Engineering
2024.05.01
エンジニアサマーインターン2023参加者に聞く~可能性を拡げるインターンとは~
2023年8月に行われたエンジニア向けBEENOSサマーインターン2023に参加した2025年卒内定者の小林さんにインタビューを行いました。
早い段階からエンジニアになる!と心に決め、その上でスキルを磨きたいとさまざまな企業で実務型インターンを受けてきた小林さん。
BEENOSのサマーインターンはどうだったのか、参加したことによってどのようにご自身の成長に繋がったのかなど、色々聞いてみました。
小学生の頃からPCやゲームに興味がありました。高校生の頃パソコン部に入り、そこからプログラミングをはじめ、ほぼ独学でゲームを作っていました。その頃はただただ自分の作ったゲームを誰かに使ってもらって楽しんでもらう事が嬉しくて、ひたすら打ち込んでいましたね。
明確にエンジニアになろうと思ったのは、自分が作ったゲームを文化祭で販売することになったことがきっかけです。多くの人に遊んでもらい、楽しかったと言ってもらうなど自分が関わったものが喜んでもらったり、誰かに使ってもらえることが嬉しいことだと気づき、ものづくりに携わりたいと思うようになりました。
エンジニアになりたいということは決めていましたが、文系出身だったこともあり、就職活動が本格化するまでにどう成長するか、他の就活生とどこまで差をつけることができるか、を考えていました。そこでインターンで実務経験を積もうと2年生の秋ごろから決意し、多くの企業でインターンを行う夏の時期よりも前にも実務経験を経験しておきたいなと感じ、BEENOSとは別の会社になるのですが、小さなベンチャー企業でインターンに参加させていただきました。
BEENOSの名前はインターンに参加する前から知っていました。今は解散してしまっているのですが、当時BEENOSが運営していたeSportsのチームを応援しており、エンジニアのインターンを探す中で、BEENOSがエンジニアのインターンを募集していることを知りました。前に体験していたインターン先ではECの受託開発をしていたこともあり、これまでやってきたこととの親和性も感じ、興味がわいたことが参加するきっかけですね。
また、前のインターン先では、社会人の基礎となるようなマナーなども含めて色々経験させていただいたものの、受託先であるクライアントとの関係値もあり、エンジニアとして思っている要望をそのまま伝えることができないと感じていました。そこで新卒として働く会社では、自社プロダクトに関わり、要件定義から実装・レビューまで開発サイクルを一気通貫で行える環境で働きたいと決心しました。
BEENOSでのインターンの面接においても、実装だけでなく、開発サイクルを一気通貫で行いたいと希望を伝えました。自社プロダクトを開発する体制がしっかりとあり、エンジニアとしての心地良さや、やりたいことが実際に叶えられる環境だと感じ、BEENOSのインターンに参加することにしました。
BEENOSの一プロダクトであるエンタメECプラットフォーム「Groobee」のフロントエンド側のタスクを担当しました。具体的にはGroobeeの管理者画面におけるUI・UXの修正変更、バグの修正などですね。
実は業務で取り組む中で、PMの方と要件定義を行う上で、何でもあわせていってしまったことがあり、要件定義の難しさを感じることがありました。インターンに参加した当初のタスクは簡単なものが多かったのですが、徐々にタスクの粒度が大きくなっていくにつれて、PMの方が思っていることをそのまま実装すると、実装のコストがあがってしまって、結果的に納期に間に合わないことがあったり、開発自体は完了するものの、今後の拡張性まで考えると大きな阻害になってしまうことを経験しました。自分の書いたものをレビュアーにみてもらったときに、大きな変更となってしまったこともありました。
要件定義に関わる部分はビジネスの能力が必要だったりPMの方の力が必要だったりするのですが、1エンジニアとして例えばこういう手法でやれば、開発納期が早められるなど、エンジニアとしての提案力も出せるところだとも感じています。こういった提案力を磨いていくのが今後の自分の課題だと感じています。
