Corporate 2020.05.11

財務・経理ってどんな仕事? 財務経理室の室長が語るBEENOSの魅力

ベンチャー企業から大手上場企業と、幅広い舞台で経理・経営管理を経験してきた吉元。あるときは資産数兆円規模の上場企業で会計のいろはを学び、またあるときはベンチャー企業で管理部門長の業務と並行して、レストランのメニュー開発をしたり、農業現場で農家の方々と共に汗を流したり。様々な経験を積み、2019年11月にBEENOSにジョインしました。BEENOSは「野心とテクノロジーで世界の可能性を拡げる Nextスタンダードを創る」というパーパス(存在意義)を掲げていますが、吉元にもBEENOSで実現したい”Nextスタンダード”があるそうです。その”Nextスタンダード”とは何なのか?今回はそんな入社直後の彼に、BEENOSの魅力と財務経理室の業務内容をインタビューしました。


ベンチャーマインド溢れる上場企業、BEENOSの魅力

吉元さんはこれまでに様々な経験をされていますが、なぜBEENOSを選んだのでしょうか?

転職活動中にBEENOSを初めて知ったのですが、BEENOSは自分の転職条件に当てはまっているし、受けてみようかな?くらいの熱量で始めは応募しました。私はベンチャーと上場企業の両方を経験し、それぞれにその規模ならではの面白さや醍醐味があるなと身をもって体験したので、良いとこどりで「ベンチャーとしてのチャレンジマインド」があり、かつ「規模の利を生かした醍醐味や安心感」もある、そんな会社を探していました。BEENOSで採用面接を受ける中で、人事や執行役員、グループCFOやCEOと話し、上場企業とは思えない、良い意味での自由さやベンチャーらしさ、チャレンジスピリットを感じて入社を決意しました。

いざBEENOSに入社し、どのような魅力を感じましたか?

財務経理室という一見事業の現場とは縁遠いところにいながらも、チャレンジが目で見えるくらい身近に感じられるところ、あとは、上場企業でありながら、起業家が集まったような社風で、新しい事業や取り組みが生まれるスパンが、驚くほどハイペースなところですかね(笑)。普通であれば事業責任者であったり、その事業に直接関わっている人でなければ現場の熱量はなかなか掴み辛いと思うのですが、BEENOSでは財務経理室にいながらにして、数字だけでなく現場の人たちからの質問や相談の数、質、内容を通じて、今まさにこういうことにチャレンジしているんだな、このビジネスにはこういう課題があるんだな、という現場の課題が当事者レベルで感じられます。漫然と日々を過ごすような無駄な時間の経過がなく、面白味に溢れた会社だと感じています。


財務経理室の”Nextスタンダード”は・・・?

吉元さんの所属する財務経理室の仕事内容を教えてください。

BEENOSグループは、BEENOS含めて17社で構成されており、その大半はBEENOS本社の財務経理室で決算を締めています。よって、それらの各事業会社の月次・四半期・年次の決算を締めることがメインの業務内容です。これは、会社の大小に関わらず、経理部門として避けては通れない仕事ですね。次いで各種質問への対応です。各社・各事業を運営していく中で、様々なタイミングでお金にかかわる疑問が出てきます。例えば「こういう風にビジネスフローを組むと数値インパクトとしてはどのように反映しますか?」とか「開示資料のこの数字の内訳を教えてください」などがあります。質問や相談が日々あるので、誠実に検討し回答することも重要な仕事です。

「経理の仕事」と聞くと、パソコンに向かってひたすら数字を扱い、指サックやビニールのアームカバーを装着し、いかにもプロっぽい電卓をパチパチやって黙々と作業をする、みたいなイメージありませんか(笑)?意外とそういう仕事よりも事業会社の皆さんから情報を集めたり、質問したり、逆に相談を受けたり、それに対して検討したり、回答したりする仕事も同じくらいか、場合によってはそれらの方が多いくらいなんです。

その他に、開示資料の作成も経理の重要な役割です。例えば、決算短信や有価証券報告書の作成がその代表例ですね。いずれも形式や期限が法令で決まっているので、遵守しながら作成していきます。あとは監査法人や税務署との対応もします。これらがBEENOSの財務経理室の役割ですね。

業務量が膨大に感じます…!財務経理室は何人体制なのでしょうか?

現在は9人体制です。1人1人が事業会社を1社から数社担当していて、会社ごとに担当者を決めています。担当している会社のメンバーから質問・相談が来た場合、各々がその場でタイムリーに回答できるものもあれば、難しい質問やグループ全体に影響を及ぼす可能性のある質問はチーム内で相談してから回答するという流れで対応していますね。情報に関しても、日々やり取りする中で経理処理が発生しそうなイベント等はつぶさにキャッチアップするようにしています。情報不足が大きなエラーに繋がってしまうケースもあるため、日々アンテナを高くして情報を上手く集められるよう、コミュニケーションもとても大切にしています。

1人1人の裁量も責任も大きな部署なんですね!そんな財務経理室はBEENOSにとってどんな存在だと思いますか?

端的に表せば「相談窓口」という役割がすごく大きいと思います。どの事業会社も上場会社と思えないほど日々新しいサービスや施策が生まれてくるのですが、会社や事業が動くと、必ずお金が関係してきます。そういう意味で、事業責任者や新規事業の企画担当者になったことがある人のうち、経理に相談したことがないという人は、1人もいないのではないですかね?そういう背景もありつつ、グループの重要な相談窓口という役割が大きいように感じています。少なくとも何かを始める際は相談しなければならない部署という認識は共通してあると思います。

 財務経理室で感じられるBEENOSらしさはどのようなところですか?

