Business 2020.06.02

事業創造に挑戦し続けてきたマネージャーに新卒メンバーがインタビュー

こんにちは、20新卒の肥田です。
近年、就職活動やインターンシップで「新規事業立案」という言葉を耳にする機会が増えてきたように思います。それはワクワクする一方で、いざ自分が新たな事業を考えようとすると非常に難しい、ということを実感している学生も多いのではないのでしょうか。今回はBEENOSグループで数々の事業を立ち上げてきた人見さんにインタビューしてみました。

Profile プロフィール

人見 峻介(Hitomi shunsuke)
2011年にBEENOS株式会社(当時、株式会社ネットプライスドットコム)に入社。
Eコマースや女性向けのスマホアプリなどの立ち上げを経験し、現在はBEENOSグループの新規事業開発を担う責任者として、新規事業立案のマネジメントや国内スタートアップ企業への投資活動に従事。
生まれは京都で、一児の父でもあります。

インターネットの可能性に出会った大学時代

人見さんは学生時代、どのようなことに取り組まれていましたか?

私は主にインターネット関係のインターンシップに注力していました。同じ大学であり同僚の奥村さんからの誘いがきっかけで参加したのですが、その内容が新規事業を創造するというもので、ここからインターネットや事業創造に興味を持ち始めました。

大学卒業後起業を一度経験されているとのことですが、どのような事業をされていたのですか?

出身や大学が京都ということもあり、思い入れがあった京都の伝統工芸士の方が作られたものを海外に販売するという事業を1年ほど行っていました。今のtensoの事業と似ているようにも思います。その後、同じく奥村さんから当時BEENOSグループだったネットプライスを紹介してもらい、事業に興味が沸いたので入社を決めましたね。

大学時代より事業創造に挑戦され続けていますが、その理由ややりがいとは?

学生時代、インターネットには誰でもチャレンジできる環境があると感じたんですよね。人生1回しか無いので、自分自身がやりたいこと、自分自身がチャレンジしたいことをする方が成長するのではないかと思っています。僕自身が培ってきた経験や事業の楽しさ、時には厳しさを周囲や後輩達に伝えていき、事業創造に挑戦したいと思う人をどんどんBEENOSに増やしていきたいと思っています。もちろん自分自身もチャレンジし続けますが、それ以上にチャレンジできる環境を創りたいという思いから、グループCEOとインキュベーション推進室を立ち上げ、社内の新規事業担当者のマネジメントをしてきました。私がマネジメントしていたチームメンバーの事業がある程度形になってきたので、今は再び自分でも事業創造にチャレンジしています。周りの人たちがずっと挑戦し続けている環境にはとても触発されます。

BEENOSの社内には挑戦したいという気概を持った方がとても多いんですね。

そうですね、既存の事業の中でもどうやったらもっと伸ばしていけるか、という視点で挑戦している方もたくさんいます。

これまでの事業創造において、成功や失敗体験を教えてください。

私自身、新規事業を立ち上げて成功したと自信をもって言えるものは、残念ながら一つもありません。強いていうと、これまで私は日本のスタートアップ企業に投資をしてきたんですけど、私が携わるようになってから出資をしてきた会社は現在も存続して事業を続けている。これに関しては個人としては誇らしいものかもしれません。あとは、新規事業のマネジメントをしていた時、チームメンバーが実際に事業を形にするところまでこれた、という点では、成功の種を植えられたのかなという感じです。ただ、当時5人のメンバーがいましたが、2人しか事業を創れなかったという点では反省しています。当時の経験を見直しこれからに活かすことができればと思います。

今後挑戦していきたいものは?

事業を創り続けていかないと成長はないと私は思っています。その上で、私はマネジメントとして事業を創っていく人たちをサポートしていきたい。今も社内には率先して事業を創るメンバーはいます。そこに対してノウハウや知見、失敗談などの経験を話せる人は、今はボードメンバーと私くらいなのではないでしょうか。次のBEENOSを創る人を育てていければと思っています。


挑戦を後押ししてくれるBEENOSの環境

人見さんは、男性の育休取得がまだ珍しい時期に育休をとられたとのことですが、BEENOSでの働き方についてどう思われますか?

