Business 2024.04.15

あくなき数字へのこだわりと、意思決定の領域を広げる熱意ーグループ流通総額1,000億円達成を牽引した担当者の可能性を拡げ続けるキャリアパスとは

 新卒から日本と中国を繋ぐ越境EC事業を中心に、販売に関する様々な業務を経験してきた王さん。現在はビジネスグロースチームのマネージャーとして世界に向け、購入サポートサービス「Buyee」における流通拡大施策に取り組み、2023年度のMVPも受賞されました。
 販促企画からカスタマーサクセスまで、ご自身の担当領域を拡げ続け活躍する王さんに、BEENOSだからこそかなえられるキャリアパスと数字にコミットする業務の魅力について伺いました。
 

「語学力」に留まらない「自分だからこそ」のスキルを求めて、ECを軸に様々な業務を経験

 


―これまでのご経歴を教えてください

王:
中国で大学を卒業し、1年半ほど現地で就職をしてから日本の大学院に留学し社会学部でマスコミュニケーションなどについて勉強していました。新卒時には日本のアパレル企業に入社し、その後ECやファッション、越境EC等の業務を経験してきました。

―大学卒業後にEC業務をされていたんでしょうか

王:
そうですね。当時は日本のアパレル企業の中国支社で公式サイト運営に携わっていました。中国向けECの商品部に所属し、ディストリビューター業務を1年半ほど経験しました。

―来日されてからはどういった業務をされていたのでしょうか

王:
大学院修了後、アパレル企業に総合職として入社しました。会社の方針として、新卒入社当初は店舗に配属され、大阪の店舗で2年間、社員として接客や売り場の管理、店舗の売上管理やスタッフの教育などを経験しました。
 その後、本部のweb事業部で中国に向けて自社ECサイトを立ち上げる新規事業が始まった際、その立ち上げメンバーに中国語人材として異動しました。当時の業務はECの直接的な運用というよりも、中国現地と日本を繋ぐ窓口業務に近く、語学力は活かせるものの、裁量権もあまりない業務だったこともあり、物足りなさがありました。公式中国ECサイトに関わって1年半が経過し、自分のキャリアの方向性について考えるようになりました。そこでもっと実務のスキルを身に着けたいと転職を決めました。次の仕事は、「多言語ができる」というアドバンテージだけでなく、ビジネスに関わる自分自身のスキルを生かせることを基準に決めました。
 その後は中国向けの越境EC事業を行う企業に転職し、中古ブランド品を扱うファッション部署に営業として所属しました。自社ECのプラットフォームを通して中国に販売する営業などを行っていました。また、担当している事業者様に対して、プロモーションや、販売商品の提案、在庫確保も行っていました。日本の事業者様と中国側との間に立ち、ECサイトをこういった形で露出したい、ライブ配信をしたいなどの様々な要望の交渉を担当しました。現地のオペレーションチームと連携して日本で確保した商品に対して中国側でお客様にどう打ち出していくのかなどを相談しつつ、中国現地の企業と日本の企業のパイプ役を務めていました。
 その次にフラッシュセールECサイトを運営している企業に入社し、越境ECの担当とMDを兼務していました。途中からは出品ブランドと交渉して在庫を確保し、販促等を行うバイヤー業務が中心となり、100ブランドを担当していました。

「これからできることへの想像が広がった」ー一気通貫で業務に関われる面白さと自由度への魅力を感じBEENOSへ


―多言語スキルを活かした海外と日本の調整的な業務からキャリアをスタートし、営業、商品在庫の確保や販促など、越境ECで商品を販売する一連の流れを経験していらっしゃいましたが、BEENOSでは何ができると感じて入社を決められたのでしょうか。

王:
まず入社一社目の経験から、仕事に対する裁量権を持ちたいということと、語学だけではなく、実務的なスキルを生かして仕事をしたいという思いがありました。
 2社目では越境ECに関わりましたが、ここでは日本企業の文化も現地のニーズも分かっていた点が強みになりました。その経験によってビジネス文化への理解を生かせるキャリアとして、自分自身が働く企業の条件として、海外向け事業を行っている事は必須であると感じました。3社目では越境ECを兼務しつつ主に日本国内の業務を担当し、ショートスパンでひとつひとつのセールを回していましたが、長期的視野で計画をしてビジネスを発展させていく経験が得られないことがネックでした。目の前のタスクをこなすだけでなく、上流から現場までの流れを一気通貫で経験したいと考えるようになりました。
 これまでに入社したそれぞれの会社の業務を通しての気づきがあり、私がこれまで獲得した実務的なスキルを活かすこと、裁量を持ち、自分自身が最後まで責任をもって業務に関われること、海外を対象にした事業を展開していること、長期的な視野をもち、一気通貫で業務に関わることができると考え、BEENOSに入社を決めました。

