BEENOSグループで新規事業の開発を行うBeeCruise株式会社は、日本で働きたい外国籍人材と雇用したい日本企業、そして関係機関をテクノロジーで繋ぐSaaS型越境HRプラットフォーム「linkus(リンクス、https://linku-s.com/) 」の提供を7月15日より開始、9月24日には、新機能の提供を開始しました。

 

当社グループのDNAの一つに“事業創造”があり、新規事業担当者は日々社会課題を解決すべく試行錯誤しています。本日は、linkusの開発秘話について、事業責任者の岡﨑と、開発を担当したエンジニア椎名に話を聞きました!
 

linkus (https://linku-s.com/)とは 

 

 

アナログ作業をテクノロジーの力で全てデジタル化し、海外の求職者や送り出し機関、監理団体・登録支援機関、受け入れ企業など、全ての関係者で利用できるデータベースを設けることで、雇用までの営業活動・管理の両面を一気通貫でサポートするSaaS型プラットフォーム。関係者はlinkusに求人情報の登録を行うだけで、求人と候補者のマッチングや、ステータスの一元管理ができるほか、関係者がlinkus上にプロフィールを作成するだけで、自動反映で提出書類が完成するなど効率化を図る。

さらに、入国までのタスクの通知や共有、雇用開始後の在留資格更新や、定期巡回などについてもアラート通知を行い、フォローアップする機能も実装予定。

 

 

人口動態問題に立ち返り、linkus事業を立ち上げ。テクノロジーの力で就労をスムーズに。

 


 

―linkusという事業の立ち上げの経緯やきっかけは?

 

岡﨑:monosenseの中で新規事業担当をしていた頃、「人口動態」に伴う課題について当時の代表の仙頭さんと話しており、ベトナムの人材に注目が集まっていると言う話を聞きました。海外人材の日本での雇用に際するハードルが高いという課題は明らかですが、であれば、BEENOSで海外人材の紹介関連の事業ができるのではないか?と、事業提案をすることを決めました。最初はターゲットが広かったのですが切り口を絞っていく中で、少子高齢化による人手不足という課題に対し、何らかのサービス展開ができないかを模索。【技能実習】【特定技能】という市場を知り、海外人材の日本就労制度について調べました。

すでに現在、介護業、ITエンジニアなどの分野の人手不足は明らかですが、事業として、海外から人を招くことに拡がりと可能性を感じました。ですが、詳しく知るにつれ、来日する海外人材がより良い環境で働くためには、本当にたくさんの障害があることも分かりました。
来日する外国人の方々は、元々日本に良い印象を抱いて、たくさんの期待をして来てくれています。ただ、就労後にギャップを感じたり中には失望してしまうケースもある。

 

―よく報道もされていますね。

 

岡﨑:もちろん、報道されていることが全てではありません。
監理団体や受け入れ企業の皆様のサポートを受け、本当に良い環境で働き、生活している方々もいらっしゃいます。ですが、一部で起きてしまっているのも事実。本当に残念なことですし、解決したいなと。そこで解決策を考える中、BEENOSの持つ「IT」「越境」という強みが必要不可欠であると確信し、事業立ち上げの提案を行いました。スケジュール感としては3ヶ月。企画をブラッシュアップし、役員から承認。そして要件定義を行い、サービス開発を始めました。

 

 

コロナ禍の越境HRにも対応、離職した外国人人材の移籍サポート機能も


―実際にサービスインしてから、ステークホルダーからの反応はいかがですか?

 

岡﨑:linkusを使ってほしいと思っていた方々からは大変良い反応を頂いています。例えば、すでに現地の送り出し機関とも連携が始まっており、日本での就労を考えている外国籍の方々も登録いただいています。
外国籍人材はコロナウイルスが明けるまで入国制限があり、新規採用は少し難しいのですが、すでに日本にいる外国人が帰ることもできないという大きな課題に直面しています。そのため、日本にいらっしゃる外国人の方が特定技能を目指す新機能も先日リリースしました。

※リリース:SaaS型越境HRプラットフォーム「linkus(リンクス)」が技能実習から特定技能への在留資格切り替えサポート機能を提供開始

有益なサービスですので、この困難をサポートできればと思っています。そもそも目指している世界観としても、ステークホルダーの全員で作り上げていき、linkusを技能実習や特定技能分野での大きなデータベースにすることで業界全体の透明化や効率化を図っていくこと。周囲の協力あってこそです。

 

―試行錯誤もありました?

 

椎名:linkusはSaaS型であり、当社サービスの中では唯一のワークフローシステムです。膨大なページ数の中、結合度を意識したシステム設計は難しかった。また、行政に提出する公的書類を自動生成するための情報をデータベースに格納しているのですが、専門的な用語だらけの情報を抜け漏れなく定義し書類にマッピングしていく作業はメンバー全員で苦しくも乗り切った部分です。苦労の甲斐もあり、linkusは全てのステークホルダーに対し、システムが用意された状態でサービスインできました。フル機能として揃っている状態でサービス提供が始められたことはかなりポジティブだったと思います。

 

 

相互提案とチームワークでスピーディな開発に成功 頭脳の数が強みに。

 

―立ち上げが非常にスムーズだった印象があるのですが、スピーディな事業化のために心がけたことは?