育休を取得することについて後押ししてくれたメンバーにもサポートしてくれた会社にも、とても感謝しています。仕事をしていると子供には朝と夜しか会えず、帰ったら寝てることも多く・・。それが育休を取得したことでずっと一緒に過ごすことができました。僕は当時の上長のCEOに「育休をとりたい」という話をしたら、「是非とってよ。」という感じですぐに了承してくれ、非常にうれしかったです。一ヶ月仕事を抜けることに後ろめたい気持ちもあり緊張していたのですが、そういうのを一切感じさせず了承してもらえたので、心置きなく踏み切ることができました。他にもニーズがあると分かったものに対してすぐに福利厚生制度が新たにできたりと、BEENOSはとても働きやすい会社だと思っています。

新型コロナウイルスの感染拡大防止策のため、BEENOSは早い段階からリモートワークに移行しましたが、仕事にはどのような影響がありますか?

生産性が上がったことはメリットとして挙げられます。例えば、MTGを行うと蛇足的な話が多くなってしまうこともあるかと思いますが、リモートだと時間内にいかに話を進めるか、ということに普段より気を遣っている気がします。通勤時間を含め全体的に時間のゆとりができたことで情報の整理もしやすくなりました。しかし、生産性が上がる一方でコミュニケーションの量は減少しています。何気ない日常会話から相手の雰囲気や考えていることを読み取れることがあると思います。リモートになることでそういった点は欠如してしまっているようにもみえます。あとは家に仕事をする十分な環境がない人にとってはやりづらい点も多いかと。子どもへの時間の掛け方にも気を遣いながら仕事に取り組んでいます。


会社、そして個人が大切にしている価値観

BEENOSの行動指針は「自立和尊」。チームメンバーにはどんな人が多いですか?

僕は上長という立場にいるのですが、チームメンバーは立場に関係なく何でも意見を言ってくれます。ビジネスの視点をメンバーに指摘していく中で、受ける側はYESだけでなくNOと思うこともあるはずです。その時みんなはNOの部分も言ってくれます。それはみんなが自立しているとも言えますが、組織としてうまくいっているからこそ忖度せず言えるのだと思います。言いたいことが言えないと不満は溜まるし、事業の遅れにも繋がっていくと考えているので、「言える環境」を創ることに力を入れてきました。

BEENOSは、「野心とテクノロジーで世界の可能性を拡げるNextスタンダードを創る」というパーパス(存在意義)を掲げています。人見さんが成し遂げたいNextスタンダードについて教えてください。

生まれ育った京都に支社を立てたいです。今リモートをやっていて、オフィスが無くても仕事ができると感じています。京都は僕の地元でもありますが、学生の多い場所でもあります。個性ある取り組みをしている学生が多い印象ですので、そんな人たちに事業創造の魅力をしってもらい、それが結果としてBEENOSにもいい風が吹けばいいと思っています。場所を問わずどこでもチャレンジできる環境ができればいいですね。それが私のNextスタンダードです。


(執筆後記)
何事にもやり遂げる思いで取り組み、その経験や知見は周囲と共有することで会社の成長にも繋がる、私もこのことを心に刻み仕事に取り組んでいこうと思います。私たち新卒は4月の研修で、人見さんにはメンターとしてもお世話になりました。新規事業を考えるワークの中で、視野を広く持つことの大切さや実現可能性、事業をマネタイズする難しさなど、早速多くのことを学びました。お話を聞く中で、これから新たなBEENOS社員の方々にお会いするのがより一層楽しみになりました。

◆BEENOS's Purpose(存在意義)ムービー
https://www.youtube.com/watch?time_continue=89&v=m4u6KSk3bZA&feature=emb_logo 

BEENOSに少しでも興味が湧いた方はこの動画も是非ご覧になってください。NEXTスタンダードを創る、その野心に満ち溢れたメッセージは私もお気に入りです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!