Business 2024.04.08

超実践型のBEENOSのインターンを通じて得られた経験 COO直下で日々刺激を受けているインターン生にインタビュー

大学院に通いつつ、2024年2月からCOO直下のインターンに参加している、Lizzyさんにインタビューを行いました。インターン当初から先輩に自分の目標を伝え、まっすぐにその目標に向かって日々頑張っているLizzyさん。どんなきっかけでBEENOSのインターンシップに参加されたのか、具体的な業務内容や、BEENOSのインターンを通じてどのようにご自身の成長に繋がったのか、などを掘り下げました。


どういったきっかけでBEENOSのインターンに応募されたんですか?

Lizzy:
私は東京大学公共政策大学院で勉強していますが、卒業後日本で就職したいと思っており、自分にとって最適な職場を見つけるためにまずインターンに参加してみたいと考えました。Wantedlyには様々な企業のインターン募集がたくさんあるよと先輩から教えてもらい、去年の10~11月ごろからインターンを探し始めました。
 自分の英語スキルを活かしたいと思っているので、会社を選ぶ軸は大きく2つあり、1つ目は英語力を求められているかどうか、2つ目は海外に拠点があるかどうかでした。BEENOSは2つとも条件があうかなと感じ、応募させていただきました。
 COOの佐藤星さん(以下、星さん)と入江さんに面接をしてもらい、その年のクリスマスにインターンのオファーをいただきました。クリスマスプレゼントをもらったようでとても嬉しかったです。
 面接を通じて、私自身とBEENOSには縁があると感じました。具体的に言うと、面接日の前日に、ちょうどルームメイトとメルカリが中国のシェンユー(闲鱼、中国のフリマアプリ)にて越境販売をしていることについて話をしていました。星さんと面接するときに、そのプロジェクトにBEENOSが関わったことを教えていただき、とても驚きました。私はもともとお買い物が大好きで、越境ECはとてもポテンシャルがあると感じているため、ぜひチャレンジしてみたいと考えインターンに参加させていただきました。


入社した後は具体的にどのような業務を担当されていますか?

Lizzy:
最初のタスクは、グローバル市場における、セカンドハンドのファッションアイテムの市場についてのリサーチレポートでした。レポートの目的は、日本のセカンドハンドのファッションを取り扱う企業がどのように海外進出するかを議論しやすくすることです。そのために、海外のトップレベルのマーケットシェアを誇るマーケットプレイスに関しての情報を収集し、整理しました。
 2つ目のタスクは異なるマーケットプレイスに同じ企業の店舗が出店していて、それらのGMVの違いと影響要因の仮説を提案することでした。
 3つ目は2日間をかけてPythonを勉強し、今まで手作業で行っていたデータ入力を自動化するための調査でした。どのPython Libraryを使ってデータの自動記録、自動スクリーンショット、データ分析を実現するかレポーティングしました。
 そして、4つ目はキャンペーンのデータ分析でした。年末年始に実施したキャンペーンのデータをもとに、カテゴリーによってどのようなキャンペーンを実施するのが投資対効果が最もよいのかをSQLを使って分析しました。私は統計学とデータ分析の基礎を学校で勉強していますが、SQLについてはあまり知りませんでした。BEENOSでのインターンを通じて、実務の経験を積みながら日々業務を進めています。


すごく実践的な内容ですね。インターンに参加する前のイメージとは相違なかったですか?

