Business
2022.04.22
エンタメ市場の盛り上がりをサポートするECディレクションについて聞きました
アパレルEC事業に13年間従事し、ディレクター・マネージャーとしてECサイト回り全般のディレクションや販促企画考案、法人営業やデータ分析など多岐にわたる業務をマルチにこなしてきた矢動丸さん。エンターテインメントDivのGroobee事業に異動してからもこれまでの経験と感性を活かして複数案件に同時進行で取り組んでいます。新しいチャレンジがしたいと手を挙げた矢動丸。ECディレクションに必要な視点とBETの環境などについて話しを聞いてみました。
―これまでのキャリアを教えてください
矢動丸:新卒で通信会社に入社しました。携帯電話事業などを行う会社でしたが、当時は空前のカリスマ販売員ブームで(笑)。ファッションを諦めきれない気持ちと憧れもあって、都内でキャリア系アパレルの販売員として働き始め、店長まで勤め上げました。その後新たなキャリアを考える中で次は経営者の近くで仕事をしたいと思い、創業間もないアパレルECを運営するwajaに転職しました。様々な部署のマネージャー、プレイヤーを務め、アパレルのアウトレットの法人営業とディレクションなど業務は多岐にわたりました。
具体的にはフルフィルメント部マネージャーとして商品の写真撮影・登録やCS対応の改善、アルバイトを含む20人以上のチームのマネジメント、販売促進部門のマネージャーおよびブランド公式のアウトレット商品を扱う新規マーケットプレイスの立ち上げと、ディレクター業務を行いました。その中で出店ブランドの選定・獲得を行う法人営業、予実管理、販促企画作成、掲載バナー等のディレクション、販売データの分析、仕入れ管理や価格調整など、本当に色々やらせていただき、あっという間の13年間だったと感じています。そして、自身の経験が活かせそうな社内公募があったので応募し、今に至ります。
―販売員からEC業界にキャリアチェンジされたんですね。
矢動丸:当時はまだ、洋服を通販で買う、ということが当たり前ではなかった時代でしたが、対面販売でもECでも、売り方は違えど、洋服をどう売るか?と考える仕事だというのは同じだと思っていたので、キャリアチェンジに抵抗はありませんでした。ECモールでは海外ブランドを販売していたのですが、世界中の出品者から毎日届く商品が楽しみでした。当時、映画等の配給会社とのコラボ企画もしていたので、女性4人のストーリーが人気の海外ドラマに登場しているバッグやワンピースがオフィスに届き、商品ページを作成、販促をしながら、どんどん売れていく状況に、世界中にいる出品者と日本のお客様をつないでいる実感があり、仕事にとてもやりがいを感じていました。
販売員時代は店頭で電卓を叩きながら予算を追っていたところから、PC作業がメインになり、海外と繋がっていく仕事になったのも、とても新鮮でした。
―wajaがBEENOSグループ入りした時からBEENOSに抱いた印象は?
矢動丸:wajaはほとんどが女性で、社長とプラス3~4人くらいしか男性がいない環境でした。wajaでは、女性社員のライフスタイルの変化に合わせて産育休や時短制度を作り、働く環境を整えていたので、男性社員の多いBEENOSでは、女性がちゃんと活躍できる環境なのか、少し不安に感じていました。ですが、働いてみると想像以上にサポートしてくれる環境が整っており、今は友人にも「うちの会社は働きやすい!」と自慢しているほどです。今日も子供の保育園が一週間休園になってしまったんですが、シッターのサポート等福利厚生があるので、とても助かっています。
―wajaで培ったスキルをどう活かせそうだと感じましたか?
矢動丸:ECモールを運営していたので幅広く業務には当たっていたのですが、社内公募での求めるスキルに、他部署に関わるコミュニケーション能力が必要だと感じました。自分で仕事を見つけ、実行していく力ですかね。その点に関しては、アパレルからエンタメコンテンツに商品が変わっても、今までの経験が活かせそうだなと感じました。
―BET(BEENOS Entertainment)にどうして応募されたんですか?
矢動丸:元々はBETに志願したわけではなくて、アーティスト案件のディレクション業務に応募したんです。産育休が明けて、今後の人生を考えたときに、母親になったからと守りに入るのではなく、もう一度、仕事でもチャレンジしたいと考えていました。私にとって仕事は、しょうがなくやっているものではなく、好きでやっていることでもあり、環境を変えてまた1からサービスを作っていくワクワクを感じたいとも思っていました。そんな時に、キャリアチェンジできるチャンスが目の前にある!と、社内公募に手を上げました。ただこの案件は、土日の稼働がどうしても多くなること、子どもが小さいこともあってすぐに反応することが難しいかも、という懸念があり、ご縁がなかったという結論になりました。そんな中、ちょうど一か月後ぐらいに玉谷さんからBETでGroobeeを立ち上げるべく、一緒に働かないか?と声をかけていただき、またワクワクした気持ちを持ちながら異動することになりました。
―今BETで働いていて、サービスや組織の魅力はなんですか?
