BEENOS株式会社(東証一部 3328)の連結子会社で、国内最大級のファッションリコマースサービス「ブランディア」を運営する株式会社デファクトスタンダード(本社:東京都大田区、代表取締役社長:仙頭健一、以下「デファクトスタンダード」)は6月より中国最大級 の越境ECマーケットモールである天猫国際(Tmall Global)に正式出店いたします。ブランディアはアジアを代表するリコマースサービスとして成長するべく、中期目標として海外販売比率50%を掲げグローバルへと販路拡大を推進しています。世界有数のマーケットである中国消費者への越境販売は今回が初となり、BEENOSグループの培ってきたグローバルEコマースのノウハウを活かし、海外販路における流通拡大を加速させてまいります。
 

「TmallGlobal(天猫国際)」出店の背景 

アリババグループが運営する天猫国際は、現在、世界87の国と地域から2万9000以上の海外ブランドが出店されている、中国最大級の越境ECモールです。海外ブランドは5800以上の商品カテゴリーをにカバーしており、8割は中国に初進出するブランドとなります。(注1)今回の天猫国際への出店は、ブランディアの海外販売比率50%に向けて大きな推進力になることが期待できます。
天猫国際の出店者には厳密な商品の信頼性の担保が求められます。ブランディアは2004年のサービス開始以来、ECに特化することでリユース業界においていち早くDXを推進し、買取対象が約7000ブランドに及ぶ圧倒的対応力と、一日に約10000点を査定する大規模オペレーションの体制を培ってきました。
ブランディアの素早く確実な真贋判定の技術と、これまでに連携・出品してきた海外マーケットで蓄積した知見、そしてBEENOSグループのグローバルEコマースのノウハウを活かし、今回の出店においても商品の品質、信頼性を担保するとともに、オーダーから出荷まで、国内と変わらないスピードで対応する体制を構築しています。さらに、ライブコマースも開始し巨大な中国マーケットにおける流通拡大を図ります。

 

ブランディアの海外販路展開

ブランディアは中期目標として海外販売比率50%を掲げ、これまでに世界最大級の越境ECサイトであるebay、ヨーロッパ最大級のセカンドハンドファッションのマーケットプレイスVestiaire Collective、東南アジア最大級のマーケットプレイスShopeeに出店をしてきました。日本発の中古ブランド品への信頼性と海外からの問い合わせにも丁寧に対応するオペレーション体制により、各マーケットで着実に流通を伸ばしています。
また海外販路の拡大とともに、宅配買取サービスの改善や店舗展開、ライブ査定ブランディアBellなど買取のチャネルを広げ、海外のユーザーからも需要の高いアイテムを買い取る体制を強化してまいりました。2021年(第2四半期決算)における買取単価は昨対比126%に上昇しています(注5)。海外販路展開と買取チャネル拡大の両軸によって、世界各国においてより需要の高いエリアに求められる商品を販売することで日本のお客様への買取価格へも還元し、どこよりも高い買取ができる構造を強化し、より高いレベルのサービスの提供を目指しています。

 

拡大が期待される中国リユース市場と日本製品への高需要

中国は人口14億人を超える世界的な超巨大マーケットです。中国でこの10年ほどで購入された新品のブランド品の購入金額の累計は4万憶人民元(日本円で約64兆円(※2)と推測されます。これに対し中古品の購入比率は5%となっています。新品に対する中古品の比率は日本やアメリカ、イギリス、フランスといったブランド品の二次流通購入が根付いた国では20%を超しており(注3)、ライフスタイルの変化や中古ブランド品の流通状況に応じて、中国における中古ブランド品市場にはこれからさらなる成長の可能性を秘めています。
またアリババグループが2020年11月11日に開催した「天猫ダブルイレブン」ショッピングフェスティバルにおいて、越境ECの国・地域別流通総額ランキングでは、日本が5年連続1位を獲得しており、日本の商品は高い需要と人気を誇っています。(注4)日本商品の人気に加えて、日本発の中古ブランド品は真贋における信頼性の高さや状態の良さから高い需要が見込まれます。
 
 ブランディアは、グローバルリコマースサービスとして今後も世界に販路を拡大するとともに、価値ある商品をグローバルに循環させていくことを目指します。


(注1)2021年6月時点、天猫国際に確認。
(注2)1人民元=1.6円で換算
(注3) 报告发布|《中国二手奢侈品市场发展研究报告2020》优奢易拍与贸大中国奢侈品研究中心联合发布
https://mp.weixin.qq.com/s?__biz=MjM5NzU5MDk0Mg==&mid=2650942756&idx=1&sn=ae67c1a4618268975954eb3fd066e257&chksm=bd212fd58a56a6c3118d49ef7a512edd216fd112ee9510d5eb27afc9d033c57c37555e073598&token=2062887712&lang=zh_CN#rd
(注4)アリババグループ、天猫ダブルイレブンで過去最高の流通総額7兆円超を達成
https://www.alibaba.co.jp/news/2020/11/gmv7ecgmv.html
(注5) 2021年第2四半期(2021年1月1日~3月31日)の買取単価の前年同期比

◆株式会社デファクトスタンダードの特徴
ブランド品宅配買取サービス「Brandear(ブランディアhttps://brandear.jp/)」は、不要になったブランド品を「ダンボールに詰めて送るだけ」で査定・買取を行うサービスです。インターネットからお申し込みいただくと届く宅配キットにお品物を詰めて送るだけの手軽さ、買取対象が約7,000ブランドという幅広さ、査定結果に納得がいかない場合には、無償でお品物を返却する安心感から、これまでに述べ300万人以上の方にご利用いただき、リコマースにおけるオンラインマーケットを拡大してきました。
また、店頭で買取を行う専門店「ブランディア(https://brandear.jp/shop)」、ライブ査定「ブランディア Bell(https://brandear.jp/bell)」など買取の間口を広げ、オンライン、オフライン双方の利点を活かし、常にお客様の安心と利便性の向上を目指しています。さらに国内だけでなくグローバルリコマースにおけるマーケットを積極的に開拓し、国内外で求められるアイテムをお客様に直接、適正な価格で海外世界でも販売することにより、買取価格の向上に努めています。ブランディアは、価値ある品物を次に繋いでいく「バリューサイクル」な社会の実現を目指します。


■株式会社デファクトスタンダードの概要
(1) 社名 : 株式会社デファクトスタンダード
(2) 代表者 : 代表取締役社長 仙頭健一
(3) 本店所在地 : 東京都大田区平和島3-3-8 山九平和島ロジスティクスセンター 5F
(4) 設立年月 : 2004年4月27日
(5) 資本金 : 100百万円※BEENOS株式会社(東証一部:3328)の連結子会社です。