Lizzy:インターンに参加する前は、COO直下のインターンは多くの雑務を処理することになるのではないかと少し心配していました。
 しかし、インターンに参加した後、この仕事は想像以上に重要だというのがわかりました。COOから数多くのタスクを任せられているので、責任感を感じながらも仕事の面白みを感じています。
 そして、このインターンシップに対する印象が変わったというより、実際には「インターンシップ」に対する理解が深まりました。前の会社でのインターンシップの経験から、インターンは「会社が安価な労働力を求めている」という偏った理解をしていました。そのため、BEENOSインターンの初期の頃は、自分の仕事の効率が低すぎるのではないかとよく心配し、入江さんに多くの質問をしなければならないこともしばしばあり、入江さんの負荷をあげているのではないか、ととても心配していました。ですが、入江さんからは、「仕事をいかに効率的に完成させるかだけではなく、インターンを通じて多くの学びと成長することを望んでいる」と教えていただき、支援と助けが必要であれば、惜しまず提供すると言っていただきました。今では「インターン」に対する理解の一つとして「会社が若者を育てるため」という側面もある、という印象に変わりましたね。


業務を進める中で、周りのチームメンバーは協力的でしたか?

Lizzy:
はい、みんな協力的ですね。入江さんは本当に優しくて、仕事を任せられるときに、その仕事内容に関連する背景、情報、何でも丁寧に教えていただいています。例えばデータ分析の仕事を任せられたときに、ホワイトボードにデータフローとビジネスフローを組み合わせて、データはどのように生成されているのかを詳しく教えていただいたのは今でも覚えています。そして、インターンの2日目に「現在の業務において、新しい提案をできるようになりたい」という自分の目標を入江さんに伝えたところ、「提案だけじゃなくて、実行まで一緒にやろうよ」との暖かいコメントをいただき、本当にみんなが協力的かつ、一人一人に寄り添ってるなと感じました。


BEENOSらしさを感じることはありますか?

Lizzy:
入社2日目にちょうど英語・多言語サークルが開催する英語ディナーというイベントがありました。英語・多言語サークルというのは、社内サークル活動の1つで、英語など、日本語以外でのコミュニケーションを気軽に楽しむサークルなのですが、私は元々日本語がそんなに得意ではなく、他のメンバーとのコミュニケーションを心配していましたが、みなさんフレンドリーで、楽しく英語を話されていて、私もとても楽しめました。大学で同じようなイベントにも参加したことがありますが、結局みんなが自分の母国語で喋りがちなのですが、BEENOSでは全然そんなことはありませんでした。英語は流暢に話せない人でも、頑張ってコミュニケーションを取ろうとする姿に感動しました。
 また、BEENOSのみなさんは優しくて協力的な雰囲気を感じます。ビザ関係で会社から書類を発行してもらう機会がありましたが、丁寧かつ詳しく手伝っていただき、本当に暖かい職場だなと感じました。ベンチャー企業だからこそ、みんなが一緒にいい会社を作っていこうとのスタンスを持っている社員が多いので、「この仕事は私の業務範囲内じゃないので、他の方に聞いてください」みたいなことは一度もなかったです。


BEENOSのインターンに参加して、何を目標としているのかを教えていただけますか?

Lizzy:
データ分析を大学院で勉強しているので、実践によってデータ分析スキルを向上させ、業務上の課題やチャンスを認識し、解決策を提案できるようになりたいです。BEENOSのインターンの内容は実践的でとても刺激的です。自分が考えていることをチーム内で共有され、自分のスキルはぐんぐん向上していると感じています。そして、できれば自分が提案した解決策を実行まで追求し、プロジェクトマネジメントに実際に参加できればいいなと思っています。また、業務を通じてビジネス日本語力とプレゼン力も向上させたいですね。入江さんにも日本語力を向上させたいと伝えたところ、新しいメンバーがうちの部署にジョインし、「この前にLizzyさんにお伝えしたオンボーディング資料を英語から日本語に翻訳してみてください」と頼まれたので、翻訳してみました。その結果、間違えた単語・文書、ビジネスでの表現を一つ一つ丁寧に教えていただき、まるで言語学校に通っているかのように感じました。そして、実際のメンバーのオンボーディングも私が日本語で担当し、流暢ではありませんでしたが、みんなから見守っていただいて本当にありがたいなと思っています。



BEENOSでのインターン経験はご自身の成長にどうつながったのですか?

