Engineering 2024.09.19

RIZAP×BEENOS 若手エンジニアの合同インタビュー 各社で捉え方が異なる「仕事の裁量」について、エンジニア若手社員に聞いてみた


裁量が大きい会社で働きたいという考えを持つ人は多いかなと思います。「裁量」という言葉は人によって定義・捉え方が異なるワードでもあり、会社ごとにも定義・捉え方は違うように感じます。今回は、合同でイベントを実施した経緯もあり、RIZAP・BEENOS各社の若手エンジニアである、RIZAP梅田さん(写真左)、BEENOS倉内さん(写真右)にインタビューを行うことで、各社の「仕事の裁量」について違いを感じ取ってもらえればと思います。

ーお二人の簡単なご経歴をお願いします

RIZAP梅田:2020年卒の代でRIZAPグループにビジネス職として入社し、最初の2年間は主に商品企画やマーケティングなどを担当しておりました。その後、新卒3年目のタイミングで会社が「DXに力を入れていこう」という方針となり、新卒を中心にエンジニアを育てるプロジェクトにお声がけいただいて以降、開発エンジニアとして現在も働いております。

BEENOS倉内:BEENOSには2022年に新卒で入社しました。現在は主力サービス「Buyee」に関わる、日本語のECサイトにタグを設置するだけで、海外のお客様が安心して購入できるようになる「Buyee Connect」に関わる関連サービスのPMを中心に、テックブログに関わるような技術広報チームに関わっていたり、採用イベントに協力したり、社内アプリケーションの開発など様々なことに携わっています。

ーお二人とも新卒で今の会社に入社されていますが、入社した経緯を教えてください

RIZAP梅田:私自身、大学時代に10キロのダイエットに成功した経験があり、そのときの感動や自身の内面の変化を踏まえて、健康やヘルスケアの商材を扱っている企業、特に身体だけでなく心も健康になれるような事業やサービスを扱っている企業を重視して見ておりました。また、自分のスキルを磨いていけるような環境で働きたいとも考えていました。

BEENOS倉内:僕は幼少期からPCを触っていたこともあり、入社前からエンジニアになりたいと思い就職活動をしていました。BEENOSとは説明会で出会ったのですが、説明スライドで目指しているミッションや目指したい方向性が書かれており共感したことを覚えています。当社では越境ECに関する事業に取り組んでいるのですが、その理由として縮小する国内の1億人のマーケットではなく・拡大していく100億人のマーケットに挑戦したいという想いや、ミッションとして「野心とテクノロジーで世界の可能性を拡げるNext Standardを創る」を掲げている点に規模感の大きさを感じ、自分も関わってみたいなと感じました。また、インターンに参加したのですが、リモートでもコミュニケーションが活発にされていたことや、実際のプロダクト開発もやらせていただき、自分がやりたい姿にあっているなと感じ、入社を決めました。

ー入社してからはどのような業務に携わってきたのですか?

RIZAP梅田:1-2年目の開発エンジニアになる前はCMでお馴染みのRIZAPの商品開発の部署に所属しておりました。そこでは0→1での商品の開発と商品の購買を促進するためのゲスト向けのアプリ開発の企画を担当していました。企画と言っても、当時のRIZAPはアプリを全て外注で開発していたため、委託先の会社様に要望を伝えて、出来上がったものにフィードバックをするといった状態で、自分がエンジニアに対して無理なことを言っているのか、簡単なことを言っているのかすら分からず、葛藤しながら進めている状態でした。だからこそ、エンジニアへのキャリアチェンジの話を人事から提案いただいたときは、「エンジニアの言っていることが理解できるようになる!」と前向きに捉えていましたね。以降、開発エンジニアになってから最初の1年間はフロントエンドを中心に担当しており、chocoZAPのホームページを作るプロジェクトからスタートし、その後徐々に領域を広げ、現在は主にバックエンドエンジニアとして、chocoZAPアプリの入館証の表示や食事記録などの機能開発に携わっています。

BEENOS倉内:まず新卒1年目についてお話をすると、入社後3か月の研修の後、約5か月間かけて複数のチームを経験するジョブローテーションがありました。ジョブローテーションは今も行っているのですが、当社にはスタートアップ期からグロース期までフェーズの異なるチームかつ、チームの大きさも異なるなど、さまざまなチームがあるので、実際の業務を経験しながらキャリアの解像度を上げることができました。その後1月に今のチームに正式に配属となりました。配属先については、行きたい部署があったので自分で希望を伝えました。今の上司との相性や肌感があっていそう、というのも決め手でした。配属されてからは、「Buyee Connect」をご利用いただいているクライアントの方達が使用するダッシュボードツール(honeycomb dashboard)の開発を担当しています。はじめは設計や実装フェーズを主に担当していたのですが、徐々にプロジェクトマネジメント側にシフトしています。また部署的にも何でもやるスタンスでもあるので、テックブログの運営に関わったり、社内の小さなシステム開発などのヘルプに入ったりと色々対応しています。たとえば当社ではいちご農園を運営しているのですが、そこで採れたいちごを社内向けに販売したり、いちご狩りの予約を行うためのシステム開発に携わったりしています。

