Business
2023.11.02
新卒で立ち上げ期の事業部に配属、Groobee事業で過ごした1年半を振り返る 新卒×新規事業キャリア
.jpg)
実態を伴う「挑戦できる会社」で、新規事業に携わりたいと思いBEENOSへ
―就活でBEENOSを選考したのはなぜですか?
野々部:学生時代は柔道に始まりサッカー、ラクロスとスポーツをやっていて、仕事にはスポーツくらい熱中したいなと考えていました。人気どころの商社など様々な業界を見ていましたが、自分で事業を作る方向が良いと考え、IT業界を軸に就活をしていました。
正木:大学は理系で生物学系の勉強をしていて、当初は研究者になりたいと考えていたんです。ただ、仕事をするうえでどれだけ人に影響を与えられる仕事ができるかということを考え始めた時、考えが変わり、就職活動を行いました。学生時代はサービスを作りたいと思っていて、自分でコードを書いて飲食店のLPを作ってお店に「作りました」と飛び込んでみたり、当時はWEB系に詳しいコミュニティも身近になかったこともあって企業を探していました。関西にいたので兵庫県にITベンチャーを見つけて、いきなり行って参加させてくださいとお願いしたりしていましたね。学生コミュニティにも所属していてそんな感じで1年弱を過ごした後、BEENOSに内定をいただきました。ただ、内定者対談をしたときに改めて自分の適性を考え、なにも仕事はコード書けることだけじゃないなと思うようになりました。エンジニア職として内定を頂いたけどビジネス職に変更できないか掛け合いました。

―中でも入社する決め手になったことは何だったんですか?
野々部:軸に置いていたのは熱中できるか、新規事業を自分で作っていくことが出来るかという点だったのでそれを叶えられる会社だったことがポイントの1点です。イベントでお会いした人事の方や、他のBEENOS社員の方のお人柄を見ても働きやすそうな会社だと感じたことをきっかけに選考に進み、そこでいろんな人とお話をしたうえで自分が想像しているBEENOSと実際に働いている人たちの間のギャップが少ないと感じたことがもう一つのポイントでした。
正木さん: 挑戦できる環境が整っているところが一番の決め手でした。最終面接で直井社長と話をさせていただいたことも大きいですね。「挑戦できる環境がある」と謳う会社は結構多いと思うんですが、BEENOSはそれが社員まで浸透していると感じました。会社がただそういった言葉を掲げているだけではなくて社員が体現している、実態を伴う「挑戦できる会社」なんだなと感じました。実際に面接時に社員の方と話をする中で実務のことを伺うと記事通りの働き方をされていると思ったんです。
立ち上げ期のBEENOS Entertainmentに、新卒で配属。
新規事業の最初の印象は「泥臭い」
―お二人はその後、当時新規事業の立ち上げ期真っ只中であるBEENOS Entertainment(以降、BET)に配属されたんですよね。新卒入社後すぐに新規事業とは、濃密な時間なんだろう、と私もずっと気になっていました。だから、本日はそんな日々について伺いたくてインタビューさせていただいています(笑)。まずは、配属当初の印象を教えてください
野々部:正直に言って、新規事業は思っている以上に泥臭いことをしているんだな、と。IT企業はさぞ仕事を効率的にやっているんだろうというイメージが勝手に先行していたのですが、それこそ新規事業なので(笑)。ふたを開けてみるとアナログと仕組みで解決していることが多いなと感じました。働く人のスタンスも慎重に物事を進めるというよりも、事業成長のために全速力でダッシュしているような勢いと情熱がありました。
正木:僕も泥臭いと感じましたね。IT企業はクールに仕事をしているイメージがありましたが、実際は商品登録やサイト改善など、細かいところについて人が泥臭く手を動かしているところは結構ありますね。いいなと思ったのは「できる」「できない」をあまり考えずにとにかくやってみるスタンスですね。BETの多くのメンバーがその意識があるので熱量が高くていいなと思いました。
―配属当初と現在ではどのように業務は変化しましたか
野々部:僕たちの業務はディレクター職で基本的には業務内容は基本は変わらないのですが、幅や量は広がりましたね。人員も増えていますが、増えた人数に比例せずに業務の量と幅は拡大しています。そのほかでは社内でECを運用する以外のところで正木くんが関わっているのですが業務効率化の動きが出てきましたね。会社をよくするための動きが出てきたことも変化の一つです。
正木:1年目までは様々な案件に関わらせていただいて、今ではオンデマンド販売や新規サイトオープン、業務効率化などに携わっています。変化としては今期からは案件数が倍に増えていますね。業務効率化については自分が手を挙げて始めたということもあり、主導となってできているかなと思います。そのほか会場受け取りプロジェクトにも参加させていただき、業務の幅は広がりましたね。