―BEENOSに入社を決めた理由は他にもありますか

王:
面接を受けさせていただいたときも決まったことをやろうと言われたことはなくて、だからこそこれからできることへの想像が広がりました。
 また、BEENOSのBuyee(バイイー)や転送コムなどの事業のお客様は世界中という広い範囲にわたる点も魅力に感じました。今まで私は中国対日本の事業のみの経験だったので。当時面接してくださった方たちから伺ったお話から、様々な業務を担当していることがわかり、それも魅力だと思いました。開発の要件定義やマーケティングなど、幅広く自由に動けるのではないかと感じました。当時一番やりたいと感じていた仕事のイメージに合致していると思いました。

―実際に入社して感じている、BEENOSの特色があれば教えてください。

王:
面接で感じたように、自由な風土はとても良いと思います。またいい意味で様々な事が決まり切っていない。固定化されていないので、自由に仕事を進められるのも魅力ですね。自分の考えを最後まで実行してやり切れるというのは気持ちがいいです。上司に相談してアドバイスを頂くことはありますが、基本的には細かく指示されたり指摘されたりすることがないのでやりやすく感じています。

―王さんにはBEENOSの社風がとてもマッチしていたんですね

王:
そうですね。もともと裁量権の大きい仕事がしたかったので、いまは自由にやらせてもらっていてありがたく思っています。
 BEENOSでは論理的に議論ができる点もいいですよね。感情を交えずに数字に基づいて話すのが一番いいと考えているのですが、上長も数字を重視する方なので筋が合っていれば話を進行しやすいです。もちろん筋が合っていなければ厳しく指摘されますが(笑)。こうした数字に基づく議論はドライに見える部分もありますが、感情的にならないのでやりやすいと思います。 
 

数字に向き合い、事業を成長させる日々、担当領域もさらに拡大


―入社から現在まで、担当された業務内容を教えてください

王:
入社直後はBuyeeに連携するマーケットプレイスの販促キャンペーンを担当しました。キャンペーン内容は主に新規ユーザーにフォーカスしたものが中心で、そこから既存ユーザーの集客施策も始め、その後は他のショッピングサイト様の企画運用や交渉といった取引先とのやり取りも増えてきました。今は単発キャンペーンだけでなく、長期的にBuyeeのユーザーに対してCRMをどうやって構築していくか、休眠顧客をどう掘り起こしていくか、そういった長期施策もチームメンバーと一緒に取り組んでいます。

―BEENOS入社当初から担当されているキャンペーンはどのようなことをされていたのでしょうか

王:
毎月企画書を提出しています。こういうことをやらせていただきたいということを数値、定量化します。こういった施策をして、見込みとしてこれくらいの費用対効果が得られます、といったように。また、提出した試算プランに対して結果がどうなっているかを分析し、次回の改善につながるように落とし込んでいきます。

―経験を生かせた部分や苦労した点、また、現在の業務のミッションなどについて教えてください

王:
経験を生かせた部分は肌感覚ですね。お客様の心理など感覚的につかんだ部分は活かせました。ただ、大部分は新鮮な体験でした。すべてのKPIを定量化することは、これまでも行ってきていましたが、ここまで厳密に、このシナリオでこういう結果を導いていくなどの予測試算はあまり経験がありませんでした。徐々に考えの幅を広げていく面白さがありました。
 現在はこれまで以上にコストをコントロールしながら、グローバルコマース領域単独での流通額1千億規模の事業に成長するという目標に向かっています。ピンポイントな話になりますが、施策を実施する中でも修正は常に行っています。週単位はもちろんですが、日別に細かく修正を入れることもあります。
 また、最近では新規会員の獲得や休眠顧客の掘り起こしなど、カスタマーサクセス業務にも領域を広げています。

―幅広い業務を担当されていますが、1日の業務内容について教えてください

王:前日終業までに次の日のTODOリストをつくります。 各部署に関連したり、チームメンバーに関係する業務は朝一番から連絡や依頼を行います。依頼はなるべく早い段階で実施するように心掛けています。業務が立て込んで返信等をお待たせしてしまうこともあるのですが(笑)。理想の状態に近づけられるよう、他の人が関わる仕事は優先して連絡を実施します。
 その後は様々な作業を進めながら、MTGを交えたり、取引先や社内から来る連絡に対して優先順位をつけながら対応していきます。基本的には社外からの連絡に優先的に対応しますが緊急性のある社内連絡にも対応していきます。そのあとはチームメンバーからの質問に対応し、必要に応じてレクチャーを行います。そうしたことがすべて落ち着いてから自分だけで完結できる業務に移ります。1日の業務は優先順位を適宜つけながら実行している感じです。

―王さんが仕事をする上で大事にしていることがあれば教えてください

王:
主にコミットすることを大事にしています。目標を達成することを当たり前と思えるようにコミットしていきたいと心掛けています。大きく言えば、約束を守ることを大事にしています。納期や数字目標を達成することが全てではないかなと思います。前提としては目標が適切だから達成できるんですよね。実現不可能で無謀な目標だとモチベーションも下がりますし。

―2023年度はグループ目標の流通1000億円達成を牽引する活躍をされ、MVP賞も獲得されましたが、現在の業務のどのような点にやりがいや面白さを感じていますか?