僕自身、転職でいくつかの会社を経験してきましたが、経理的な課題や極めて難易度の高い処理が日々発生する会社というのは稀有なのではないかな、と思いますね。一般的な経理処理はある程度経験してきましたが、そんな経験がまるで役に立たないくらい、「あれ、これ調べないと分からないな。」というような難易度の高い課題が本当に頻発するんですね。それはBEENOSが日々色々な施策に挑戦して、様々な事業を生み出しているからに他ならないと思いますし、財務経理室にBEENOSらしさが表れている最たる事例なのではないかなと思います。粛々といままで通り頑張る。ではなく、新サービス創ります。〇〇と連携します。というような会社のチャレンジングな動きがあるからこそ、質問相談が絶えないのだろうな、と思いますね。僕はまだ入社半年ですが、いくつ相談に向き合ったか数えきれないくらいです。そこに一番BEENOSらしさを感じますね。

財務経理室の所属メンバーに共通していることや、得意なことはありますか?

経理や経営管理と聞くと、数字に強いんじゃないかっていう印象を持ちませんか?でも、実際は、「数字に抜群に強い人が集まっている」というよりも「数字に興味がある人が集まっている」という気がします。例えば、当社サービスの国と国とを跨ぐ越境ECの場合、どういう購買層にアプローチして、ビジネス上他社に比べた強みは何で、どのラインを突破すれば一気にスケールできるのか、ということに重きを置いて考えるのが事業部の方々ですよね。その一方で、国を跨ぐ取引をしたとき「日本の消費税や海外の営業税はどこでどうやって発生するんだろう?」「関税や消費税は発生するのか?」というような経理的ポイントや、「どういう風にお金は流れるのか?」「為替はどうなるのか?」「円高になったら得するのか、損するのか?」という部分に興味のある人が集まってきている印象です。

こう聞くとすごくコンサバな部署に聞こえるかも知れませんが、実際は、このような経理的検討なしに、ビジネスは成立しませんし、「強くしなやかな経理」として、こうした情報整理を積極的に行えるのが現在の経理メンバーの強みであり、共通点なのではないかな、と思います。そういう意味で「私すごく会計に強いんです!」っていう経理知識の潤沢さよりも、数字の根拠に高い関心があり、数字をきちんと一致させることに、良い意味で執着できる人が集まってきている印象です。

財務経理室は『数字に興味がある人』にオススメの部署なんですね!

そうですね、特にBEENOSの経理には他社ではなかなか味わえないような知識欲を満たすには余りある新たなできごとが次から次に発生します。学生の皆さんや就活中の皆さんにBEENOS財務経理室の良さをお伝えできることがあるとすれば、例えば会社に入って「新規事業を創る」というと、華々しくて分かりやすく、いかにも面白そうな感じがしますよね。

一方で、一見保守的に見られがちな部署にいながら、それらに関わる会計的に攻めの知識を吸収するチャンスがどんどん訪れるのはBEENOS財務経理室の面白い部分であるし、おすすめポイントですね。まるで自分が事業のスタートアップに携わっているかのような臨場感がありますし、また、普通は新規事業というと数年で一つ関われたら良い方だと思いますが、財務経理室では、そうしたスタートアップに経理的なサポートメンバーとして関われる機会が何度も訪れます。こういう職場に対して、楽しい!と思える人には向いている会社、部署だと思います。

ここまでは財務経理室についてお伺いしましたが、吉本さんにとっての『Nextスタンダード』は何でしょうか?

「 強くしなやかな財務経理室 」ですね。どうしても財務経理室、特に経理という言葉を聞くと働いている人も大人しくて、個人個人が一生懸命パソコンに向かって黙々と作業している、というイメージがありませんか?それを一新したい、というと大袈裟ですが、チーム力が高く、強さとしなやかさを併せ持った部署でありたいと思っています。じっと待っている部署ではなく、こうした方がいいんじゃないですか?こういう方法がありますよ?と、聞かれる前に経理から逆に働きかけていけるような部署でありたいと思うし、働きかけていける自分でありたいと思いますね。


就活生に向けてメッセージ

今日は様々なことをお伺いできました。ありがとうございました。最後にこの記事を読んでくださった就活生に向け、メッセージをお願いします。


ベンチャーらしさやチャレンジスピリットを持ちながら上場会社としての醍醐味も味わえる、ある意味で相反することが絶妙に同居している会社は、世の中にそう多くはないと思います。また、腰を据えて頑張れる環境があり、年齢や経験にとらわれることなく挑戦すれば誰でも活躍できる環境があり、私達のようないわゆる裏方の部署であっても主役になれる環境がある、BEENOSはそういう会社であり、BEENOS財務経理室はそういう部署であると思います。

「できないことに挑戦したい人」「何事も自分で考えて主体的に行動したい人」「仕組みづくりから携わりたい人」「責任と権限のバランスをしっかりとって働きたい人」「明るく元気に笑顔で働きたい人」そんなワードに、ご自身のアンテナが反応する方、興味がある方であれば活躍の場は幾らでもあると思いますので、是非とも入社いただきたいですね!

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