矢動丸:アパレルとは違う売れ方をする、エンタメ業界の推しの世界はとても興味深いものがあります。同じものを同じ人が50個も買っているのを見て、少しドキドキしました!エラー??なんて思ったり。笑。アパレル業界では考えられない売れ方に、エンタメってすごい!と新たな学びが多い毎日です。
また、Groobeeは、お客様にお買い物を通じて、楽しんでもらえるサービスを提供し、エンタメ業界No.1のECになることを目指し、毎日、みんなで夢中になって仕事をしています。
―今の業務内容について詳しく教えてください
矢動丸:オーナー様からの要望をヒアリングし、ディレクションチームとして、Groobee上でサイト構築をしています。社内デザイナーやエンジニア、外注先の方、たくさんの方に力を借りながら、オーナー様とお客様の期待を越えられるように、商品の見せ方や販促機能のブラッシュアップをしています。
―今までのECでの経験はどう活きていますか?
矢動丸:商品を預かってお客様に届ける、オーナー様とお客様を繋げる。どうやって見せるのが、魅了的にうつるのか、買いやすいか、と考えていることは、今までの経験が生きているかと思います。サイトのレイアウトやデザインもそうですね。
―実装されたものの中で矢動丸さんが発案したものはなにかありますか?
矢動丸:リリースされた機能を今使って、メルマガの配信などを行っています。テンプレートを作るところから始めています。
―商品の企画はされていますか?
矢動丸:女性タレントの商品を営業担当、MD担当と連携して企画しました。女性タレントのかわいい面とセクシーな面を両方出せるように工夫しました。女性らしいかわいい色使いやバナーづくりなど、その方の魅力を引き出すようにしています。今後の商品展開ではユニークなものも用意しているので、よりファンの方々に楽しんでいただけるといいな、と思います。
―ご自身の強みはなんですか?
矢動丸:とりあえず、明るいと褒められます!毎日、ご機嫌な人でいることを心がけています。これって強みですかね?笑。
今までのGroobeeにはなかった女性の感性や視点を持ち込めたことは、結果的に自身の強みになっているかなと思っています。そこは、今までのアパレル経験も活かすことができていますかね。あとはマルチタスクを遂行する力かな、と思います。今までも様々な部署のマネージャーとプレイヤーを兼務していることも多かったので、頭を切り替えながら、実行していく力は自然とついた気がします。
―ECディレクターに向いているのは?
矢動丸:オーナーと購入者はどちらもBETにとってお客様なのですが、お客様が何を求めているのかを想像し、その期待を越える努力ができる人だと思います。すごく難しいことなんですけどね。自分がやりたいことよりもお客様の視点を持つことが、本当に大事だと思っています。
他、色んな部署の皆さんに力を借りることが多いので、コミュニケーションを円滑に取れることも大事です。
―これからどんな仕事をしたいですか?
矢動丸:まずはGroobeeがエンタメ業界のNo.1のECサイトになることを目指してるので、それを近いうちに達成すること。あとは多くのお客様とオーナー様に喜んでいただけるような、ワクワクするサービス・機能を作りたい。
BETは創業間もないので、サービスを1から作っていく楽しさがあります。業務を横断して広く様々なことを知れるのもいいところですね。毎日のように新しい学びがあり、楽しいです。どうしたらいいのか、、悩む時間も楽しいですね!
そして、BETのメンバー、みんなのことが本当に好きです!嫌な人がいません!笑。毎日が忙しいのですが、業務はもちろん精神的にも、励まし合いながら支え合っています。そして、自立して自分で仕事を作って実行できる人たちです。BEENOSの行動指針にあるような、自立和尊なチームだと思っています。自分でサービスを創っていくことが好きな人、経営者の近くで仕事がしたい人は、楽しめる環境だと思います。私も参画したばかりですが、また新たなメンバーと一緒に働けることを願っています。
―ありがとうございました!
