんなどの海外のマーケットプレイスとも関係性があるので、彼らと一緒に世界的なビジネスを提案し、実現できる環境があることがビジネスにおいて大きな魅力だと考えています。そういった世界中のビッグプレイヤーと一緒に、事業を構築し、付加価値を創造できるポジションにある企業は、世界的にも少ないのではないかと思います。

仕事に対する姿勢 STANCE 成長し続けるための戦略的投資

私はCOOという立場なので、私の部下は基本的にはマネージャー職になります。特に意識していることは、「短期的な成果と中長期的な投資のバランス」です。会社単位においてはこの考えのもと、短期的な数値目標と、中長期的な投資の最適な分配を考えているため、幸い右肩上がりの成長を続けていると思いますが、各部門の単位においては、各マネージャーが同じような考え方をもって、戦略的投資への意識と、目の前の業務への意識のバランス感覚を持ってもらうことが、本当に強い組織になるためには必要だと思います。短期的な数値の改善は、一つ一つの問題を解決することを、突き詰めていけば、達成が可能なケースが多いと思います。しかし、それを単純に繰り返すだけでは、成果を出し続けることが、どんどん難しくなっていくと思います。長期的に成果を出し続けるためには、戦略的投資の観点からのアプローチが必要になると考えています。

例えば、オペレーションに関して言うと、短期的な改善という観点からは、個人の習熟度や、マネジメントで、収益が改善するかもしれませんが、中期的には、システム投資を行って、習熟度そのものが必要なくなるような仕組みを考えてもよいかもしれません。更に長期的に考えると、AIなどの最新の技術に投資を行い、オペレーションそのものを無くすような状況をつくる方がよい可能性もあります。実際にこういったことを繰り返した結果、今の強い組織があると思います。

また、今のIT企業に必要なことは中距離走に強い組織だと思います。タイピングの速さ、メールの返信の早さが短距離走の速さだとしたとき、中距離走は2〜3ヶ月単位のプロジェクトをできるだけ早く、効率的に実行するというイメージです。そのためには、多くの関与者がいたとしても、できるだけ効率的に各プレーヤーが動きやすい状況をつくり、実行してもらうことが重要なので、各メンバーにおいてはそれがやりやすい状況を作ることを意識しています。

私自身も、様々なプロジェクトに対して、ある程度の段取りや感覚、自分だけでなく関与者の気持ちや行動などを考えながら、適切なタイミングで、適切な相手に、適切な方法での依頼を行い、相手の状況をイメージして次の一手を早い段階で打つことを意識しています。大きなプロジェクトであればあるほど、全体をイメージすることの重要性を感じます。個人的にプロジェクトのマネジメントにおいては、いくつか失敗もしてきたので、現場で多くを学び、今に活きている部分もあります。

自分が自分の未来をデザインする NEXT STANDARD 世界中の企業と連携、BEENOSで世界に大きなインパクトを発揮する

“shopee” と “メルカリ”の連携や、“ヤフオク!” と“ebay” の連携など、マーケットプレイス間の商品のつなぎ込みができているというのは、世界的に見ても面白いと思っています。もちろん、世界的に非常に強いプレーヤーがいるEC市場ですが、特定の会社がすべての国におけるEC市場を制覇するという状況は、現時点で考えにくいと思います。そんな中、各国のマーケットプレイス間の連携を行うことができれば、特定の国・特定の商品にとらわれることなく、持続的に価値を発揮することができるポイントになると考えています。これから、もっと様々なマーケットプレイスと連携し、成果を出すための工夫を行い続ければ、BEENOSの事業価値の向上に貢献できると考えています。

BEENOSは各マーケットプレースとの連携を可能にするシステム開発部、世界各国の子会社を含む税務や連結会計に耐えうる財務部、各国の法律に適応ができるリーガル部、10言語を扱えるカスタマーサポート、200億円規模の物流をさばけるロジスティクス、そしてそれらの部署と有機的に連携し、ビジネスを構築する、ビジネス開発部などが存在します。これらのアセットは、客観的に評価しても、グローバルなビジネスを構築する能力が非常に高い組織に必要なものと言えると思います。
そういった強みを活かし、世界中の企業と連携しながら世界的に大きなインパクトを発揮することを目指しています。

※インタビュー内容は取材時点のものです。