Business
2021.07.09
BEENOSの”今”について、グループCEO直井聖太に聞く ー前編ーBEENOSの今とこれからのチャレンジ
「世界的に通用するプラットフォームに進化させていく。」
主力事業であるグローバルコマースについて、BEENOSグループCEOの直井はこう答えました。国内でグローバルコマースを黎明期より立ち上げ、事業成長を推進、2021年6月には国内越境EC流通総額 No.1(※1)になりましたが、まだ創業期だと感じるとも話します。
本日はBEENOSグループの“今”を切り取ったインタビュー。そういえば直井の考えを、このメディアから届けたことはなかったかもしれません。BEENOSの現在地とこれから向かう未来について、そしてBEENOSの目指す「人と組織」のあり方についても聞いてみました。前編・後編でお届けします。
※1リリース BEENOSが、越境EC 流通総額 No.1を獲得
―Buyeeの2021年第2四半期の流通総額は前年同期比+45.6%(※2)と伸長、成長実感があります。直井さんが今後グローバルコマースのさらなる発展や企業グループとして目指していることについて改めて教えてください。
※2021年第2四半期(2021年1月1日~3月31日)のBuyeeにおける流通総額の前年同期比
直井:僕が目指している方向性は、今までとやることは変わらないけど2つあります。1つ目は世界を取りに行きたい。世界にチャレンジして成功する日本企業が出てくることで若い方をとても勇気づけられるし、未来に希望を持ってもらえると思っています。BEENOSのグローバルプラットフォームも現在はフロムジャパンが強いのですが、日本を介さない形に取り組む。世界的に通用するプラットフォームに進化させていきたいと考えています。
2つ目の方向性は、いろんなメーカーや日本企業の商品が海外で普通に買える状況を作っていきたい。世界で勝負できるポテンシャルを持っている企業やブランドは国内に多いと感じているのですが、そのポテンシャルをもっと引き上げ、Eコマースをやるからにはグローバルコマースが当たり前という状態を作りたいです。
世界中繋がっていた方が楽しいし世界中でビジネスするほうが面白い。インターネットが存在する今の時代、情報は日本やアメリカという枠だけではなく世界中で繋がっています。しかしコマースが分断されていると欲しくてもモノが買えない状態で取り残されてしまう。世界中のコマースがつながっているボーダレスな社会を目指しています。
日本国内のマーケットだけを見ても少子化で人口が減っていき、マーケットが縮小していくというのは周知の事実ですが、個人的には結果的に日本中がワクワクしていない状態が一番まずいと思っています。一方で世界のマーケットは伸びていくので、ワクワクできる。ワクワクして生きていくってとても大事だし、マーケットが伸びていくところでビジネスをやっていくというのはとても重要なことなのかなと思います。
―従業員の中では、今は面白いフェーズだという声もあります。採用担当としても、“今“を意識することもしばしば。直井さんご自身としては、BEENOSはどんなフェーズに入ったと感じていますか?
直井:創業期です。今が創業期だと本気で思っている。BEENOSは成長しているとおっしゃっていただくことも最近多いですが、自分の気持ちとしては創業期でしかないんです。ようやく勝負のスタートラインに立ったという感覚。むしろ今まで準備をしてたんじゃないかとも思うんです。これから本気で勝負していかないといけない、世界と戦う。まだ本当の意味で勝てる道筋を作れているわけじゃないし、もがいている最中でもあります。だから今入ってきてもらうメンバーにはその感覚でいてもらわないといけないです。今の状況を使って立ち上げていくんだと思う人と一緒に働きたいです。
―直井さんに、社員のキャラクターはどう映っていますか?
直井:BEENOSのメンバーは、基本的に自立したい人が多い。自分の意見を持っている人が多いです。たとえばこちらがA案を出して納得させようとしてもすぐA案のほうには動かない。納得させようとしてもすごく時間がかかるし、場合によってはもう別のB案でもいいかなとこちらが折れるということもある(笑)。でもそういう社員じゃないと世界で戦えないと僕は思っています。
―私自身、BEENOSはユニークだと感じていますし、社外からも面白い会社だと言っていただくことも多いのですが直井さんは、今のBEENOSについて何が面白いと感じますか?
