「Shopee」とフリマアプリ「メルカリ」の連携プロジェクトマネージャーが奮闘する1年半のリアル。
2020年度の新入社員も入社して4ヶ月が経過。研修も終わり、慣れない業務にリモート環境でも日々精進しているようです。「新入社員時代の過ごし方が、その後の仕事人生を決める」とよく耳にしますが、『成長環境であるかどうか』という点を指標として就職先を決めるケースが多く見受けられます。
今回は新入社員のBEENOSグループでの過ごし方にフォーカス。現在2年目となる入江に、BeeCruise株式会社で過ごした激動の1年半について聞いてみました。「BEENOSは成長環境なのか?」その答えを感じていただけたら嬉しいです。
Profile プロフィール
- 入江政行
- 2019年4月、東京大学卒業後、BEENOS株式会社に新卒入社。
大学時代はデータサイエンティストとして、ビッグデータ解析に従事。入社後は、新規事業のビジネスプランナーとして、アジア屈指のマーケットプレイス「Shopee」との業務提携プロジェクトリーダーを務める。
入社1年目で「Shopee」とフリマアプリ「メルカリ」の連携プロジェクトマネージャーに
入江さんの活躍ぶりを社内でもよく耳にします。今回は、就活生や内定者の方々に向けて、BEENOSで経験する新卒入社1年目のリアルな姿をお伝えできればと思っています。まずは、この1年間で取り組んだ業務について教えてください。
入江:色々経験させていただきましたが、担当させていただいた中で最も大きなプロジェクトは、8月にリリースした、アジア屈指のマーケットプレイス「Shopee」とフリマアプリ「メルカリ」の連携です。メルカリに出品されている商品を海外マーケットプレイスShopeeに出品するための支援を行いました。プロジェクトのゴールは、世界各国のShopeeユーザがShopeeで普通にオンラインショッピングを楽しむ感覚で、メルカリ上の商品を購入できるようにすること。
僕は事業企画者として連携スキームの設計を行い、プロジェクト全体のディレクションを行いましたが、プロジェクトマネージャーは様々なことを行わなければならず、幅広い専門性が必要だと改めて感じました。データサイエンスを用いたマーケットプレイスでの売筋の商品カテゴリやブランド分析をはじめ、自然言語処理技術を用いて、商品タイトルの自動翻訳・自動生成を行ったほか、契約の確認や締結をする際には英語でも折衝。メルカリ様とのコンタクトパーソンとしてもやり取りさせていただきました。
また、商品や資金管理について経理担当と相談したり、Shopeeの商品掲載・受注管理を行う新システムの要件定義と開発進捗管理、既存のシステム関連の改修についても要件定義や開発進捗管理を行いました。本当に、全てに関わるのだなと。多分野にわたる専門知識を早急にキャッチアップし、一つ一つ考えて答えを出して行くことを経験させていただきました。
プロジェクトの反響を感じていますか?
無事ローンチでき、関係各所から反響がありました。台湾のユーザからは、喜びの声と高い満足度を得ましたし、Shopee様やメルカリ様からも、過去にない取り組みだったとのことで、当プロジェクトの今後の発展に高い期待感を抱いて頂いきました。
BEENOSでの一年半
入江さんにとって、BEENOSで過ごす1年半はどのようなものだとお感じでしょうか?
入江:濃密でしたし、これまでに経験したことのないことばかりで、刺激的でした。
新規事業だったので、僕だけではなくグループとしても初めての課題や困難に直面し、最前線で僕も関与できたことは素晴らしい経験だったと思います。
その中でも僕にとって最も大きかったのは、課題に直面するたびに、答えを出すためのアプローチ方法や周囲の巻き込み方などを学べたことです。これは社会人としての基礎的な力で、どこで働く上でも重要になる普遍的な力だと思います。学ぶ機会を持てたのは、すごく貴重な経験でした。
あとは、メルカリ様・Shopee様・BEENOSにとっても新たな取り組みで、前例のない困難な挑戦でしたが、達成した先に見えている光が大きい分、期待感やワクワクする気持ちの方が勝りました。また、新しいことに、関係者みんなで取り組んで行く一体感が、純粋にとても楽しかったですね。メルカリ様、パートナーであるShopee様、社内のプロジェクトメンバー、全員にとって新たな取り組みで、細かいこと全てに一喜一憂しながら、一体感を持ってワンチームで進んで行く感じが楽しかったです。
自分が望む姿になれるような機会を会社で得られた=成長環境
就活生はご自身のキャリアをどこで詰み、どのように成長するかについて気にされていますよね。BEENOSで過ごすことをお勧めしますか?BEENOSは「成長環境」でしょうか?
入江:成長環境だと思います。人にはそれぞれなりたい人物像があると思います。僕が目指す人物像は、「人の感情や体験をデザインし、その人たちをうまく巻き込みながら大きな目標や社会全体がより良い方向に向かうようリードできる人」です。BEENOSで過ごした1年目に、プロジェクトの責任者としてディレクションを経験し、プロジェクトマネージャーやチームメンバーとの関わり方、その中での自分の立ち回り方を学ぶことができました。僕はこのプロジェクトを経験し、なりたい人物像に近づくことができたと言えます。
「成長環境」の定義は難しいですが、自分が望む姿になれるような機会を会社で得られ、さらに周りの方が協力的であることは、成長環境だといえると思います。なりたい人物像は、そもそも僕自身が定め望んでいることなので。ただし、まだまだ未熟だと自覚していますのでこれからも勉強を続けて近づいていきたいと思います。
1年半で得たもの
入江さんの本当に濃密な1年半。成長できたとご自身で実感を持つ程に経験を重ね、事業のインパクトとしてもグループに貢献できたことは素晴らしいと思います。この1年間の経験を踏まえて、新入社員や就活生の成長のために、伝えたいことはありますか?
入江:まず、やったことのないこと、どれほど困難なことでも、最後まで諦めずに食らいつくことを大切にして欲しいです。そういった際に重要なのは、年齢や社会人経験ではありません。
プロジェクトの中で、ある課題に直面した際、上司やパートナー、クライアントまで誰もが想定していたやり方では、難しいと思われた場面があり、方針転換を考えなければならないかのように思われた状況がありました。しかし、誰もが諦めず解決策を考え続け地道に道を切り開き、最終的にゴールにまでたどり着くことができました。
また、周りの人に感謝することの大切さを感じました。達成は、自分一人では決してできず、関係者全員の力で成し得るものだと思います。意見してくださる方や、最後まで協力してくださる方たちに、謙虚に感謝する心を忘れないことを僕も何度も学びました。
この1年半で得たものの中で最も大きかったことは、「仲間」だと思います。社会人経験の浅い僕がこう言うのも偉そうかもしれませんが、プロジェクトを進めて行く中で、助けてくださる方が本当に増えました。役職や職種の域を超えた社内外の関係者の方々などたくさんの方がプロジェクトやサービスに関与し、一緒に新規事業を創り上げました。この方々が、僕の日々の努力ややり甲斐、学びの源をくれ続ける存在です。今後もより、周囲のエンジンになれるよう邁進していきたいと思います。