 

岡﨑:立ち上げ時期は、バックエンドの準備なども多く、他部署との連携が必要不可欠になります。 これはBEENOSグループの強みでもありますが、全部署の皆さんが新規事業立ち上げに前向きな印象が強かったです。法務・広報・経理・人事・労務・総務の皆さんにいろいろな面で協力を快諾していただけたことが、とても心強かったです。

 

椎名:サービス開発で心がけたこととして、自分が加速装置になって周囲がすぐにトップスピードで走れるようサポートすること。また、グループの強みとしてシステム開発において、企画段階からPOと密に連携を取りつつ、必要な機能を見極めながら迅速に開発に着手していけるのは、社内に新規事業開発を得意とするエンジニアが在籍していること。だから実現できたのかと思います。

 

岡﨑:椎名さんはデザイナーからキャリアをスタートして、エンジニアになっていることもあり、見せ方から構築に入れたからおそらくスムーズだったのかと思います。開発する前段階の開発結果のページイメージを最初に作ってくれていたり。サービス領域についてもかなり前のめりに聞いてくれて笑 

 

椎名:岡﨑さんは本当に冷静でロジカルでとにかく速い。常に正確なレスポンスを返してくれたり、欲しいドキュメントをすぐ作ってくれたり。お陰で早く進みました。

 

岡﨑:これまで本当にいろんな業務をやってきて、営業・企画・プロモーション・メディア開発 など含めて一通り経験していたから、新規事業に活かせることが多かったです。

 

椎名:あとは、エンジニアが一人一人主体性を持って取り組んでくれたこと、それを岡﨑さんが受け入れてくれて、相互に提案しながら進めた結果としてスピードが出ました。チームメンバーの優秀さに助けられたと思います。

 

岡﨑:0→1は楽しむのが大事だと思います。モチベーション維持って大変ですし、不安感もありますが、そういう面ではメンバーに恵まれました。実際、エンジニアチームに対して提案した側としては、受けてくれる人たちが前のめりになっているか否かって伝わるんですよね。今回チームメンバー全員が前向きだったのは大きく、一緒に考えてくれる頭脳の数が多かったと感じています。

 

 

越境HRをトータルサポートできるプラットフォームへ。

 

 

―linkusを通して今後提供するネクストスタンダードを、どのように掲げていますか?

 

岡﨑:日本で働く海外人材へのサポートは、仕事や職場が関連する部分のサポートだけでは不十分だと認識しています。 つまり、生活する上でもっとサポートが必要で、その数は多い。住居・医療・保険など、 外国籍の方が日本人と同様にストレスレスな環境で生活し就業できるための、 周辺事業を含めたトータルサポートを提供できるプラットフォームを目指したいと思っています。そして、日本で働く海外人材をサポートすることで、日本の人材不足解決・地方活性化を図ります。

 

椎名:外国人が日本で働く時ももちろんのこと、いつか、日本人が外国で働く時もlinkusが世界中に浸透していれば、簡単に自分にあった仕事を見つけて簡単に海外で働けるようになると思います。私も一度は海外で働いてみたい思いがあるのでその時にlinkusを使って職を探せたら、なんて笑

 

岡﨑:個人的にも、グループ内でも新しい領域である、 【海外人材】【SaaS】【越境HR】という要素でのネクストスタンダードを確立させることを目指しています。 日本での就労を目指す海外人材の集まるプラットフォームとしてポジションを作れれば、周辺事業への展開もスムーズ。将来的には、linkus発の新規事業が生まれるなど、新しい柱を作りたい。それがきっと、本当のネクストスタンダードじゃないかなと。

 

椎名:エンジニアが身につけている課題解決力を様々な業界で活かされていってほしいと思っています。例えば元エンジニアが実家の旅館にITを持ち込んで経営立て直しに成功したように、エンジニアがサービスの前線に立っていくことが増えれば良い。エンジニアって今までのイメージだと発注者がいて、仕様書があって、コード書いて完成、と言う感じでしたが、本当の意味だと、もっといろんな業種に入り込んでいって、IT化していくのがあるべき姿のエンジニアなのではないかと。
私は個人的には、日本を元気にすると言うことで教育に興味があります。個人のネクストスタンダードとしては、新興国にITエンジニアリングを伝えていったり、「BEENOSテクノロジーズ」のような組織を作り、越境開発集団として展開して、アジア全体で仕事が回って知能やお金や、幸福が循環する、そんなビジョンを描いています。

 

―ありがとうございました!

 

linkusをハブとしたさまざまな構想・展開が本当に楽しみなインタビュー、毎度のことながら、事業責任者の人間味あふれる想いやビジョンに、聞いている私(広報)も心を動かされます。
現在新型コロナウイルス感染拡大の影響で、外国籍就労者にとっては非常に困難な状況が続いています。BEENOSグループは、越境HR分野においても、テクノロジーの力で透明・効率化を図り、当事者である方々にとって快適な就労の一助となることを目指します。
BEENOSグループは、今後もチーム一丸となり、新しいスタンダードを創ることで、世界の可能性を拡げてまいります。

 

事業責任者:岡﨑 

プロフィール
事業責任者として、事業構築からサービス企画・営業などを統括。前職までは芸能事務所でプロモーション企画やメディア開発を行う。縁あってモノセンスに入社、コラボ商品企画やモノセンス内新規事業担当を経て、BeeCruiseに転籍。


 

エンジニア:椎名 

プロフィール
linkusの開発PM 初期は要件定義・開発工数の見積もり・エンジニアのアサイン・画面設計からはじまり、開発中はタスク管理・開発業務を実施
webデザイナーとしてBEENOSに入社し、エンジニアに転身。現在はコードを書きつつ新規事業の開発PMをメインに業務を行なう。

BEENOSにはリチャレンジ採用(https://beenos.com/blog/4340/

投稿日:2020.09.28