Business 2019.07.19

「118の国や地域、どんな場所でもお客様の元へ商品を届ける」 Eコマースの当たり前を支える BEENOSグループのロジスティクス担当者にインタビュー!

国内・海外にてEコマース事業を展開するBEENOSグループのインフラを支えるロジスティクス。

国内外のお客様に商品をお届けする、そして喜んでいただきたい。そんな当たり前で重要なミッションを達成するため、陰で支えてくれているのが担当者です。

現在BEENOSグループは118の国や地域に幅広い商品をお届けしています。
マーケットがグローバルに拓く中、国によって物流の水準はばらつきがあり状況は様々です。そんな中で普遍的にお客様に喜んでいただくために担当者が考え、取り組むこととは?

本日は力強くも奥深い、そんなロジスティクスの世界と担当者の想いをお伝えするため、グループ内でそれぞれの事業を支える担当者の樋口と三宅の2名に、インタビューを行いました!

 

■入社してからの2名のキャリア

モノセンス樋口の写真
ショップエアライン三宅の写真

樋口:私が入社したのはネットプライス(2017年よりグループ外)でしたが、すぐにtensoに異動して、最初はセールスなどでキャリアを積みました。その後、ロジスティクスに異動しています。
入社したきっかけは知人が働いていたという、いわゆるリファラルだったのですが、当時テクノロジー業界に興味があり、入社に至りました。

三宅:私はショップエアラインに入社して数カ月はカスタマーサポートでしたが、その後ロジスティクスに変わり、ずっと担当しています。

 

■ロジティクスの普遍的なゴールはお客様に満足を届けること

―インタビュアーである私自身、ロジスティクスという分野に明るくないのですが、何をゴールに置いているのでしょうか?

樋口:サービスのフェーズや置かれている状況により異なりますが、お客様にサービス提供をするにあたり、「商品をお届けすることができる」というのは大前提です。つまり、ロジスティクスは中心で安定的に作動しているのが前提条件となります。まあ、だからこそロジははたから見ると日陰に見えるのかもしれませんが(笑)
そのため、安定で稼働できること+サービスの向上 ということをゴールに置いています。

三宅:商品が届いてお客様に喜んでいただけること、最終はそこに尽きます。普遍的ですがエンドユーザーに快適に届け、満足いただくことを追求しています。
 

―BEENOSグループはサービスが多く、国内完結・輸出・輸入と特色が様々なためミッションに違いがありそうですね。ロジティクスチームが追求し達成しなければならない軸はどう設定していますか?

樋口:前出のように、物流のゴールはある程度は同じで、大きく変わることはありません。そのため、サービス全体像をとらえ、柔軟に考えることが必要です。
私は各社を担当しましたが、tensoの場合だと、日本から海外120か国への物流でさらに商品も比較的何でもお届けしていて、サイズ・重量・種類など幅が広い。ただ、お客様はわざわざ購入しているため日本の商品に期待してますし、高い水準で求めています。一方で海外は物流のインフラが整っていない地域も多いため、安定的に届ける・破損を防ぐ、そこが注力すべき軸です。

まだローンチしたばかりではありますがFASBEEになると、商品はアパレルになるため、破損リスクはtensoより低い。そのため、国内ECと同感覚で使えるよう、企画・設計しています。速さなど、より快適でシームレスに。

三宅:ショップエアライン(セカイモン)の場合は、海外からの輸入になります。商品ジャンルごとに輸出入の可否があるため、まず法律順守。NG商品も水際で止める。また、お客様にも滞りなくその旨を伝えるオペレーション企画も必要ですね。一番大切なのは、お客様のもとに届いたときに正しい形で届いているようにすること。そこに注力しています。

樋口:tensoって、送れるものは何でも送るんですよね。トミカみたいな小さいものからゲームセンターにあるアーケードゲームのような大型のものまでお客様が欲しいと思い、届けられるものなら何でも。需要って様々で、日々色々なものが海外から購入されていることを知りました。

過去、心に残ったことのなかで、海外で荷物が破損したというご連絡をいただいたケースがありまして。届いた状態の商品写真データをお送りいただいたのですが、それが、箱が本当にべこべこで。日本では考えられない水準でも海外だと発生する。カルチャーショックが原体験ですが、そこから軸の作り方が明確に変わりました。
 

 

■ロジティクスを理解するために

―ロジを理解するために、周囲や担当者が認識しておくべき点ってありますか?

