男性従業員が語る「育休取得のリアル」
HR室のいわをです。
当社グループは、従業員の個々人のライフスタイルに寄り添い、仕事もプライベートも充実した生活を送るためのサポートプログラム「ライフサポートプラン」を設けています。
ライフサポートプランには3つの柱があります。
1.ライフサポート制度
ライフステージによって就業時間が制限される社員が、勤務時間や就業場所などの制約を軽減した就業形態を選択することができ、柔軟な働き方を推進。
2.ママ&パパ サポート
従業員のご家族をオフィスにご招待する「ファミリーデー」の開催や、育休中の方にも社内状況・事業活動内容などを知ってもらうために社員総会の案内をするなど、男女問わず仕事と育児を両立しやすい環境を整備。
3.有休休暇取得奨励日の制定
有給休暇を消化してリフレッシュすることと各自がタイムマネジメントを意識したメリハリのある働き方を推進するため、「有休奨励日」を設定。
今回は、最近、育休を経験した男性社員にインタビューをしました。
BEENOSグループで新規事業開発チームの統括を行う人見。
ネット通販事業でCRM領域に従事しながらスマホ推進部の責任者としてサイトリニューアルやプロモーションなど幅広い分野を経験する。その後、企業内起業にCo-founderとして参画し、女性向けスマホアプリの事業を立ち上げる。
現在は、BEENOSグループのインキュベーション事業の責任者として、新規事業立案のマネジメント及びスタートアップへの投資活動に従事。
人見は、今年の5月から1か月間、育休を取得しました。
育休を取ろうと思ったのはなぜですか?
子どもが妻のお腹の中にいるときから、育休を取ろうかな、、と考えていました。
というのも、自分が幼少期に父と遊んだ記憶があまりなく、少し寂しいと感じていて、自分に子どもが生まれたら一緒に過ごした思い出をたくさんつくりたいなと思っていたからです。周りの人から勧められたり、誰かの影響を受けたわけではありませんでしたね。
社内の反応はいかがでしたか?
まずは、上司である代表に相談しました。相談する前まで、どんな反応が返ってくるかな、、、と緊張しました(笑)
でもその心配は杞憂でしたね。「いいじゃん、とってよ。」と即答され、後押ししてもらったのを覚えています。
ご家族の反応はいかがでしたか?
今の子どもの成長を一緒に見て一緒に頑張ろう、というスタンスで、すごく共感してくれました。
なぜこのタイミングに?
もっと早い段階でとろうと思っていましたが、仕事のことも考えながら時機をうかがっていました。離乳食を食べ始めると、さらに大変になると聞いたことがあって、そのタイミングで育休をとろうと決意しました。
1か月間、試しに育休とってみようかな、という気持ちが大きかったです。終わってしまうとあっという間なので、もっと長期で取ればよかったかな。。と今では思っています。
仕事に関する心配はありませんでしたか?
全くありませんでした。
僕は新規事業開発の部署をマネジメントする立場ですが、チームメンバーは事業家なので、各々が自分のスタンスで決断できるような自立したチームビルディングを日頃から心がけていました。
今回、メンバーに「育休をとろうと思う」と初めて話した時も、「いいじゃないですか!」とすんなり受け入れてくれて、応援してくれましたね。
特に心配はなかった、、ということでしたが、仕事はノータッチだったのですか?
メッセージアプリのSlackで社内メンバーとのコミュニケーションはとっていましたね。あと、子どもが寝たすきに、メールのチェックはしていました。
育休を終えて、ご自身の中での変化はありましたか?
二人がかりで育児をしても大変なのに、普段日中は妻一人なので、妻への感謝の気持ちが大きくなりました。
もともと共働きだったので、気づいたことは自分がする、というスタンスでお互い家事と育児を行ってきたし、妻から不満を言われたこともありませんでしたが、もっと自分もやらなくては・・と思い知らされましたね。
おむつも気づいたときには替えていたので、回数を重ね慣れてきました。
同じ年ごろの子どもをもつ友人夫婦と会ったとき、僕が手際よくおむつ替えをしているのを友人の奥さんが見ていて、「人見さんのようにできないの!?」と旦那さんが怒られているのを聞いたときは、ちょっと嬉しくて優越感を感じましたね。(笑)
当社でも男性で育休を取得したことがあるのは少数ですが、これから育休をとろうと思う人に向けてコメントをお願いします!
せっかくの制度なので、僕は活用するのをオススメしたいと思っています。
次、僕が育休を取得する機会があるとすれば、今回よりも長くとりたいですね。仕事中では見ることができない子どもの姿をそばで見ることができるし、成長を感じるのはとても貴重だと思います。
子どもは敏感なので、手を抜くとすぐに気づきます。これからも妻と密にコミュニケーションをとり、支えあいながら子どもと向かい合っていきたいと思っています。
最後に人見と同じチームの方にも、お話を聞いてみました。
ー人見さんが育休を取られると聞いて、どう思いましたか?
人見さんのように長くBEENOSグループで働かれている方が、率先して育休を取得されることで、周りの人も男性の育休について意識するようになる、良いモデルケースになっていただければと思い、「ぜひ育休とってください」と応援しました。
育休取得について、結構早めに共有いただいていたのもあって、心づもりも準備もしていたし、特に不安はありませんでした。
人見さんが育休中に困ったことなどはありませんでしたか?
普段当たり前に横に座っていた方がいなくなると、ちょっとした相談事ととかを気軽にできなくなったという不便さは少しだけありましたが、Slackでコミュニケーションをしていたし、特に困ったことはありませんでした。
育休を終えた人見さんに変化を感じましたか?
もともとクールな方なので(笑)、何かが変わったという感じは受けませんでしたが、フルで子育てに向き合って、大変だったなーという話はしていました。
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当社は「育休」を、取得する従業員やご家族の方、そしてその周囲の方々がそれまでには気づかなかったことを発見・意識することができるひとつの機会ととらえ、男性の育休取得をこれからも推進していきたいと考えています。