BEENOSのインターンはオンラインかオフラインかが選択できるようになっていたのですが、通勤時間を削りたいと考え、リモートを選択しました。
また、社会人になった後の今後の働き方を考えたときに、リモート中心での働き方になることを考え、それがリアルに体験できる企業でインターンに臨みたいと思いました。
コミュニケーションについては、当初少し心配はありましたが、BEENOSの社員の方がリモートで勤務されている方も多く、Slack上でコミュニケーションをするのが当たり前でやり取りが頻繁に行われている環境だったので、抵抗感なく取り組むことができました。また、インターン期間中に進捗の報告やミーティング、slackでも直接でどうですか?と色々聞いてもくださっていたので、コミュニケーションで課題を感じることはありませんでした。
さらに、インターン中に先輩社員がメンターとしてついてくださっていたのもあり、困ったことがあれば何でも聞いていたことも大きかったと思います。
負債化しないコードの書き方をプロダクト開発の実例を通して知ることができました。例えばですが、コンポーネント設計がどういう風になっているのかなど、実際の開発していく中でも感じ取ることができました。またBEENOSでの開発は2-3人でレビューする形となっており、コードが負債化しないような仕組みになっているとも感じました。
プロダクトの発展になり、誰かに喜んでもらいたいという、自分が実現したいことに対して、エンジニアとしてやらなければいけない自身の課題を実感することができたことですね。インターンを通じて、自己満足で終わらず、これから自分はどういうことをやっていくのだろう、エンジニアとしてどうやって価値を出していくのだろう、そういったことをインターンを通して実感できたことが一歩目の成長だったと思います。
実際それは、エンジニアを志しはじめた高校生の頃から感じていた、エンジニアリングを通じて、人を喜ばせたいという思いとつながっているなぁと感じます。
何気なく使われていても、便利だなと思ってもらうだけでもエンジニアとして誇りを感じるし、人に喜んでもらうことは、自分の中で大事にして働いていきたいと思っています。自分だけではなく、会社全体としてユーザーのことを大事にしているかは大きいなと感じています。
自分自身の能力をあげることも大切だと思いますが、それ以上に人を頼り・巻き込む力が足りないとインターンを通して感じています。関わるプロダクトの大きさを実感し、大きなタスクがある中で自分ひとりで終わらせようとするのではなく、他の人を巻き込んでいくことを、今後伸ばしていかなければなと感じます。
実はCTOの漆原さんとの最終面接でも「1人でどうにかしようとするところがあるね」と言われ、見抜かれたと感じました。面接の場で入社するかもわからないのにアドバイスも頂き、この人のもとで働きたいと思った瞬間でもありましたね。
1人でできることは高が知れているなと感じますので、もっと人を頼って巻き込んでいく考え方にシフトさせていきたいですね。
ありがとうございました。
BEENOSエンジニアサマーインターン2024のエントリーはこちら
早い段階からエンジニアになる!と心に決め、その上でスキルを磨きたいとさまざまな企業で実務型インターンを受けてきた小林さん。
BEENOSのサマーインターンはどうだったのか、参加したことによってどのようにご自身の成長に繋がったのかなど、色々聞いてみました。
なぜエンジニアになろうと思ったのですか
小学生の頃からPCやゲームに興味がありました。高校生の頃パソコン部に入り、そこからプログラミングをはじめ、ほぼ独学でゲームを作っていました。その頃はただただ自分の作ったゲームを誰かに使ってもらって楽しんでもらう事が嬉しくて、ひたすら打ち込んでいましたね。
明確にエンジニアになろうと思ったのは、自分が作ったゲームを文化祭で販売することになったことがきっかけです。多くの人に遊んでもらい、楽しかったと言ってもらうなど自分が関わったものが喜んでもらったり、誰かに使ってもらえることが嬉しいことだと気づき、ものづくりに携わりたいと思うようになりました。
就職活動はどのように進められたのですか?