Lizzy:
インターンを通して成長したことは大きく2つあります。1つ目は自分の思考がアカデミックなものからビジネスに転換したことだと思います。職場でのレポーティングやコミュニケーションは、効率を非常に重視されるのですが、入社後、入江さんから私に対して最初に提案されたのは、「レポートを書く際は、箇条書きを使用すること」でした。星さんに初めて報告する前に、入江さんは私の文書の形式について改善提案をしてくださいました。「大学では、学術的なことを論じることに重点を置いているので、レポートは完全な文章で書かれます。その反面、職場では、読みやすい報告の方が効率的なコミュニケーションとなりますよ。」とのことでした。入江さんが修正した段落と自分が書いた文章を比較してみると、より構造がはっきりしており、内容が簡潔で、読む人が情報を迅速に得られるようになっていました。その後のタスクでは、レポーティングする時に読みやすさに気をつけるようになりました。また、Slackでメッセージを投稿する際にも、皆さんも情報を簡潔かつ効率的に伝えることを重視していることに気づきました。これは私が現在も学んでいるところです。
 また、PythonやSQLなどビジネスで必要なデータ分析についても習得することができ、事業企画に必要な仕事を体験できることも成長に繋がったと思っています。具体的に言うと、キャンペーンのデータ分析業務で、データ構造から要件のロジックまで、様々な分析業務を行うことで成長に繋がりました。業務を通じて、会社のビジネスについてもっと深く理解することができました。例えばプロモーションキャンペーンがどのように準備され、運営されているかなどを理解することができました。


他のインターン経験もあるとのことですが、他の会社のインターンとBEENOSのインターンの違いは何だと思いますか?

Lizzy:
他のインターン経験は中国での経験になるのですが、1つ目はBEENOSの組織はフラットだなと思っています。前の企業は大手企業で、業務に関わる人は同じ部署の人しかおらず、COOと直接触れることはほとんど不可能でした。そして、業務内容に関しても任せられる仕事しかできなく、主に雑務的な仕事がメインでした。BEENOSは誰とも横断的にコミュニケーションを取れますし、業務内容も刺激的で、常に新しいことに挑戦することができます。
 また、人がいいところもありますね。業務以外のことも遠慮なく話せて、「学生時代はたくさんのところに旅を出たほうがいいよ!」「ここのレストランがめっちゃおすすめ!」など、業務以外のことも気軽に話すことができて、本当に優しい人ばっかりで今でも驚いています。


社会に出て、将来的にどんな社会人になりたいですか?

Lizzy:
個人的な観点ですが、自分の社会人としてのイメージについては、中国の古い言葉である「君子不器(君子は器ならず)」だと思っています。人が社会に出ると、社会・組織の一部として自分らしさを失ってしまうことはしばしばあるのかなと思っています。特に分業や業務が細分化された大企業では、従業員は任せられる業務をこなし、流れで作業仕事をこなしているように感じることがあります。しかし、大企業のネジの一つになるよりも、裁量のあるベンチャー企業で働き、自分のスキルや創造力を発揮し、与えられたタスクを単にこなすだけでなく、自己成長・自己実現もできつつ、ちゃんと自分のアイデンティティも活かせるような仕事に就きたいと思っています。そのような環境では、個人と組織がWin-Winな状態になると信じています。
 同時に、職場以外で自分の興味のあるものに情熱を注ぎたいとも思っています。例えば、芸術、文学、または社会サービスなどを通じて、多面的な人間になりたいなと思っています。


最後に、学生に向けたメッセージをいただければと思います。

Lizzy:
BEENOSはとても働きやすい職場だと思っていますので、ぜひ一緒にBEENOSでインターンすることをおすすめしたいですね。学生から社会人になる前に、体験型のインターンシップに参加することは自分が成長する機会だと思っています。そして、海外に関わる事業に携わりたい、グローバルで活躍していきたい、自分の海外バックグランドを活かしたい人たちはぜひBEENOSのインターンに参加してみてもいいんじゃないかなと思います。

―いろいろ教えていただき本当にありがとうございました。