直井:今一番面白いのは、本当に制限とか垣根がなくチャレンジができること。普通の会社では「海外でこういうことがやりたい」といったときに「え?」という反応になるじゃないですか。BEENOSはそうじゃない。事業分野もコマース分野に偏っているように見えて、いろんな事業分野に対してアプローチができる。またネットか、非ネットかでの区切りもありません。
ネットだけで完結するビジネスもやっておらず、リアルも含めてマネジメントしていくことも多く、生活に食い込むサービスも提供しています。
―新規事業が多岐にわたる背景も、確かに理解できます。
直井:海外新規事業をやりたいともし社員が思ったとしても、普通の会社なら驚くかもしれないけどBEENOSは驚かない。自分たちの枠をあえて自分たちで区切っていないんですよね。チャレンジできるところがあればチャレンジしていきたいし変えていきたいところがあったら変える。何かに縛られることがないんです。それが一番のBEENOSの醍醐味かなと思っています。自分を縛るのは自分なので、その枠を自分たちでつくらないでいい状態が成長できるし、ワクワクできる状態だと思うんです。そういう瞬間がBEENOSで楽しい状態なのかなと思います。
-創業来の歴史の中で今はどんな状況ですか?
直井:世界で勝負するというところでは、グローバルコマースのフロムジャパンで日本のナンバーワンを取れました。次にもっと大きなチャレンジをしていく意味でとてもやりやすくなっています。何かにチャレンジをする時にかかる収益性も強化されていて、これはポジティブにとらえてもいいと思っています。
組織面で言うと、今が一番充実しています。様々な事にチャレンジをしたい企業で、だからこそ、チャレンジしたい人たちが国籍問わず入っていて活躍しています。一緒に働く相手として刺激を受けられるとも思います。
後編は、直井から見た人材観。BEENOSで働くうえで重視している考え方、そして活躍する人材が持つ素養についてお話しします。
主力事業であるグローバルコマースについて、BEENOSグループCEOの直井はこう答えました。国内でグローバルコマースを黎明期より立ち上げ、事業成長を推進、2021年6月には国内越境EC流通総額 No.1(※1)になりましたが、まだ創業期だと感じるとも話します。
本日はBEENOSグループの“今”を切り取ったインタビュー。そういえば直井の考えを、このメディアから届けたことはなかったかもしれません。BEENOSの現在地とこれから向かう未来について、そしてBEENOSの目指す「人と組織」のあり方についても聞いてみました。前編・後編でお届けします。
※1リリース BEENOSが、越境EC 流通総額 No.1を獲得
世界中でビジネスするほうがおもしろい
―Buyeeの2021年第2四半期の流通総額は前年同期比+45.6%(※2)と伸長、成長実感があります。直井さんが今後グローバルコマースのさらなる発展や企業グループとして目指していることについて改めて教えてください。
※2021年第2四半期(2021年1月1日~3月31日)のBuyeeにおける流通総額の前年同期比
直井:僕が目指している方向性は、今までとやることは変わらないけど2つあります。1つ目は世界を取りに行きたい。世界にチャレンジして成功する日本企業が出てくることで若い方をとても勇気づけられるし、未来に希望を持ってもらえると思っています。BEENOSのグローバルプラットフォームも現在はフロムジャパンが強いのですが、日本を介さない形に取り組む。世界的に通用するプラットフォームに進化させていきたいと考えています。
2つ目の方向性は、いろんなメーカーや日本企業の商品が海外で普通に買える状況を作っていきたい。世界で勝負できるポテンシャルを持っている企業やブランドは国内に多いと感じているのですが、そのポテンシャルをもっと引き上げ、Eコマースをやるからにはグローバルコマースが当たり前という状態を作りたいです。
世界中繋がっていた方が楽しいし世界中でビジネスするほうが面白い。インターネットが存在する今の時代、情報は日本やアメリカという枠だけではなく世界中で繋がっています。しかしコマースが分断されていると欲しくてもモノが買えない状態で取り残されてしまう。世界中のコマースがつながっているボーダレスな社会を目指しています。
日本国内のマーケットだけを見ても少子化で人口が減っていき、マーケットが縮小していくというのは周知の事実ですが、個人的には結果的に日本中がワクワクしていない状態が一番まずいと思っています。一方で世界のマーケットは伸びていくので、ワクワクできる。ワクワクして生きていくってとても大事だし、マーケットが伸びていくところでビジネスをやっていくというのはとても重要なことなのかなと思います。
今のBEENOSは、まだ創業期
―従業員の中では、今は面白いフェーズだという声もあります。採用担当としても、“今“を意識することもしばしば。直井さんご自身としては、BEENOSはどんなフェーズに入ったと感じていますか?