エンジニアになりたいということは決めていましたが、文系出身だったこともあり、就職活動が本格化するまでにどう成長するか、他の就活生とどこまで差をつけることができるか、を考えていました。そこでインターンで実務経験を積もうと2年生の秋ごろから決意し、多くの企業でインターンを行う夏の時期よりも前にも実務経験を経験しておきたいなと感じ、BEENOSとは別の会社になるのですが、小さなベンチャー企業でインターンに参加させていただきました。
どうしてBEENOSのサマーインターンに参加しようと思ったのですか
BEENOSの名前はインターンに参加する前から知っていました。今は解散してしまっているのですが、当時BEENOSが運営していたeSportsのチームを応援しており、エンジニアのインターンを探す中で、BEENOSがエンジニアのインターンを募集していることを知りました。前に体験していたインターン先ではECの受託開発をしていたこともあり、これまでやってきたこととの親和性も感じ、興味がわいたことが参加するきっかけですね。
また、前のインターン先では、社会人の基礎となるようなマナーなども含めて色々経験させていただいたものの、受託先であるクライアントとの関係値もあり、エンジニアとして思っている要望をそのまま伝えることができないと感じていました。そこで新卒として働く会社では、自社プロダクトに関わり、要件定義から実装・レビューまで開発サイクルを一気通貫で行える環境で働きたいと決心しました。
BEENOSでのインターンの面接においても、実装だけでなく、開発サイクルを一気通貫で行いたいと希望を伝えました。自社プロダクトを開発する体制がしっかりとあり、エンジニアとしての心地良さや、やりたいことが実際に叶えられる環境だと感じ、BEENOSのインターンに参加することにしました。
サマーインターンで小林さんが行った業務について教えてください
BEENOSの一プロダクトであるエンタメECプラットフォーム「Groobee」のフロントエンド側のタスクを担当しました。具体的にはGroobeeの管理者画面におけるUI・UXの修正変更、バグの修正などですね。
実は業務で取り組む中で、PMの方と要件定義を行う上で、何でもあわせていってしまったことがあり、要件定義の難しさを感じることがありました。インターンに参加した当初のタスクは簡単なものが多かったのですが、徐々にタスクの粒度が大きくなっていくにつれて、PMの方が思っていることをそのまま実装すると、実装のコストがあがってしまって、結果的に納期に間に合わないことがあったり、開発自体は完了するものの、今後の拡張性まで考えると大きな阻害になってしまうことを経験しました。自分の書いたものをレビュアーにみてもらったときに、大きな変更となってしまったこともありました。
要件定義に関わる部分はビジネスの能力が必要だったりPMの方の力が必要だったりするのですが、1エンジニアとして例えばこういう手法でやれば、開発納期が早められるなど、エンジニアとしての提案力も出せるところだとも感じています。こういった提案力を磨いていくのが今後の自分の課題だと感じています。
社員の方とはどのようなコミュニケーションをとっていましたか
BEENOSのインターンはオンラインかオフラインかが選択できるようになっていたのですが、通勤時間を削りたいと考え、リモートを選択しました。
また、社会人になった後の今後の働き方を考えたときに、リモート中心での働き方になることを考え、それがリアルに体験できる企業でインターンに臨みたいと思いました。
コミュニケーションについては、当初少し心配はありましたが、BEENOSの社員の方がリモートで勤務されている方も多く、Slack上でコミュニケーションをするのが当たり前でやり取りが頻繁に行われている環境だったので、抵抗感なく取り組むことができました。また、インターン期間中に進捗の報告やミーティング、slackでも直接でどうですか?と色々聞いてもくださっていたので、コミュニケーションで課題を感じることはありませんでした。
さらに、インターン中に先輩社員がメンターとしてついてくださっていたのもあり、困ったことがあれば何でも聞いていたことも大きかったと思います。
技術面で学べたことはありますか
負債化しないコードの書き方をプロダクト開発の実例を通して知ることができました。例えばですが、コンポーネント設計がどういう風になっているのかなど、実際の開発していく中でも感じ取ることができました。またBEENOSでの開発は2-3人でレビューする形となっており、コードが負債化しないような仕組みになっているとも感じました。
サマーインターンに参加して自分の成長や可能性が拡がったことははなんですか
プロダクトの発展になり、誰かに喜んでもらいたいという、自分が実現したいことに対して、エンジニアとしてやらなければいけない自身の課題を実感することができたことですね。インターンを通じて、自己満足で終わらず、これから自分はどういうことをやっていくのだろう、エンジニアとしてどうやって価値を出していくのだろう、そういったことをインターンを通して実感できたことが一歩目の成長だったと思います。
実際それは、エンジニアを志しはじめた高校生の頃から感じていた、エンジニアリングを通じて、人を喜ばせたいという思いとつながっているなぁと感じます。
何気なく使われていても、便利だなと思ってもらうだけでもエンジニアとして誇りを感じるし、人に喜んでもらうことは、自分の中で大事にして働いていきたいと思っています。自分だけではなく、会社全体としてユーザーのことを大事にしているかは大きいなと感じています。
サマーインターンの経験を今後、社会人としてどう活かしていきたいですか
自分自身の能力をあげることも大切だと思いますが、それ以上に人を頼り・巻き込む力が足りないとインターンを通して感じています。関わるプロダクトの大きさを実感し、大きなタスクがある中で自分ひとりで終わらせようとするのではなく、他の人を巻き込んでいくことを、今後伸ばしていかなければなと感じます。
実はCTOの漆原さんとの最終面接でも「1人でどうにかしようとするところがあるね」と言われ、見抜かれたと感じました。面接の場で入社するかもわからないのにアドバイスも頂き、この人のもとで働きたいと思った瞬間でもありましたね。
1人でできることは高が知れているなと感じますので、もっと人を頼って巻き込んでいく考え方にシフトさせていきたいですね。
ありがとうございました。
BEENOSエンジニアサマーインターン2024のエントリーはこちら