Corporate 2019.08.28

BEENOSの”0→1”をサポートする経理と法務の取り組み

世界の消費者に向けてサービスを提供し、グループ16社でグローバルな事業を展開するBEENOSグループ。

新規事業のみならず、既存事業でも新たな取り組みを次々と進めるその裏側では、管理部門のメンバーも様々なサポートを行っています。

そんな管理部門の中でも、経理と法務、それぞれを統括する2人に現在の業務内容やこれからの目標などをインタビューしました。
執行役員で財務経理室をとりまとめる松田と法務室マネージャーの亀井が語る、BEENOSグループの管理部門とは?
 

経理担当、松田

法務担当、亀井

 

法務にも経理にも複数のメンバーがいますが、業務内容や役割分担について教えてください。


松田:当社の財務経理室は、事業ごとで担当を分けています。担当者は、各事業会社の月次決算から入出金といったいわゆる経理作業だけではなく、財務、経営企画といった数値に関するあらゆることに携わっています。
各社の数値を取りまとめる過程で、それぞれの部署ごとの取り組みについても横断的に把握するため、その会社の現状を詳しく理解しているメンバーが多いです。

新たな取り組みを始める前に数値の流れにについて相談を受けることも多く、それはBEENOSグループの経理チームの特徴かもしれません。
各社代表が取締役会で業務報告をする際にも、現状の収益構造や費用の目的などについて補足説明をするために、経理も同席しています。
ただ、今後は担当を定期的にローテーションすることも考えています。


亀井:法務では、契約審査、稟議管理など一般的な法務部の仕事はもちろん、新規事業や既存事業の新たな取り組みを開始する前の法律相談も多いです。

当社の法務は品川オフィスと北九州オフィスに担当者がいますが、分担方法は経理のように事業ごとという訳ではなく、優先順位を考えながら内容を見て割り振っています。

事業部もスピード感をもって案件を進めているし、新しいことを行うときには「法務に相談する」というリテラシーが身についている方が多いので、事前に予定していなかった相談ごとも日によっては多くあります。
お堅い法律に関してなので、ともすれば敬遠しがちですが、法務室にはフランクなメンバーが多いからか「今から相談しに行っていいですか?」という事業部の方も多いです。

そんな突発的な案件も、法務担当それぞれの得意分野ややってみたい内容を考えて分担します。

 

法務も経理も、新しい取り組み・事業を始める前の事前相談が多いのですね。
どのような相談事があるのでしょう?

 

松田:BEENOSグループは、0から1を生み出すのが得意。新しい取り組みにどんどん挑戦するし、それをよしとしているカルチャーです。
新しいことを始めるとき経理が相談を受けるのは、いくら必要でキャッシュの流れはどうなるのか、という資金繰りに関することや、開始した後、流通額や売上、利益はどのくらいになるのかということ。

もちろん事業担当者も事前に予算を策定するのですが、当社グループは国内と海外を繋げるサービスが多く新しい取り組みも必然的にそうなるため、外貨が当たり前に出てくる。

為替差損益がどのようなタイミングで発生するのかを予測するのはなかなか難しいものです。そういった為替を含めあらゆることを想定し、何が数値としてどのくらいインパクトを与えるのかを事業担当者からヒアリングしながら見極め、経理がBSやPLのシミュレーションを行ったりもします。
事業を開始した後にスキームを変更し、リカバリするのは時間もお金もかかってしまいます。無駄が発生しない最適なスキームを事前に一緒に構築していくこともBEENOSグループの財務経理の役割です。


亀井:新しいことを始める前の相談が多いということは、管理部門として効率的に情報を収集し、更にスピード感をもって事業をサポートするためにも、経理と法務、もっと連携したいですね。


松田:法務と経理で新しい連携の方法を考えましょうか(ニヤリ)。
 

グローバルな事業を支える経理・法務として、工夫している点や大変だと感じていることを教えてください。


松田:現在、グループ流通総額のうち半分は海外取引。英語や中国語、時にはオランダ語の書類を手にすることもありますが、もうびっくりすることもありません。

あって「当たり前」という感覚です。海外から電話がかかってきたときは構えてしまいますが(笑)
外貨建て取引が多いので為替の動向を随時チェックしたり、税制も国によって異なるので専門書や業界媒体などで情報収集しています。


亀井:法務も日本語以外の契約書を確認することも多いですが、AI翻訳システムを活用したり、海外の専門家の意見も参考したりして、スピーディ―な対応を心掛けています。
最近は、海外の法律事務所で数週間インターンの経験をしました。海外のビジネス法を調べるとっかかりを得るために始めましたが、実務的にも法律に携わる者としても学びが多く刺激を受けました。

 

守備範囲がかなり広い法務と経理だと感じましたが、これから挑戦したいことや目指すところを教えてください。


亀井:
どの会社の法務よりも「一番面白いことしているおもしろ法務チームになること」ですかね。具体的に現在行っているのは、先ほどもお話した海外法律事務所でのインターン経験もそうです。

法務担当者がYoutuberになり、業務で関連が多かったり質問が多い法律に関して、動画で分かりやすく説明するYoutubeチャンネル「法む室チャンネル」をつくったりもしていますね。
他にも、当社独自の法務分野の検定をつくり、従業員に法務関係の知識向上を図るため受験してもらうという取り組みもここ数年行ってきました。
法務の仕事は定型化しがちと言われますが、クリエイティブにできることはたくさんあると思うのです。企業内法務の面白さを法律に携わる人たちにもっと知ってもらいたいと思い、法務職種にはめずらしいインターンも募集しはじめました。


松田:当社の財務経理担当は、経営企画や事業企画的な役割も多く、新しい事業や取り組みを生み出す際にも関わるため創る醍醐味を体感することができます。

そういうことに楽しみや誇りを持てるメンバーをもっと増やしていきたいですね。
世の中にはSaaSサービスも多く無料で使えるものがあふれています。そういったサービスのコアはどこで、マネタイズポイントはどこで、どのように収益を得ているのか。世の中の流れやトレンド、サービスにも興味を持ちながらも当社の管理部門として最適な提案ができるチームづくりをしていきたいですね。

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