これからエンジニアを目指す新卒メンバーが、ベテランエンジニアにインタビュー
エンジニアの世界に一歩足を踏み入れたばかりの私、新卒エンジニア志望の野口大輔(2020新卒)です。
エンジニアになったらどんなことをするのか。自分でどのような勉強しておくべきなのか。今はまだ分からないことや不安なことがたくさんあります。きっとそれは新卒の私だけでなく、これからエンジニアを目指そうと思っている多くの人が感じているのではないでしょうか?そこで今回、経験豊富なエンジニアで開発チームを引っ張っているtenso株式会社の犾舘さんに「将来のエンジニアに向けて」と題してインタビューしてみました!
【突撃取材】開発チームのリーダーはどんな人?
まずは犾舘さんの業務内容を教えてください!
私は現在はtenso株式会社で「Buyee」のシステム開発リーダーをしています。
今は、プログラムのコードを書くというよりも「こういうことをやりたい、こういう機能を付けたい」という感じで上がってきた企画をチームのメンバーに割り振ったり、
開発のサポートや相談を受けたりしています。
犾舘さんはなぜBEENOSを選んだのでしょうか?
実は、BEENOSに入社してからまだ3年くらいしか経っていないんです(2020年4月現在)。高校、大学と情報工学を学んでから、最初はIT企業(SIer)に入ってPHPをメインにいろいろな開発に携わっていました。次にアプリ開発をしている会社に転職し、開発のチームリーダーを任せられました。やりがいもあったのですが「アプリ1つだけでなく、もっと他の開発にも触れたい。もっとたくさんの人と一緒に働いてみたい」と思うようになりました。そんな時、BEENOSに出会いました。
エンジニアにとって何が大事なの?新卒のエンジニアとはどのように関わる機会がありますか?
新卒の皆さんとは、新卒研修で課題を一緒に考えたり質問に答えたりといった感じで関わる機会があります。新卒の皆さんは初めローテーションでBEENOSグループのいろんな部署を回ってから配属希望を考えてもらうので、Buyeeの開発の部署に来た時には一番関わる機会が多いと思います。
BEENOSの新卒は、入社していきなり配属希望で悩む心配はなく、エンジニアの体験をしてから希望するかどうか決めることができるのですね。未経験のエンジニアが、実際にエンジニアとして働く前にどのような準備や勉強をするのがよいと思いますか?
基本的には研修や業務を通して学んでいくので無理をすることはないですね。勉強するとしたら、実際の業務でも使う機会のあるPHPやデータベース(MySQL)、Gitの操作などがおすすめです!Web上で無料で勉強できるサービスもあると思うので、それらを利用するのもいいかもしれません。他にはAWS(*1)を個人で登録して、EC2(*2)やLambda(*3)などのメジャーなサービスを使ってみると面白いと思います。個人的にはLambdaが面白いと思っていて、今後もどんどん伸びると思っています。研修ではLambdaについては触れないですが、興味あれば是非調べてやってみてほしいと思っています。
*1 Amazon Web Serviceの略。Amazon.comにより提供されているクラウドコンピューティングサービス
*2 AWSのサービスの中の一つ。クラウド上の仮想サーバーを構築するサービス。
*3 同じくAWSのサービスの中の一つ。サーバーをプロビジョニングしたり管理する必要なくコードを実行できるコンピューティングサービス
エンジニア志望の学生はたくさんいると思いますが、どのような人と働きたいですか?また、どのようなエンジニアになってほしいと思いますか?
どのような人と働きたいかというのはその時の思いなどもあるので難しい質問ですね(笑)。ただ、エンジニアに関しては、すでに開発の経験者・初心者はあまり関係ないと思っています。BEENOSはSIerタイプの開発会社ではなく事業会社なので、事業に興味があったり、マーケティングの方面にも感心を向け「より良いサービスを作りたい!」と思える人が向いているのではないかなと思います。広くエンジニア志望の人に求めることは、個人的には「基礎を身につけてほしい」というところですかね。例えば「僕はPHP・Rubyが書けます!」とかではなく「こんなロジックが書けます!」という感じですね。プログラムとロジックは全然違うものなので、ロジックがきちんと理解できればプログラミング言語は何を使っても対応できると思っています。
野口:僕の同期も、インターンなどで開発経験がある人もいれば、ほぼ初めてに近い人もいます。確かにBEENOSの事業自体に興味を持って入社した人が多かった気がします。エンジニアにとって基礎が大事だというお話はいろんな場面で言われていますね。
そうですね。開発における『考え方の基礎』をしっかりと身に付けてほしいと思ってます。これはWeb開発という分野だけでなく、エンジニアの中でもたくさんある業種のどれに関しても、共通して言えることなのではないかなと思います。
色々な開発経験のあるエンジニアとして、エンジニアが技術的に成長するコツがあれば教えてください。
やはり先ほどの「基礎」あってこそだと思います。新しい技術を使うにしても、基礎ができていないときちんと理解するのは難しいので、そこを固めることが大事だと思います。それ以外だと、周りの人を観察するということですね。会社にはいろんな人がいるので、特にリーダーをやってる人を観察するといいと思います。
【興味あり!】もしも昔に戻ったら?
もし犾舘さんが今の知識・技術のままで、僕たちと同期の新卒エンジニアに戻ったとしたらどんなことをしてみたいですか?
おもしろい質問ですね。そうですね、しいて挙げるとすればいろんなアプリを作って世の中に出したいと思います。僕がエンジニアになったばっかりの頃と違って、最近はAWSだったりGCP(*3)だったりで簡単にサーバーを立てたりもできるので。
野口:それは、今BEENOSが開催しているビジネスチャレンジ制度のように、会社でたくさんサービスを立ち上げるという感じですか?
会社のサービスとしてでもいいし、自分の作業を楽にできるようなちょっとした物でもいいし。モノを作ることに挑戦してみたいなと思います。
【最後に!】Nextスタンダードについて
最後の質問です!BEENOSは「野心とテクノロジーで世界の可能性を拡げるNextスタンダードを創る」をパーパス(存在意義)としています。そのパーパスに向かう思いや姿勢は、社員一人ひとり様々な形があると思うのですが、犾舘さんにとっての『Nextスタンダード』とはなんですか?
エンジニアとしては「常にシステムを刷新すること」で、Nextスタンダードが見えてくると思っています。そうした中で気を付けていることは、不具合を出さないように細かくチェックしたり、ただ作るだけではなく「良いモノ」にしようと常に心がけています。
犾舘さん、ありがとうございました。