直井:創業期です。今が創業期だと本気で思っている。BEENOSは成長しているとおっしゃっていただくことも最近多いですが、自分の気持ちとしては創業期でしかないんです。ようやく勝負のスタートラインに立ったという感覚。むしろ今まで準備をしてたんじゃないかとも思うんです。これから本気で勝負していかないといけない、世界と戦う。まだ本当の意味で勝てる道筋を作れているわけじゃないし、もがいている最中でもあります。だから今入ってきてもらうメンバーにはその感覚でいてもらわないといけないです。今の状況を使って立ち上げていくんだと思う人と一緒に働きたいです。
―直井さんに、社員のキャラクターはどう映っていますか?
直井:BEENOSのメンバーは、基本的に自立したい人が多い。自分の意見を持っている人が多いです。たとえばこちらがA案を出して納得させようとしてもすぐA案のほうには動かない。納得させようとしてもすごく時間がかかるし、場合によってはもう別のB案でもいいかなとこちらが折れるということもある(笑)。でもそういう社員じゃないと世界で戦えないと僕は思っています。
僕たちは縛られるものがない、それが一番のBEENOSの醍醐味。
―私自身、BEENOSはユニークだと感じていますし、社外からも面白い会社だと言っていただくことも多いのですが直井さんは、今のBEENOSについて何が面白いと感じますか?
直井:今一番面白いのは、本当に制限とか垣根がなくチャレンジができること。普通の会社では「海外でこういうことがやりたい」といったときに「え?」という反応になるじゃないですか。BEENOSはそうじゃない。事業分野もコマース分野に偏っているように見えて、いろんな事業分野に対してアプローチができる。またネットか、非ネットかでの区切りもありません。
ネットだけで完結するビジネスもやっておらず、リアルも含めてマネジメントしていくことも多く、生活に食い込むサービスも提供しています。
―新規事業が多岐にわたる背景も、確かに理解できます。
直井:海外新規事業をやりたいともし社員が思ったとしても、普通の会社なら驚くかもしれないけどBEENOSは驚かない。自分たちの枠をあえて自分たちで区切っていないんですよね。チャレンジできるところがあればチャレンジしていきたいし変えていきたいところがあったら変える。何かに縛られることがないんです。それが一番のBEENOSの醍醐味かなと思っています。自分を縛るのは自分なので、その枠を自分たちでつくらないでいい状態が成長できるし、ワクワクできる状態だと思うんです。そういう瞬間がBEENOSで楽しい状態なのかなと思います。
次にもっと大きなチャレンジをする土壌が整った
-創業来の歴史の中で今はどんな状況ですか?
直井:世界で勝負するというところでは、グローバルコマースのフロムジャパンで日本のナンバーワンを取れました。次にもっと大きなチャレンジをしていく意味でとてもやりやすくなっています。何かにチャレンジをする時にかかる収益性も強化されていて、これはポジティブにとらえてもいいと思っています。
組織面で言うと、今が一番充実しています。様々な事にチャレンジをしたい企業で、だからこそ、チャレンジしたい人たちが国籍問わず入っていて活躍しています。一緒に働く相手として刺激を受けられるとも思います。
後編は、直井から見た人材観。BEENOSで働くうえで重視している考え方、そして活躍する人材が持つ素養についてお話しします。
Profile プロフィール
- 直井聖太(Shota Naoi)
- 1980年生まれ、愛知県出身。コンサルティング企業に入社後、2008年にBEENOSへ入社。輸出Eコマース関連の新規事業を担当し、tenso株式会社(当時、株式会社転送コム)の立ち上げに参画。2012年、tenso株式会社の代表取締役社長に就任(現任)し、「From Japan」のクロスボーダービジネスを牽引。2014年、BEENOS株式会社 代表取締役社長兼グループCEOに就任。2016年には東証一部に市場変更。クロスボーダー事業を軸とした新グループ成長戦略を推進し、グループ事業や投資先とのシナジー効果を発揮、モノ・人・情報を日本と海外、双方向に繋ぐグローバルプラットフォームを展開。