三宅の写真

樋口:あまりないですが、物流もまだまだ完全自動化には至っていないので最終は人が介在して成り立っています。そこを理解しているとスムースですね。

三宅:ロジって結構挟まれますよね。スケジュールとニーズの実現の間で挟まれる。

樋口:だからこそサービス全体を考えて、できる限り双方満足になる様、調整しています。判断力や俯瞰して全体像を考えて設計する力が必要です。

三宅:樋口さんのマネジメントスキルはすごい。話を聞くと、本当長けているなと思うことが多いですね。私は中立的な立場を心がけていますが、片方の理解を得ることが結果として双方の理解につながることも多いと思っています。だからこそ、フラットに考えて、判断しています。

樋口:恐縮です。地道な作業を自分自身が得意じゃないため、できる人を尊敬しています…。ただ、面倒くさいことがあるから改善や自動化できているので…活かしようですね。
 

―無茶振りかもしれないんですが、ロジあるあるとか‥何かありますか?

樋口:あるある…マニュアルの浸透までのハードルやスピードとか…?

三宅:それ…あるあるですね(笑) 最初敬遠されるとか(笑)

樋口:フロントでシステムを作った場合、浸透までがやっぱり少し時間を要しますね。結果として効率できるということを前提に作っているので、是非浸透させたい、使いたい。
ただ、どう伝えるかの部分まで含めての設計なので伝わらないと敬遠されますし結局使われないです。
だからこそどうハードルを減らせるかという視点で構築して、マニュアルも作って、徐々に浸透してもらうことも理解している必要があります。


―ロジティクス担当者同士、グループ内での情報交換など行っているのですか?

三宅:休憩スペースとかで。 

樋口:休憩スペースね、よくお会いしますね(笑) 定例は持っていませんが、ケースバイケースで案件毎に打ち合わせしたりしています。

三宅:グループ内はスポットでやっていますね。また、デファクトスタンダードの倉庫見学なども不定期で実施したりしていますし、情報交換の場を実務に即して持つことでグループとしての品質を担保しています。
 

 

■担当者がロジスティクスの未来に馳せる想いとは

―先ほど自動化の話が出ましたが、完全自動化についての考え方とか聞いてみたいのですが…

樋口:完全自動化も一長一短があるので、まだ時期ではないですよね。費用対効果だったり。

三宅:いつかはしたいですけどね。オール自動化はミスが減少したり0にするためのものとして捉えてます。ただ、有事にはヒューマニズムな対応が必要なんですけどね。

樋口:ロジのゴールである、安心で安定的な供給・高水準化のためにシステムがあると思っているので、
取り入れられるところは取り入れ、企画しています。増やせるパートは増やしていますし。
ただ、いつか全動化したいと思いますよ。高水準で安定させて、お客様に安心してほしい。そのためにテクノロジーやシステムを取り入れるという考え方をしています。
 

―ではお二人が、これからチャレンジしたいことについて、最後に教えてください!

樋口:最近モノセンスに異動して、メインのお客様が国内となりました。国内なので物流の品質は海外に比べて担保できますが、商品へのニーズが集中することが多いため供給のコントロールによって、欲しい、と思ってくださるお客様に商品をお届けできる様にしようと思っています。

三宅:特に予定にはないですが、今後、海外倉庫の立ち上げがあったら担当したい。自身の楽しみにもなりそうかな。


以上、ロジスティクス担当の2名へのインタビューでした。
グローバルコマースとして、距離を超え、国境を越え、お客様に商品と満足をお届けするために…
BEENOSは今後も世の中の可能性を拡げる事業創造に挑戦し、お客様に安心してご利用いただけるサービスを提供できるよう社員とともに邁進してまいります。