Engineering 2019.01.28

BEENOSグループの「エンジニア組織として目指すもの。」

BEENOSグループである、tenso株式会社。120ヶ国に向け越境EC事業を展開する。
今回はサービス開発を担当するエンジニアに「組織として目指すもの」についてインタビューしました。 

最高技術責任者:漆原(右)
システム部門 シニア・マネージャー:髙野/tenso株式会社(左)

 

現在のエンジニアの構成について。

現在のエンジニアの組織は、開発、運用の大きく2つの組織があり、合わせて75名程の組織となっています。(アプリケーション開発:35名、インフラ:10名、デザイナー:10名、運用:10名、社内SE・他:10名 程)

120ヶ国に展開する越境ECサービスの難しさ、面白さ。

難しさと面白さというのは表裏一体です。難しい事に真剣に取り組み、アイデアや技術・デザインによってそれらを解決して、顧客・ユーザーが価値を感じてくれた時、本当に楽しいです。特定の国を対象とした越境ECもありますが、BEENOSが取り組んでいるのは、全世界を対象とした越境ECで、その難易度はとても高いです。
すぐに思いつくものを挙げるだけでも、

- 多言語への対応
- 多様な決済手段への対応
- 多様な配送手段への対応
- 多様な禁制品への対応
- 多様な梱包ニーズに対する対応
- 多様な不正への対応
- 多様な言語・文化の顧客・ユーザーに対するカスタマーサポート
- 多様な要因でのシステム高負荷への対応
- ユニバーサルデザインへの対応

等があり、このどれもが一つの概要を記載するだけでも紙面が足りなくなるほどで、且つベストプラクティスのようなものが確立されていなく、様々な部署のメンバーが一丸となって、これらのベストプラクティスを作り上げています。BEENOSの越境ECは多くの困難・課題の解決に対峙する大変難しいサービスですが、これに取り組み続け、価値を提供し続ける事で、エンジニア等のプロフェッショナルとして、また事業家として、必ず成長します。

BEENOSグループのエンジニア組織の特徴。

事業会社として、今やるべきことを含め、実現したいことに対して「何をどう実現していくか」「どう技術をつかって実現していくか」を第一に考えられるメンバーが多いです。実現するために、社員や業務委託の方、スタッフを含め、協力して全員で実現に向け進んでいけるところが強みだと思っています。

「自主的」「能動的」に動ける環境とは。

社員には一定の裁量権があって、自主的に能動的に動いていけるような環境を意識しています。案件の担当者と一緒になって要件をつめたり、企画のミーティングにも出席します。企画担当者とはもちろんのこと、カスタマーサポートや営業担当などとも密に情報共有をし、実装に向けて一丸となって開発をしていきます。リリース前までの他部署との距離が近く、コミュニケーション量が多く、縦割りの組織でもありません。そういった背景から、個々のアイディアが出やすく、エンジニアとして使いたい技術や言語、やりたいことなどが反映されやすい環境です。実際、エンジニアからの意見は多いです。そうやってサービスをもっと良いものにしていける強いチームでいたいと思っています。

組織づくりで大切にしていること、目指していきたいチーム像。

強みである「他部署を巻き込み一丸となって開発する」力をさらに強めるためには、意見が言いやすかったり、意見をもとに全員でどうしていくかという環境を大切にしています。だから「こうやってくださいね」ではなくて、「こうやっていきたいと思ってるけど、どうしよう」と投げかけるようにしています。こうやってやればいいんじゃない?と自ら考えて動けるチームとなり、他部署や他のチームにも影響を与えるチームや組織にもっとしていきたいと思っています。
そして、技術的にも内外問わず強い組織をつくっていきたいです。
既存サービスの中には、長く続く非常に大きいサービスもあります。サービスを継続するためにも、フレームワークや言語を含め、レガシーなシステムをどうするかについても取り組んでいます。エンジニアとして積極的にサービスに関わり、バランスを取りながらも新しいものも取り入れ、サービスをもっと強くしていきたいです。

最後に、どんな人と働きたいですか?

よく言われる事ですが、「働く」という事は、人生のかなりの時間を占める営みです。この時間を、大いに楽しみ充実して過ごそうと考えている、活力に満ちた人と働きたいです。そのような人であれば、働く時、「どのような事をしたら楽しいか」「どのような事をしたらチームが楽しいか・ためになるか」「どのような事をしたら顧客・ユーザーは価値を感じてくれるか」のように考え、行動します。自分のためが人のためになるような結果に結びつきます。
そして、現在とこれからは、否が応でも、我々全員が国際的な競争にさらされます。そのような厳しい環境である事を認識し、しかし不必要に悲観的にならず、どうしたらそのような環境において生き抜き、価値を創出し、充実出来るかを考え行動する人、そのような人と働きたいです。

以上、エンジニアインタビューでした!