Business 2020.07.31

国内事業のマーケターがグローバルマーケターに。 新卒入社1年目と10年目が語るBEENOSの魅力。

BEENOSに足を踏み入れたばかり、2020新卒の園田です。
今回は、BEENOSのグローバルグロースハックチームのマーケティングマネージャーを務めている奥村さんにインタビューしました。BEENOSはグローバルな事業展開を強みとしていますが、実際にどのような取り組みをされているかをお聞きしました!


高校生の頃からビジコン⁉奥村さんの学生時代は?

高校生の頃からビジネスプランコンテストに出られていた、という噂をききました。どのようなきっかけがあったのですか?

奥村さん:きっかけとしては、京都の実家が酒屋をやっているということです。家が商売をしているので、当時から自分で事業を創っていきたいと思っていました。普段の家庭の会話でも「今日はこんなお客さんがきたよ。」「今月はどれくらい儲かったよ」という言葉が飛び交っていたので、ビジネスが小さい頃から当たり前の環境でした。さらに父親が酒屋をやりながら異業種交流会に入っていて、いろんな方々と交流していたのを見ていました。その環境があったからビジネスに興味を持っていましたね。

園田:小さい頃からビジネスの話題が当たり前のご家庭だったのですね。学生時代はどのように過ごされていたのかを教えてください。

奥村さん:高校2年の時に大きな影響を与えてくれた人がいました。その人は、いろいろな企業に提案書を送ってその提案書からビジネスを作っていたんです。某大手飲料会社に提案を送ってメジャーなビールのきっかけを作ったらしく、それを知ったときに中小企業レベルでもビジネスを提案して想いが伝われば、大企業をも動かすことができるのだなと体感しました。

園田:僕が高校生の時にはビジネスのこと自体考えていなかったので、衝撃です!

奥村さん:その影響で、高校生の時に、とある大企業の社長に提案書を送りました。その当時はスマホではなくガラケーの時代で、ブランド品が女子高生に人気だったため、ブランドとコラボしたガラケーを作ったら売れるのではないかと思い大手携帯キャリアの社長に提案書を送ったのです。ただ、今思えばその提案はキャリアにするのではなく、ガラケーを作っているメーカー側に送った方が良いと思いますが(笑)

実際に、社長からではないが秘書室から「ご提案ありがとうございました。いろいろな提案が来ますが、高校生からの提案は初めてでした。」と言われて、目は通してくれているんだなということがわかりました。結局形にはならなかったのですが、水溜りに石を閉じれば波紋が起こるのと同じで、行動をするのは大切だなということを学びました。

園田:その原体験から行動の大切さを認識されたのですね。大学時代はどうでしたか?

奥村さん:大学時代はビジネスコンテスト、新規事業創造ワークインターンに積極的に参加していましたね。その中の「学チャレ」というBEENOSが主宰していたビジネスプランコンテストがきっかけでBEENOSを知りました。


BEENOSに入社してから今までの仕事について

ビジネスプランコンテストがきっかけだったのですね!そこからなぜBEENOSに入社を決めたのでしょうか?

奥村さん:学生時代の様々な経験からインターネットって面白いなと感じてました。自分でアイデアを考える時にインターネットビジネスに軸をおいて考えていました。その時に注目していたのがEC領域かネット広告です。BEENOSグループの祖業事業であるネットプライスとネット広告の会社から内定をもらって、最後は社長の目指す方向性や考え方に共感し、ネットプライスを選びました。実家の小売にはECの相性が良いという理由もありました。

園田:実際に入社してどのようなお仕事をしていたのでしょうか?

奥村さん:入社から5年間はネットプライスで日本国内のWebマーケティングに携わっていました。その後はtensoのマーケティングを経験し、今はBeeCruiseの中のG2H(グローバルグロースハック)という部署でマネージャーをさせていただいています。日本の商品を海外に展開したいクライアント様のために流通総額を広げていくというお仕事をしています。その大半がBuyeeの流通額を上げていくところと、グローバルファッションECモールのFasbeeの0→1のマーケティングの観点からの新規事業の立ち上げにも携わっています。海外への流通を拡大させるため、東アジア、東南アジアでシェアの高いShopeeなどのマーケットプレイスに展開し、伸ばしていくということもやっています。マーケティング施策を広めていくための販促や広告を担当しています。

