BEENOS株式会社(東証一部 3328)の連結子会社で、国内最大級のファッションリコマースサービス「ブランディア」を運営する株式会社デファクトスタンダード(本社:東京都大田区、代表取締役社長:仙頭健一、以下「デファクトスタンダード」)は中国最大級の越境ECマーケットモールである京東全球購(JD Worldwide)に正式出店いたします。ブランディアはアジアを代表するリコマースサービスとして成長するべく、中期目標として2025年までに海外販売比率50%を掲げグローバルへと販路拡大を推進しています。京東全球購への日本発の中古ブランド品販売において、大手企業としては初の出店となります。デファクトスタンダードは、BEENOSグループの培ってきたグローバルEコマースのノウハウを活かし、海外販路における流通拡大を加速させてまいります。
 

「京東全球購(JD Worldwide)」出店の背景 

 中国における中古ブランド品需要は伸長を続けています。中古ブランド品の購入割合はリユースの定着した日本やアメリカ等が30%ほどなのに対し、中国では2019年時点で5%程度にとどまっていますが、近年のサステナビリティの浸透といった消費者意識の変化からその需要が伸長しています。また、中国における中古ブランド品購入者の50%以上がミレニアル世代、Z世代であり、今後Z世代の消費力が増加するにしたがって、中国の中古ブランド品市場は著しい成長が期待されます。一方で中国国内の2020年のあらゆる分野の真贋鑑定数は2019年の1.5倍に伸長し、その中で中古ブランド品は65%を占めており、信頼できる本物を購入できるマーケットプレイスに高い需要があるといえます(注1)。
 ブランディアは2004年のサービス開始以来、ECに特化することでリユース業界においていち早くDXを推進し、買取対象が約7000ブランドに及ぶ圧倒的対応力と、一日に約10000点を査定する大規模オペレーションの体制を培ってきました。京東全球購ではこれまで、中古ブランド品の出店を認めていませんでしたが、成長分野として中古ブランド品市場の注目していました。販売を本格化させるにあたり、日本における知名度と真贋の信頼性、大規模な出品が可能な体制が評価され、今回のブランディア正式出店にいたりました。

 

ブランディアの海外販路展開

 ブランディアは中期目標として2025年までに海外販売比率50%を掲げています。2020年より各国のマーケットプレイスに直接出店し、リユース業で主要なCtoBtoBではなく、CtoBtoCで海外販路を強化しています。それにより各国の消費者のニーズを把握し、高需要地域に商品を販売することで高価買取を実現する体制を強化しています。2021年9月期決算では、買取単価が前年比171%に伸長しました(注2)
 ブランディアの素早く確実な真贋判定の技術と、これまでに連携・出品してきた海外マーケットで蓄積した知見、特に中国のマーケットプレイスで培った経験と、BEENOSグループのグローバルEコマースのノウハウを活かし、今回の出店においても商品の品質、信頼性を担保するとともに、オーダーから出荷まで、国内と変わらないスピードで対応する体制を構築しています。今回の出店でも、巨大な中国マーケットにおけるさらなる流通拡大を図ります。
 ブランディアは、海外販路展開と買取チャネル拡大の両軸によって、世界各国においてより需要の高いエリアに求められる商品を販売することで日本のお客様への買取価格へも還元し、どこよりも高い買取ができる構造を強化し、より高いレベルのサービスの提供を目指しています。

 

中国最大級の越境ECモール「京東全球購(JD Worldwide)」について

 京東集団(JD.com)は、中国最大級のインターネット通販企業です。成長著しい中国のオンライン小売市場においても、JD.comは最も高い成長率と売上を示しています。2021年12月期通期の売上高は、9,516憶元、前期比27.6%増と急成長を続けています。また、中国全土に倉庫を展開する物流ネットワークを強みとし、2021年のアクティブユーザー数は、2020年から20.7%増加し、5億6,970万人に達しました(注3)。
 京東全球購は、越境EC専用のモールで日本製品の販売にも力を入れており、日本発の中古ブランド品にも高い需要が期待できます。成長著しいマーケットプレイスへの出店により、中国のお客様とのタッチポイントをさらに拡大してまいります。


(注1) 奢易拍 「2021年中国二手奢侈品市场发展研究告」
https://weibo.com/ttarticle/p/show?id=2309404618605588513411
(注2)2021年9月期決算(2020年10月~2021年9月)の買取単価前年同期比
(注3)  JD.com Announces Fourth Quarter and Full Year 2021 Results
https://ir.jd.com/node/9896/pdf


株式会社デファクトスタンダードの特徴
ブランド品宅配買取サービス「Brandear(ブランディアhttps://brandear.jp/)」は、不要になったブランド品を「ダンボールに詰めて送るだけ」で査定・買取を行うサービスです。インターネットからお申し込みいただくと届く宅配キットにお品物を詰めて送るだけの手軽さ、買取対象が約7,000ブランドという幅広さ、査定結果に納得がいかない場合には、無償でお品物を返却する安心感から、これまでに述べ300万人以上の方にご利用いただき、リコマースにおけるオンラインマーケットを拡大してきました。
また、店頭で買取を行う専門店「ブランディア(https://brandear.jp/shop)」、ライブ査定「ブランディア Bell(https://brandear.jp/bell)」など買取の間口を広げ、オンライン、オフライン双方の利点を活かし、常にお客様の安心と利便性の向上を目指しています。さらに国内だけでなくグローバルリコマースにおけるマーケットを積極的に開拓し、国内外で求められるアイテムをお客様に直接、適正な価格で海外でも販売することにより、買取価格の向上に努めています。ブランディアは、価値ある品物を次に繋いでいく「バリューサイクル」な社会の実現を目指します。


株式会社デファクトスタンダードの概要
(1) 社名 : 株式会社デファクトスタンダード
(2) 代表者 : 代表取締役社長 仙頭健一
(3) 本店所在地 : 東京都大田区平和島3-3-8 山九平和島ロジスティクスセンター 5F
(4) 設立年月 : 2004年4月27日
(5) 資本金 : 100百万円※BEENOS株式会社(東証一部:3328)の連結子会社です。