Business 2020.05.18

「スケジュールや優先順位は、仕事・育児・家事全てを含めて組み立てる」ーママ執行役員に聞いた、BEENOSでの働き方

上場企業の女性役員の割合は、男女共同参画局の2019年のデータによると役員全体の5.2%で、諸外国の女性役員割合と比較しても低い水準といわれています。

BEENOSグループでは、これまでに従業員のライフステージや性別に関係なく、誰もが活躍できる環境をつくるべく、様々な取り組みや制度の構築をすすめてきました。そのような中、女性リーダー・役員も年々増えてきています。
そこで今回は、一児の母でありtenso株式会社の執行役員でもある野坂さんに、これまでのキャリアと執行役員に就任してからのライフスタイルなどについてインタビューしました。


野坂さんのキャリアについて教えてください。

2003年当時、他社で広告代理店の営業をしていました。数あるクライアント企業の中で、BEENOSグループの祖業事業でもあるネットプライス(2017年売却)と一緒にお仕事をする機会が多く、当時勤めていた会社を辞める時にネットプライスに声をかけてもらったのがBEENOSグループの入社のきっかけです。

ネットプライスでは、提携メディアに売り場をつくる企画営業やアフィリエイト、SEOなど様々な業務を担当しました。その後、新規事業を創出する部署に異動となり、様々な新サービスの立ち上げを思考錯誤しながら進めていました。その中で、2008年に設立したtenso株式会社に2010年に異動となり、今に至ります。
様々な分野の仕事を行ってきましたが、一貫して”インターネットで物を販売する”というサービスに携わっています。

tensoでは現在どういった業務に携わっていますか?

海外転送サービス「転送コム」と購入サポートサービス「Buyee」のリスクマネジメントチームを統括していて、監査や税務関連、経理のサポートや不正検知のオペレーション、そして在庫のコントロール等を行っています。
日本と海外をつなぐサービスであるからこそ、国内でのサービス以上に決済やシステム含め様々なリスクと向き合っていく必要があります。そこでいかに迅速にリスクマネジメントをし、より良いサービスにできるかを考え、日々業務にあたっています。

2019年10月より執行役員に就任されましたが、打診を受けた際はどのように感じましたか?

そうですね、驚きましたが嬉しくもあり、同時に使命感も湧きました。
今までtensoで一緒に働いていた役員の方々がさらにBEENOSグループを大きく強くしていくために、別の会社やポジションへと異動になりました。私もtensoに残ったからには、さらに大きくして守っていかなければいけないという責任感を持って、メンバーとともに日々奮闘しています。

執行役員になって特に心がけるようになったことはありますか?

社長や取締役の方が話す会社の事業戦略や今後の方向性などについて、チームのメンバーにはなるべく個々の仕事に落とし込んで話すことを心がけています。
会社の方向性とメンバーの仕事内容の隙間を埋めて、自分もチーム全体も常に高い目線で仕事ができるようにしたいと思っています。隙間を埋めるという作業は、高いコミュニケーション力も重要となってくるもの。常にメンバーとの距離や役割などに意識して意思疎通をはかるよう心掛けています。

BEENOSのパーパス(存在意義)は「野心とテクノロジーで世界の可能性を拡げるNextスタンダードを創る」。
野坂さんの実現したいNextスタンダードは何でしょうか?

現在の部署はどちらかというと、コストをコントロールする業務や施策が多いです。
今、世の中の状況が大きく変化していく中で、その波にのって事業がより柔軟に対応できるような組織であるよう、事業の土台を効率よく最大の効果が出せるようなチームにしたいと思っています。

BEENOSグループには、働く女性・ママさんがたくさんいます。そういった目線でBEENOSの働く環境についてどう思われますか?

BEENOSグループは性別や年齢を意識させる差などはなく、働く上で男女を意識したことがあまりないのですが、入社当初はとても女性が多く女性として働くモデルとなる先輩方が沢山いました。
女性の割合が少なくなった時期もあったのですが、最近、女性がまた多くなってきてとても心強く感じています。
働くママやパパに便利な福利厚生や働き方も以前より増えどんどん進化していて、BEENOSグループは以前と変わらないスピード感や闘志を持ちながらも、様々な人が挑戦できる環境が整いつつあると思っています。

プライベートではママの顔を持つ野坂さん。仕事と私生活をどのように両立していますか?

一番気をつけているのは、仕事、育児、家事を別々で考えないでスケジュールも優先順位も全部含めて組み立てるようにしています。(もちろん毎日、試行錯誤ではありますが・・・・)
旦那さんにも子供にも助けられているところがあり、頼れる部分は頼りながら。全部完璧にしようと思うと大変なので、仕事以外は8割できればいいかな、といった感じで自分なりのライフスタイルで活動しています。

便利なグッズなどがあれば教えてください。

最近CMでもよくやっていると思うのですが、家族3人のスケジュール管理にはスケジュール共有アプリを利用しています。また、子供が児童館など遊びに行くときには、AIみまもりロボットを持たせています。位置情報がわかるので安心して遊びに行かせることができますね。
あとは、私も旦那さんも働いていて食事の献立を決めたり買い物に行ったりするのが難しいときには食材宅配サービスを活用しています。
便利なものは取り入れて、仕事の時間も家族の時間も大切にできるよう心掛けています。

女性で管理職を目指す方へメッセージをお願いします。

女性に関わらず、すべての人に言えると思うのですが、人生には様々なターニングポイントがあり、乗り越えても新しい困難や課題が現れます。だからこそ、一人で完璧を求めるのではなく、周りの人の力を借りながら互いを支えながら、より関わっている業務が大きくなれるよう一緒に頑張っていきましょう。

野坂さんとのリモートインタビュー画像

野坂さん、ありがとうございました。
現在BEENOSはリモートワークのため、取材もリモートで行いました。

リモートワークでは家族が一緒に生活する時間が長くなる方も多いと思います。仕事でも家族のことでも普段とはまた違った工夫ができるのかもしれません。

BEENOSは、今後も働くメンバーのライフスタイルを尊重し、寄り添ってサポートする“柔軟性”を大切にしています。