新規事業ならではの非連続な成長を超えて――自分たちが得たもの
―現在までの間で、ご自身の心情の変化などもあったんじゃないですか。
野々部:新卒1年目まではただただ、仕事を楽しいと感じていました(笑)。2年目になってからは社内で配置転換もあり、ありがたいことに担当の仕事がたくさんできたんですね。キャパシティから見ると多いかもしれないとは感じましたが、そういうこともあるかなという感じで。
正木:1年目より今の方がモチベーションが上がりましたね。1年目は自分自身ができることが限られている反面、気持ちばかり先行して新規事業に関わりたいというジレンマがありました。今はできることも増えてきて、やりたいことが形にできているのでモチベーション高くできています。
―BETは立ち上げ期で新規事業ならではの非連続な成長の中、カオスな時期もあったんじゃないですか?お二人と話していて思うんですけど、あれ、本当に2年目ですか?と。落ち着いているというか(笑)。事業ファーストの目線や自分がやるんだ、という意思も感じます。
野々部:それはあるかもしれないです。当時は思ったよりハードでした(笑)。でも、そのうえで自分は何をやろうかと立ち返って考えていたので、振り返ると、逆にやりやすい状況とも言えました。
正木:ハードな場面はたくさんありましたね。でも、そのおかげでBETメンバーはキャパが広がっているんじゃないでしょうか。
―Groobee事業をやっていての面白みや、楽しさはどんな点ですか?
野々部:ECを代理で運用するという代理店の動きなので、いろんなアーティストやアニメなど様々なコンテンツを扱ううえでこのアーティストはこういう事務所がこういう風に運営しているんだ、というように仕組みを知ることが出来るのがおもしろいです。事業的な面では今はGroobeeはぐんぐん伸びているフェーズで、そういうスピード感の中でキャパを増やし仕事の幅を広げるということをみんなが試行錯誤しながら動いているのが組織全体としていい状態だと感じていて、こういった部分もおもしろいなと思っています。
正木:Groobeeはまだ完全には決まりきっていないところが面白いですね。これからやれることや作っていけるものがたくさんあるので、事業を作っている面白さですね。
―仕事をする上でのミッションをどのように掲げているのですか?
正木:一言で言うと黒字化です。流通額を追うのも大事ですが商売をしているので利益がないといけないという意識があります。さっきお話しした業務効率化などのように黒字化に近づける動きをどんどんしたいですね。
野々部:Groobeeはまだまだこれからだと思うので、流通を伸ばして事業自体を大きくすることがトップにあります。そこに向けて各々の役割を持ってやっていくのがミッションだと思います。個人的には新卒で若い僕たちが若さや体力、新しい考えを組織の中で活かしていくことを意識したい。組織の中でどう発揮して事業成長に繋げられるかをミッションとして持っておきたいです。

想像していたよりも自分自身がこの1年半で変わった。
―お二人は、目線がちゃんと事業を見据えていて、そこからぶれていないんですね。事業や会社の状況に合わせて、自分が活躍できるように意識してスタンスを変えたタイミングもあったんじゃないですか?
正木:今期に入ってからのタイミングですね。自分でできることが増えてきて、こうしたいなという方向に挑戦していっています。
野々部:最初に配属されたころからスタンスはあまり変わっていません。最初から意識していたのは僕は若者で新卒1年目なので正直なんにもできない。どこで周りの人に勝とうかと思うと体力、若さ、素直さの部分だと思うんです。あとはこつこつ頑張ることを意識してまだずっと続けています。僕は運よくそのやりかたがたまたま仕事内容にフィットしたんです。
―振り返ると、最初の配属はBETでよかったと思いますか?
正木:わからないのが本音ですね。僕は与えられた環境で仕事をすると決めていたのでいいとか悪いはないですね。でも新規事業に関わりたかったので立ち上げ期であるBETで良かったんじゃないかと思います。
野々部:最初はグローバル事業を主眼にしていたのでエンタメのことは知らなかったんです。でもふたを開けてみたらすごく良かったんです。事業フェーズ的に今はゴリゴリやっていく段階ですごくおもしろいです。あとは働きやすい人が多いので、BETで配属で良かったと思います。
―入社前に想像していたところと今の自分のギャップはありますか?
野々部:想像していたよりも自分自身がこの1年半で変わったと思っています。最初は1年半は短いと考えていて、できることもそんなに増えないと思っていたんです。実際は思っている以上にやること、やらなくてはいけないことがあってやりたいことも増えました。1年半はあっという間でしたね。思っていたよりもゴリゴリ仕事をしています。仕事を頑張りたいと思って社会人になりましたが、想定よりも頑張っている気がしますね(笑)。
正木:僕は当初、自分はもっとできると思っていたけど出来なかったのが想像と違う面ですね。自分はいけると思っていましたが、意外とできることって多くはなくてコツコツやる必要があるんです。1年目の後半になって慣れてきてもできる幅は狭いなと感じましたね。半年で慣れていけると思っていましたが、そんなことはなかったです(笑)。

―BETへの配属は成長できると思いますか?
正木:成長できると思います。
野々部:できると思います。本人にこうしたいという意思があって、自分がどうしたいのかある程度リソースを割いて動くことが出来れば成長できると思います。
―BETにどんな方に入社して頂きたいですか
正木:優秀なのは大事ですが、ちゃんと気合と根性もある人ですかね。ある程度自分はこういうものがつくりたい、というものがないといけないかなと思います。言われたことをやるだけよりは、意思をもってこういう風にしたい!とエネルギッシュな人がいいですね。
野々部:若くて経験を持っている人に入ってほしいですね。僕たちよりは少し上の世代で経験値を持っている人の背中を見ながら仕事が出来ればより成長できるのでは、と思っています。
正木:自分の進化版みたいな人に来てほしいです(笑)。身近な存在として見習いやすいですし、組織的な意味でも野々部君が言ったような層が欲しいです。
―これからどんな仕事をしていきたいですか
野々部:僕は今の業務を楽しく感じていて好きなんです。なので、より自分のキャパを広げていきたいです。もう一つは入社時の希望でもあった新しい事業を作ることに積極的にかかわりたいと思っています。エンタメの中で新しくできることなどを考えて実行していけたらと思います。
正木:BETで新しく売り上げを作っていくことをしたいです。ディレクションは既存クライアントに対して運用や施策の提案などになりますが、それを超えて次の案件につなげる動きや、ECサイトで新しいアーティストの商品の販売を始めるなど、お客様に価値をきちんと提供して売上を取ってくる動きを今後どんどんできたらと思います。
―エンターテインメントDivisionは、今期もさらに、楽しみですね。ありがとうございました。