販売員からアパレルECディレクションへ
―これまでのキャリアを教えてください
矢動丸:新卒で通信会社に入社しました。携帯電話事業などを行う会社でしたが、当時は空前のカリスマ販売員ブームで(笑)。ファッションを諦めきれない気持ちと憧れもあって、都内でキャリア系アパレルの販売員として働き始め、店長まで勤め上げました。その後新たなキャリアを考える中で次は経営者の近くで仕事をしたいと思い、創業間もないアパレルECを運営するwajaに転職しました。様々な部署のマネージャー、プレイヤーを務め、アパレルのアウトレットの法人営業とディレクションなど業務は多岐にわたりました。
具体的にはフルフィルメント部マネージャーとして商品の写真撮影・登録やCS対応の改善、アルバイトを含む20人以上のチームのマネジメント、販売促進部門のマネージャーおよびブランド公式のアウトレット商品を扱う新規マーケットプレイスの立ち上げと、ディレクター業務を行いました。その中で出店ブランドの選定・獲得を行う法人営業、予実管理、販促企画作成、掲載バナー等のディレクション、販売データの分析、仕入れ管理や価格調整など、本当に色々やらせていただき、あっという間の13年間だったと感じています。そして、自身の経験が活かせそうな社内公募があったので応募し、今に至ります。
―販売員からEC業界にキャリアチェンジされたんですね。
矢動丸:当時はまだ、洋服を通販で買う、ということが当たり前ではなかった時代でしたが、対面販売でもECでも、売り方は違えど、洋服をどう売るか?と考える仕事だというのは同じだと思っていたので、キャリアチェンジに抵抗はありませんでした。ECモールでは海外ブランドを販売していたのですが、世界中の出品者から毎日届く商品が楽しみでした。当時、映画等の配給会社とのコラボ企画もしていたので、女性4人のストーリーが人気の海外ドラマに登場しているバッグやワンピースがオフィスに届き、商品ページを作成、販促をしながら、どんどん売れていく状況に、世界中にいる出品者と日本のお客様をつないでいる実感があり、仕事にとてもやりがいを感じていました。
販売員時代は店頭で電卓を叩きながら予算を追っていたところから、PC作業がメインになり、海外と繋がっていく仕事になったのも、とても新鮮でした。
BEENOSが働く環境をサポートしてくれた
―wajaがBEENOSグループ入りした時からBEENOSに抱いた印象は?
矢動丸:wajaはほとんどが女性で、社長とプラス3~4人くらいしか男性がいない環境でした。wajaでは、女性社員のライフスタイルの変化に合わせて産育休や時短制度を作り、働く環境を整えていたので、男性社員の多いBEENOSでは、女性がちゃんと活躍できる環境なのか、少し不安に感じていました。ですが、働いてみると想像以上にサポートしてくれる環境が整っており、今は友人にも「うちの会社は働きやすい!」と自慢しているほどです。今日も子供の保育園が一週間休園になってしまったんですが、シッターのサポート等福利厚生があるので、とても助かっています。
―wajaで培ったスキルをどう活かせそうだと感じましたか?
矢動丸:ECモールを運営していたので幅広く業務には当たっていたのですが、社内公募での求めるスキルに、他部署に関わるコミュニケーション能力が必要だと感じました。自分で仕事を見つけ、実行していく力ですかね。その点に関しては、アパレルからエンタメコンテンツに商品が変わっても、今までの経験が活かせそうだなと感じました。
もう一度チャレンジしたいと考え、BEENOS Entertainmentへ。
―BET(BEENOS Entertainment)にどうして応募されたんですか?
矢動丸:元々はBETに志願したわけではなくて、アーティスト案件のディレクション業務に応募したんです。産育休が明けて、今後の人生を考えたときに、母親になったからと守りに入るのではなく、もう一度、仕事でもチャレンジしたいと考えていました。私にとって仕事は、しょうがなくやっているものではなく、好きでやっていることでもあり、環境を変えてまた1からサービスを作っていくワクワクを感じたいとも思っていました。そんな時に、キャリアチェンジできるチャンスが目の前にある!と、社内公募に手を上げました。ただこの案件は、土日の稼働がどうしても多くなること、子どもが小さいこともあってすぐに反応することが難しいかも、という懸念があり、ご縁がなかったという結論になりました。そんな中、ちょうど一か月後ぐらいに玉谷さんからBETでGroobeeを立ち上げるべく、一緒に働かないか?と声をかけていただき、またワクワクした気持ちを持ちながら異動することになりました。
―今BETで働いていて、サービスや組織の魅力はなんですか?