園田:今までで一番思い出深い業務を教えていただきたいです。

奥村さん:台湾で1年間駐在していた経験が一番思い出深いですね。

入社して5年間ネットプライスで業務をしましたが、思うように結果が出なかったため転職しようかとも思っていました。そのタイミングで現代表の直井さんが声をかけてくれてネットプライスからtensoに移動し、tensoの中でもマーケティングをやっている割合が増えてきました。言語ができない中でYahoo台湾さんとの商談だったり海外出張にも行っていました。そんな中、直井さんとお話をしている中で「マーケティングや新規事業を考えたいのなら台湾に住めば?」と言われました。言語ができないなーと思っていましたが、選択肢として楽な道と困った道があったら大変な道を選んでおこうということで台湾に駐在することを決めました。台湾ではデータ分析の部署に在籍していて、チームの拡大として台湾支店を作れないかと駐在しました。20代の時に海外で働いていたという経歴はなかなかいいな、ということも少なからず思っていました(笑)

(台湾駐在時代のオフィスにて)

奥村さんの仕事観

実際にBEENOSで働く中でどういう時にやりがいを感じていますか?

奥村さん:自分たちが考えて施策を実行することで流通額が上がったり、試行錯誤したキャンペーンで過去最高の売り上げが達成できたりと、成果が分かりやすく面白いです。現在、マーケティングチームには十人くらいのメンバーがいます。みんながみんなマーケティングの経験者ではないのですが、メンバーが試行錯誤しながら考えた施策を実行し成果を上げた時には彼らの成長を間近で見ることができてやりがいを感じます。

園田:メンバーの成長を実感できる時にやりがいを感じるのですね。様々な経験を積んできた奥村さんはBEENOSはどのような会社だと思いますか?

奥村さん:「発展途上の舞台」です。

10年前の内定式に当時の社長は「会社は舞台だ。そこで自分が主人公として舞台のど真ん中で何か演技することもできれば、脇役として主人公を支えることもできるし、裏方で支えることができるかもしれない、というように考えたら良いよ」という言葉をいただきました。結局誰かに言われたから何かをするのではなく、自分がこれをやりたい、やるべきだと思うからその舞台に立つ。発展途上であり何かをみんなで作っていきますが、一人ひとりが作っているものは違っても良いと思います。舞台であり発展途上だなというのもあって「発展途上の舞台」と表現しました。

園田:発展途上の舞台という表現良いですね!仕事をする上で大切にしている価値観を教えてください。

奥村さん:現状に満足しないということです。就活の時、勝手に四字熟語を作ったんですよ。それが「現状未満」という造語です。不満を感じるというのは感謝をしていなかったりしてネガティブで良く無いと思うのですが、同時に現状に満足してしまったらそれ以上成長ってないと思うんですよ。昨日できたことは今日やって当たり前だし、今日できたことは明日できて当たり前。それが日であろうが週であろうが月であろうが年であろうが、それができていたら最低限の成長をしているということじゃないかと思います。現状に満足することがないようにということで「現状未満」という言葉を大切にしています。どのような立場であっても現状に満足せずに活動していくことが大切だと思います。


Nextスタンダードについて

BEENOSは「野心とテクノロジーで世界の可能性を拡げるNextスタンダードを創る」をパーパス(存在意義)としています。そのパーパスに向かう思いや姿勢は、社員一人ひとり、色んな形があると思うのですが、サービスや業務を通じて奥村さんが成し遂げたいNEXTスタンダードを教えてください。

奥村さん:Buyeeの延長戦ではあるのですが、ソフトな意味でいくと今関わっている事業の数字を上げていき、1000億の流通額を生むということに自分の力が貢献できたら良いなと思っています。自分自身のNEXTスタンダードとしては、自分が作り出したものによって、それまで出会うことのなかった人と人・モノが繋がり、その人たちがより良い生活を過ごし、感情を動かすことができ、利用していただいた方にとっての新しいネクストスタンダードになれば嬉しいなと思っています。

園田:僕はエンジニアですが、奥村さんのおかげでマーケティングチームについて少し知ることができました。ありがとうございました!