王:
企画から一連のPDCAをフルで回せるのが一番おもしろいです。プレッシャーもありつつワクワク感もあります。特に難易度の高い目標を達成した時のワクワク感はかなりのものです。こういう考えでこういう風に進行し、結果として本当にそれが検証された期待通りの結果を得られたというときはそれがもう一度再現できるように次の施策を組んでいったり、あるいはうまくいかなかったときは何処がうまくいかなかったかを分析し、改善して更に検証した時また新たな結果が出せる。そういったすべてのやったことが可視化される部分はとても面白いと思います。 

―王さんは常に自分の結果と向き合い続けているんですね。数字に臆しない資質を持っているんですね。

王:
メンタルはそこまで弱くないかもしれません(笑)。もちろんつらい時はありますが、気持ちよく働ける環境のおかげで乗り越えられています。例えば一般的に会社でよくある人間関係のストレスがフリーなので仕事に集中できるのはすごく大きいと思います。 

―昨年11月からは、ビジネスグロースチームマネージャーに就任されていますが、チームメンバーとはどのように協力してプロジェクトを進めていますか?

王:
新米マネージャーなので現在私も学んでいる最中です。このようにやりたいと目指している姿としてはチームメンバー1人1人のレベルと適正に合わせてやりがいを感じる、モチベーションが上がる仕事を一緒に担っていただきたいと思っています。適材適所ですね。具体的に言えばチームの目標は流通達成ですね。ただ、数字として目標を提示しても人によってはイメージがわかないことがあります。ではどうしたらいいかというと、この目標を分解して、達成するためにはこういった要素が必要、ではこの人にはこの要素を担って貰おうというように、私自身もその要素を担いつつ、さらに全体を見つつ、適切にタスクをアサインしていくように考えています。

―チームメンバーと一緒に協力しながら目標を要素分解しながらみんなで目標に向かっているんですね

王:
そうですね。これまでの接した人たちのやり方も見習いつつ、例えば感情を交えずに事実ベースに基づいて指導するのがいいと思っています。自分もそのように指導された方が働きやすいと感じたので、なるべくチームメンバーに対してこういった接し方を心がけています。

Buyeeを日本の事業者・世界のユーザーに「一番に選ばれる」サービスへ


―王さんが、現在担当されている業務の中でこれから挑戦したいことを教えてください。

王:
まず、Buyee全体の話なのですが会員のアクティブ率を今の倍以上にしていきたいと考えています。また、さきほど流通総額とコストのバランスについてお話ししましたが、ROASを上げることも目標です。単純な利益の話ではなく、それ達成することによって施策の自由度が上がるので、様々な挑戦がしやすくなると考えています。そのほかの部分では、セールやクーポンなどの特別なイベントが無くても、より積極的に使っていただけるようなサービスにしていきたいです。ユーザーの購入体験の価値向上に繋げるための施策を通じて、CRM強化やさらなる集客に繋げていきたいと考えています。

―自由度高く挑戦していきたいというのは、これまでのお話にも共通した哲学ですね。他に王さんご自身が、BEENOSの事業を通じて実現したいことなどがあれば教えてください。

王:
Buyeeが日本中のECサイトが海外に向けて事業展開するときに一番に選ばれるパートナーになること、そして世界中の人が日本のECサイトで買い物するときにBuyeeが買い物の一番の選択肢になることですね。この壮大なプロジェクトの実現に貢献したいと思っています。オフラインビジネスでは、個別の直販とか問屋さんを通して、最後にエンドユーザーという一連のバリューチェーンになっていると思うのですが、Buyeeは色んなサプライヤーやECサイト商品を集めて販売することで、Buyeeにアクセスすれば様々なサイトの商品を選ぶことが出来ますし、連携数が多ければ多いほどユーザーにとっても買い物をする効率が良くなります。国内の事業者にどんどんBuyeeと連携いただくことによって購入できる商品の幅を拡大し、それによってユーザーを徐々に増やしていき、だからこそBuyeeと連携すると世界中の人に商品を購入してもらえるという循環を目指したいです。

―直接担当されている業務以外でも今後やってみたいことがあれば教えてください

王:
現在、私のチームメンバーは5人なのですが、マネージャーとして規模の大きいチームのマネジメントをしてみたいです。また、BEENOSグループ全体で横断的にマーケティングにも携わることにも関心があります。


―BEENOSのバリューのひとつに「可能性を拡げる」がありますが、王さんは常にご自身の可能性を拡げてらっしゃいますね。これから、どのような新しい可能性を見せていただけるのか、とても楽しみです。ありがとうございました。