矢動丸:アパレルとは違う売れ方をする、エンタメ業界の推しの世界はとても興味深いものがあります。同じものを同じ人が50個も買っているのを見て、少しドキドキしました!エラー??なんて思ったり。笑。アパレル業界では考えられない売れ方に、エンタメってすごい!と新たな学びが多い毎日です。
また、Groobeeは、お客様にお買い物を通じて、楽しんでもらえるサービスを提供し、エンタメ業界No.1のECになることを目指し、毎日、みんなで夢中になって仕事をしています。
視点を生かして要望をくみ上げながらGroobeeのサイト構築をディレクション
―今の業務内容について詳しく教えてください
矢動丸:オーナー様からの要望をヒアリングし、ディレクションチームとして、Groobee上でサイト構築をしています。社内デザイナーやエンジニア、外注先の方、たくさんの方に力を借りながら、オーナー様とお客様の期待を越えられるように、商品の見せ方や販促機能のブラッシュアップをしています。
―今までのECでの経験はどう活きていますか?
矢動丸:商品を預かってお客様に届ける、オーナー様とお客様を繋げる。どうやって見せるのが、魅了的にうつるのか、買いやすいか、と考えていることは、今までの経験が生きているかと思います。サイトのレイアウトやデザインもそうですね。
―実装されたものの中で矢動丸さんが発案したものはなにかありますか?
矢動丸:リリースされた機能を今使って、メルマガの配信などを行っています。テンプレートを作るところから始めています。
―商品の企画はされていますか?
矢動丸:女性タレントの商品を営業担当、MD担当と連携して企画しました。女性タレントのかわいい面とセクシーな面を両方出せるように工夫しました。女性らしいかわいい色使いやバナーづくりなど、その方の魅力を引き出すようにしています。今後の商品展開ではユニークなものも用意しているので、よりファンの方々に楽しんでいただけるといいな、と思います。
―ご自身の強みはなんですか?
矢動丸:とりあえず、明るいと褒められます!毎日、ご機嫌な人でいることを心がけています。これって強みですかね?笑。
今までのGroobeeにはなかった女性の感性や視点を持ち込めたことは、結果的に自身の強みになっているかなと思っています。そこは、今までのアパレル経験も活かすことができていますかね。あとはマルチタスクを遂行する力かな、と思います。今までも様々な部署のマネージャーとプレイヤーを兼務していることも多かったので、頭を切り替えながら、実行していく力は自然とついた気がします。
ECディレクターに向いているのはお客様が何を求めているのを想像し、期待を越える努力ができる人
―ECディレクターに向いているのは?
矢動丸:オーナーと購入者はどちらもBETにとってお客様なのですが、お客様が何を求めているのかを想像し、その期待を越える努力ができる人だと思います。すごく難しいことなんですけどね。自分がやりたいことよりもお客様の視点を持つことが、本当に大事だと思っています。
他、色んな部署の皆さんに力を借りることが多いので、コミュニケーションを円滑に取れることも大事です。
―これからどんな仕事をしたいですか?
矢動丸:まずはGroobeeがエンタメ業界のNo.1のECサイトになることを目指してるので、それを近いうちに達成すること。あとは多くのお客様とオーナー様に喜んでいただけるような、ワクワクするサービス・機能を作りたい。
BETは創業間もないので、サービスを1から作っていく楽しさがあります。業務を横断して広く様々なことを知れるのもいいところですね。毎日のように新しい学びがあり、楽しいです。どうしたらいいのか、、悩む時間も楽しいですね!
そして、BETのメンバー、みんなのことが本当に好きです!嫌な人がいません!笑。毎日が忙しいのですが、業務はもちろん精神的にも、励まし合いながら支え合っています。そして、自立して自分で仕事を作って実行できる人たちです。BEENOSの行動指針にあるような、自立和尊なチームだと思っています。自分でサービスを創っていくことが好きな人、経営者の近くで仕事がしたい人は、楽しめる環境だと思います。私も参画したばかりですが、また新たなメンバーと一緒に働けることを願っています。
―ありがとうございました!
Profile プロフィール
- 矢動丸 藍(やどうまる あい)
- 2000年に通信会社へ入社、総務業務に携わる。2002年にアパレル企業へ転職し、婦人キャリア系ブランドにて販売員として勤務。都内の大型店舗の店長を経験。2008年に海外通販を主力事業とする株式会社wajaに入社。カスタマーサポート、セールス&プロモーションチーム、フルフィルメントチームのマネージャーを兼務しなから、アウトレット部門の立ち上げから営業・ディレクションまで担う。2019年に株式会社wajaが株式会社デファクトスタンダードへ事業譲渡されBEENOSグループへ。2021年からBEENOSEntertainment株式会社へ異動し、新規サイト構築、運用、ディレクションを担当する。