ーこれまで様々な業務に携わってきた中でも、特に「これはチャレンジしたな」というエピソードを教えてください

RIZAP梅田:先ほどの話にも繋がりますが、まずはエンジニアにキャリアチェンジしたことだと思っています。当社には「新卒・若手にどんどんチャレンジの機会と教育の機会を与えていこう」という文化があります。当時エンジニアについて右も左も分からなかった私が未経験からでも開発エンジニアとしてのキャリアをスタートすることができたのは、人事からこのようなチャレンジの機会をいただけたからだと思います。具体的には、フロントエンド、バックエンド両方を合わせた約半年間の学習を、開発部門の責任者がコードレビューも含めて全てサポートしていただき、その後、適性と希望を踏まえて開発の部署への異動が決まったという経緯でして、今思うと当社らしい挑戦の機会だったなあと思います。笑。余談ですが、私が受講していたエンジニア育成の学習プログラムは現在実施している内定者研修の「1,000時間プログラム」(約6ヶ月)につながっています。

BEENOS倉内:様々なことに自分から希望して関わらせてもらっていることがチャレンジだと思っています。例えばテックブログの運営では、上司からこういうのあるんだけど、と提案があり、「めっちゃ面白そう」と感じたのでやりたいと希望しました。社内システムも同じですね。やってみたい!面白そう!と思い、自分から上司に携わりたいと伝えました。全てが希望というわけでもなく、採用や本日のインタビューみたいに声がかかって対応するというケースもあります。頭の切り替えが必要な時もありますが、全く別のことを平行して進められる力が身に付いたことがチャレンジの賜物だと思っています。


ーチャレンジの内容もそれぞれの会社によって特徴が出ているなと思いましたが、他に「RIZAPらしいな・BEENOSらしいな」と感じるエピソードはありますか?

RIZAP梅田:多くのユーザーからのフィードバックをもらえる点と、そのような大規模な開発にも経歴に関わらず抜擢される点はRIZAPらしいなと感じますね。例えば、自分が担当したchocoZAPアプリの食事記録の機能開発など、タスク自体はそこまで技術的に難しいものではないのですが、非常に多くのユーザーに使っていただいているため、万が一エラーが起こってしまうと多くのお客様にご迷惑をおかけすることになります。責任も感じますが、120万人以上(※2024年8月15日時点)の会員様から常にフィードバックをいただける環境は、同時にやりがいも感じます。

BEENOS倉内:面白いと感じたことを任せてやらせていただける点ですね。技術広報チームへの関わりなど、きっかけは上司からの提案だったりもあるのですが、「それ面白いですね」とやらせてもらえるのはBEENOSらしさなのかなと思っています。僕みたいに色々やりたい人には挑戦の機会も多いですし、もちろん1つのことを極めたいという方にも大きなチャレンジの機会があるので、希望にあわせて挑戦の機会があるというのがBEENOSらしいのかなと思っています。それ以外の細かなところだと、会社のモニターを変えたいと思い提案したところ、役員の方からフィードバックいただきつつ承認されるなど、役員との距離が近いのも当社らしいなと感じますね。

ー今後はどんなことにチャレンジしていきたいですか?

RIZAP梅田:現在、上司である開発の責任者(エンジニアになるの当時のメンターをしてくださっていた方です)が、技術選定や開発方針の決定、ピープルマネジメントも含めた組織運営を行っているのですが、自分もそういった領域に貢献したいと考えております。そして、最終的にはユーザーへの価値創出に拘った開発ができるようなエンジニアになりたいです。

BEENOS倉内:僕は小規模ですが自分のチームを持たせていただいているので、関わっている方々によりよい開発経験をしてもらいたいと思っています。当社にはとても優秀な方が多いので、活かせるような環境が作れたらなと思います。個人としては、PMをしつつ開発には引き続き携わっていきたいですね。コードも書いていたいです。

ーお二人ともチームマネジメントに挑戦していきたいということですが、最後にどのような人と今後一緒には働きたいか教えてください

RIZAP梅田:思いやりのある人ですね。当社の企業理念やビジョンが一人一人に寄り添うものが多いこともあり、当社には思いやりのある人が多いように感じます。もちろんエンジニアとしてのスキルも大切ですが、難しいアルゴリズムが組めるかなどは究極重要ではなくて、思いやりは最終的にユーザーに届くと思うので重要だと思います。

BEENOS倉内:僕はコミュニケーションが気持ちよくとれる人と一緒に働きたいですね。あとは、「課題解決オタク」に共感する人と一緒に働きたいと思っています。「課題解決オタク」という言葉は、社内で一時期言われていたのですが、技術はあくまでも手段だとも思っていて、課題解決をしていくことによって、プロダクトが良くなると思っています。プログラミング言語の違いは、書き方の問題だとも思うので、プロダクトがよくなるような課題解決に興味がある人は大歓迎です!

ー梅田さん、倉内さん、本日はありがとうございました!